自分の仕事を作りたいなら、「まかない」をたくさん作ろう。コスト0で無限に商品を作り続けられるスーパーエコシステムとは?
自分にしかできない仕事をしたいなら、「まかない」をたくさん作ろう。
まかないというのは、焼肉屋のアルバイトが食べる黒毛和牛チャーハンのことだ。
⬇️昨日の連ツイの内容を今日は深めていく。気になる人はこっちも見てみてネ
黒毛和牛はチャーハンにするもんじゃない
普通、黒毛和牛はチャーハンにしない。チャーハンを作りたくて黒毛和牛を買いに行く人はいないからだ。(探せばいるかもだけど)
でも、「焼肉屋でお客さんに黒毛和牛を提供している」という前提があれば、はなしは別だ。
お客さんに出したお肉の切れはしが余る。この余り物でチャーハンを作るとバイトのJKが喜ぶわけだ。現にうちの奥さんは30歳になった今でもバイトJKとして食べた黒毛和牛チャーハンの味を覚えている。
この13年間で散々美味しいものを食べてきたはずなのに、それでも記憶に残り続けている黒毛和牛チャーハン。これこそ個人で仕事を作る時に大事な感覚なんじゃなかろうか。
余っているものを「まかない」にすると価値が生まれる
なぜうちの奥さんはいまだに黒毛和牛チャーハンのことを覚えているのか。よっぽど美味しかったからだ。でも考えてみてほしい。
お店側はJKを感動させるために何かコストを払っただろうか。0だ。本来だったら廃棄する肉の切れ端を使って、オーダーが少なくなって暇になった時間に、余ったお肉と余った時間を使って作っただけのまかない。これが13年後も残っている感動の正体だ。
焼肉屋さんだからいいお肉の切れ端が余る。余り物で作るから黒毛和牛チャーハンのように「作れそうで作らないもの」ができる。この感覚は僕が個人で仕事を作っている時の感覚と全く同じだ。
生きていれば、逆境を乗り越えたこともあるだろう。自分の得意な分野に気づくことも、仕事を通じて専門的な知識身につけたこともあるかもしれない。もちろん過去の体験は自分のために向き合ってきたことなんだけど、その時の学びや気づき、知識は自分の中に残っているはず。
これがいわゆる『肉の切れ端』だ。体験による学び、仕事を通じて得た知識、人との出会いで大きく揺れた感情。これらを総動員して「まかない」を作ればあなたにしかできない仕事が完成する、というわけだ。
中学生でも習う商売の原理原則で「まかない」の強さを説明できる
「ものの値段は需要と供給で決まりますよ」と学校で習うのは中学3年生だったかな?需要というのは欲しい人の数で、供給というのは提供する人の数だ。
需要が高いものを作れば儲かるが、供給が多いと価格競争が始まって値段が下がってしまう。そんな話だ。
まかないを作れば儲かる仕組みを中学3年生でもわかるように解説しよう。
さて、あなたは自分自身のために向き合ってきた経験を使ってどんなまかないが作れるでしょう。考えてみたらいいんじゃないでしょーか。というお話でした。
参考:おはなし屋なおとのまかないレシピ
さいごに、僕のまかないづくりを紹介します。参考までに。
まず、焼肉屋。YouTube。
この日は森を歩きながら動画を撮ったんですけど、目的は「カメラの前で緊張して喋れなくなる自分を変えたい」だったんですよね。
で、この日の撮影を通して感じた「森を歩くことを仕事につなげられる生活最高やなぁ」という気分を言語化したくて、noteに書きました。まかない1。
このnoteに出てくる友人の社長「うっちー」に出演料としてコーヒーをぶん投げたところ、キッチンカーでバカ稼ぎしているという面白い話を聞きました。
仕入れた話を【寝る前ラジオ】で話しました。まかない2。
この次の日の朝もYouTube動画を撮りました。うん、森に行ってから調子良くなってんな。よかったよかった。この動画は今日か明日公開します。
そのあと、クライアントさんとのセッションでまかないの話をして、なんか自分の中で繋がったことがあったので、Twitterで連ツイしました。まかない3。まかないのはなしでまかないを作るという高等技術。
スランプを抜けた話をオープンチャットでやって、まかない4。
連ツイの内容を【寝る前ラジオ】で深掘りしました。まかない5。
で、朝起きてYouTubeを撮ろうかな〜と思ったのですが、noteの気分だったのでこの記事でまかない6です。フードロス0。まかないからまかないを作るスーパーエコシステム。
今日はもう少ししたらクライアントさんとのセッションなので、きっとこのまかないのはなしをするのではないでしょうか。そうすればまた無限にまかないが作れちゃいますね。
とにかく「あるものを徹底的に使う」を意識すると、「まかない」が作れて、原価0で無限に仕事が回せるよ、というお話でした。
またどこかのまかないでお会いしましょう。ほなまた