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書くことがない時は、記憶から感動を引っ張り出してくる

「自分の名前で仕事をしたい!」「副業でもやってみようかな・・」そう思う方がまずぶつかるのが発信の壁のようです。

会社の力ではなく個人の力で生きていこうと思った時、まずは未来のお客さんと出会いの数を増やしていく必要があります。

そのため、多くの人がとりあえずnoteで自己紹介文を書いてみたり、インスタで写真を発してみたりします。手っ取り早いですから。でも忙しい毎日の中で発信していくうちに「未来のお客さんと出会う」という目的が次第に「発信」そのものになってしまって、苦しくなる方が多いように感じます。

文章ワークショップを開いていると「書くことがないです。何を書けばいいですか?」というお悩みをよく聞きます。そういった方によく「なんでも良いので、感動したことを書いてみてください」とお伝えしています。

先日、ライターの田中泰延さんがラジオでこんなことをおっしゃってました。

「書くことがない」ってぼやいてる人に「今日何に感動しましたか?」って聞いてみるんですよ。そうすると大体「いや、感動なんてないです」って返ってくる。
でも「今日何をしましたか?」って聞いてみると「仕事行って、カレー食べて、ここに来ました」とか言う。その人にとってはカレーの美味しさや、仕事でなんやかんやあったり、心動くことはたくさんあったはずなんです。

さらに話は続きます。

「去年の8月、何してましたか?」と聞いてみると大抵「去年の8月ねえ、ディズニーシーに行ってきました」とか返ってきたりします。大抵の人は1ヶ月にトイレ400回くらいいってるはず。でもトイレじゃなくて『ディズニーシーに行った』って感動を引っ張り出してこれる。こうやって出してきた感動を書けば良いんです。(大意)

発信を続ける、それは言い換えると「自分の中の感動を引っ張り出してくる」のようです。
感動というのは何もポジティブなものに限りません。例えば

・アボガドが300円に値上がりしてる、いや高すぎ!
・なんでMTG終わった後に「議事録お願い♡」とか言うかな~ムカつくわマジで
・ちょっといいなと思ってたあの人から下の名前で呼ばれた・・急に世界がバラ色に見えてきた

などなど、感動というのは心が動くことのことの全てです。

「そんなんじゃ文章なんて書けませんよ。だって1000文字くらいは書かないとダメでしょ?」

そうおっしゃる方は、逆に「とても1000文字では収まらない」ことを書いてみることをお勧めします。私は感動することなんてありませんという人も、人生全体をよく見渡してみれば、心動かされなかったことが一度もないなんてことはないはずです。書けそうなことを思い切り書き綴り、そこから必要ないことは削っていく。

こう考えていくと自分の名前で生きるということは、どれだけ自分の心が動いたか・それに気づけるかが重要になってくる気がします。

会社にいると何も感じずに上司や顧客のニーズをどんどん満たせる、鈍感力の強い人が有利です。でも心動かされたことに敏感に気づける人の方が、発信関係なく人として魅力的ですし、そういう人にお仕事をお願いしたいと私なら思います。

感動を出来るだけそのまま、飾らずに心から取り出すことが「書く」への一歩になるようです。





5月28日(火)の入門編は、あと2席ございます。

5月29日(水)から始まる講座も、あと1席大丈夫です。

いろいろお疲れの方は、ほっこり創作ラジオをどうぞ。

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ご覧いただけますと嬉しいです。


今日もお読みくださりありがとうございます。
今週も適当にしっかり、参りましょう!

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小澤仁美
最後までお読みくださり、ありがとうございます。書き続けます。