キャッチボールも仕事になる??毎日遊んで暮らしたいなら、社長になろう。
今日は「その世界で生きている人には理解できるけれど、そうではない人には全く理解できない」そんな話をします。自分のやりたいことに経済を作っていくという話です。平たくいうなら「これは仕事だ!」と言い張りながら、大人が正々堂々胸を張って遊べる方法です。本題に入ります。
僕は今まで自分の思いつくありとあらゆることを仕事にしてきました。喫茶店でお茶をしながら人と話すこと。公園でキャッチボールをすること。散歩をすること。一緒に銭湯にいくこと。家で酒を飲むこと。パチンコに行くこと。ドライブをすること。観光名所を歩いて回ること。ラーメン二郎を食べにいくこと。サウナにいくこと。森をあること。写真を撮ること。思いつくありとあらゆる遊びは一通り仕事にしてきたと思います。
むしろ遊んでばかりです。でも僕は遊ぶことでお金を稼いでいます。休日に一人でやることで、仕事につなげたことがないことはほとんどありません。僕は自分の生き方そのものを仕事にしています。
なぜこんなことができるかというと、僕は「遊びながらでもお金を稼げる構造を作っている」からです。はい、この辺から理解できる人が一気に減ることでしょう。世の中にある『仕事』という概念から大きく外れるからです。
時間を拘束されることもなく、誰かの指示を仰ぐこともなく、お客さんに頭を下げることもなく、僕の経済は回っています。普通の人は僕が仕事でやっていることは休日にお金を使ってやることです。でも僕は普通の人と少し働き方の構造が違うので、平日にお金をもらいながら遊んでいます。もちろん、休日にお金を使って遊ぶこともありますよ。でも、僕の仕事は遊べば遊ぶほど収入が増えます。意味がわかりませんよね。
以前、こういうことがありました。今から5年ほど前、僕は東京の中野区野方という場所に住んでいて、1DK のアパートに4人で暮らしていました。僕僕たちはとても仲が良く、毎日時間の合うメンバーで近所の公園にキャッチボールに行っていました。5年経った今でも「あの時は楽しかったねえ、毎日のようにキャッチボールしてさ〜」と言い合うほど若者としての青春を謳歌していました。
あの共同生活からしばらく経った後、当時一緒に住んでいたメンバーの一人(うっちー)から電話がありました。うっちーは家をアパートを出た後に起業をして、今は建設会社の社長をやっています。うっちーは電話越しにこう言いました。「なお、俺は起業してからすごいことに気づいたよ」って。うっちーは続けます。
「あの時の4人暮らし、楽しかったけど俺は見落としていたことがあったんだ。あの時のあの生活で、貯金が増えていたのはなおだけだった。なお以外の3人はみんなアルバイトの時間を削ってキャッチボールしてた。だから公園に行くたびにお金が減ってた。中1日で登板してたときは本当に金がなかった。
でもなおだけは違った。なおが一番時間があったのに、なおが一番お金を稼いでた。これがどういうことか当時は気づかなかったけど、社長やり始めた今ならわかるよ。そういうことだったんだな」
そうなんです。僕は毎日のキャッチボールに必ず参加するほど暇でした。むしろ3人がみんなアルバイトで忙しくて相手をしてくれない時間も、僕はグローブを二つ持って公園に行っていたのです。
何をしていたかって?仕事です。シェアハウスの住人が忙しい時は、クライアントさんや仕事で関わっている人を公園に呼んで、ボールを投げ合っていました。つまりあの時の4人の中で僕だけが「キャッチボールをしながら仕事をしていた」のであり、彼ら3人は「仕事の合間にキャッチボールをしていた」のです。この違いがわかりますかね?
勿体ぶっても仕方がないので、結論から話します。僕は自分のビジネスを持っています。誰かの仕事をお給料をもらってやるのではなくて、自分の仕事を自分で作って自分にお給料を払っています。ですから僕は自分に「この仕事をしてね」と自分で指示を出すことができます。わかりやすく説明するなら「社長も従業員も全部自分」みたいな感じです。だからいくらでも自分のやりたいことを仕事にこじつけることができます。
「今日は打ち合わせだけど、場所は公園でグローブをはめてやります」ということができるのです。でも僕以外の3人はアルバイターでしたので、会社が「これをやってね」ということをやらなくてはいけません。
うっちーはレンタカー屋さんで働いていたのですが、「洗車する時に野球のグローブつけてもいいですか?」と聞いても「洗車用のグローブならいいけど、お前は正気か??」と怒られるだけでしょう。でも僕は怒られません。社長は僕ですから。
実際に4人で暮らしている時も、お金も時間も一番持っているのは僕でした。僕は生活全ての時間をこじつけて仕事にできます。ですから遊んでいるように見えて一番長い時間働いているのも僕なのです。彼らがそれぞれのバイト先に出勤している間に僕はパソコンを開き、カタカターっとやり、クライアントに連絡を取り、「公園に行こうぜ」と誘い、一緒に晩御飯を食べて帰るのです。
普通の会社だったらこんなことあり得ませんが、「社長が好き勝手に遊ぶように働いている」と考えれば少しはイメージがつくのではないでしょうか?そう。僕は社長なんです。実際に会社を建てていたわけではないので厳密には『社長のようなもの』なのですが、もうこの際社長ということにします。僕は社長なので、自分が仕事につながると思ったことはなんでもやってOKです。
それが儲かるか儲からないかはもちろん自分の責任ですが、「これは遊んでいるのではありません、れっきとした仕事です」と言い張れば基本的に全てのことが仕事になります。そして僕は自分のやりたいことを仕事にし続けて生きています。
何が伝えたいかって、自由に働いてお金も欲しいなら社長になるしかないよねってことです。社長になればそれがOKってことです。そういうルールなんです。世の中で偉そうにふんぞり返ってる人ってだいたい社長じゃないですか。「社長がそんなに偉いのか!」とヤジを飛ばしたくなる気持ちもわかりますが、実際に社長は偉いのです。
この偉いと言うのは「会社の中で一番偉い」というだけで人間的に優れているとかそう言う話じゃないですよ。社長であろうが子供であろうが人間の価値は同じです。でも、だいたいの「やりたいことをやると怒られてしまうからできない」と考えてしまう時、その『怒ってくる相手』は上司とか社長とかですよね。親やパートナーのケースもあるかな。
つまり、『自分より偉い奴がいる状態で好き勝手やると怒られる』という構造なわけです。僕は社長なので自分より偉い人がいません。なので何をしてもよくて、どんな稼ぎ方をしても誰にも怒られなくて、朝何時に起きようと、仕事をしようとしなかろうと、自由です。稼いでいるから自由なんじゃありませんよ。会社員で年収1000万円あるけど全然自由じゃない人はたくさんいます。僕の年収は1000万円もありませんがめちゃめちゃ自由です。僕より偉い人がいないからです。
いや、僕より偉い人は一人だけいます。奥さんです。僕は部屋の電気を消すことができないし、すぐものをなくすので、いつも怒られています。でもそれは仕方がないことなのです。子育てを一番責任を負ってやってくれている奥さんには頭が上がらないので、家庭という会社では奥さんが社長です。でもうちの奥さんは僕の仕事に関しては何も言いません。どこに誰と遊びに行こうと娘のお風呂の時間までに返ってくれば何も言わないし、仕事をしていないからと言って「真面目にやれ」とか「もっと稼げ」とは言いません。仕事における社長は僕だからです。
彼女が僕の仕事に口を出していいのは、僕が生活に必要なお金を稼いでこれなくなって家庭の運営に支障が出たときだけです。その時はきちんとしょんぼりして「ごめんなさい…許して…」と言います。家庭においての僕の役割は父親としてお金を稼いでくることだからです。お金を稼いでくるために必要なことが遊びなので、うちの家庭では僕が外に遊びに行くことは「とてもよいこと」とされています。
さて、今日の話で何を伝えたいかというと、「好きにやりたいなら社長になりなよ」ということです。どこかの会社で従業員をしながら「キャッチボールも仕事なんで」と言い張るのは無理があります。ごく稀にそういうことを許してくれる優しい会社がどこかにあるのかもしれないけど、上司の気分が変わっただけで一瞬でダメになる可能性もあります。
遊びというのは誰かの許可をもらってやることではないのです。自発的に楽しむからこそ楽しいのであって、上司に許可を取って「遊ばせてもらう」のは本当の遊びとは言えません。遊びの皮を被った『社交』です。その心の状態で良い投球ができるとは思えない。
僕の投げる球は心の底から投げる火の玉ストレートなので、僕のボールをキャッチした人の中には「なおとさんのボールを受けてわかりました。僕はあなたと契約をします!」と言い始める人もいます。冗談じゃなくて本当にいます。
むしろ最近の僕はいっぺん遊んでからでないと仕事の話はしない傾向にあります。なぜなら遊びは本性がむき出しになるからです。一緒に森を歩いて笑える人に悪い奴はいない。木々に10分囲まれたらわかるんだ。その人の本性が。これも本気で言っていますよ。本当です。
お金も時間も自由に使えるように暮らしたい。だったらただ遊ぶだけじゃダメです。ただ頑張って働くだけでもダメです。「お金も時間も自由になるような構造を先に作って」遊んだり頑張ったりしないといけません。それはつまり自分のビジネスを持つことで、社長になることです。お金をたくさん稼いでセミリタイアしよう、じゃないですよ。もっと簡単なことです。社長になって、自分より偉い人を作らないことです。そうすれば自由になれます。
どんなことも「これは仕事だ」と言い張ることができますし、僕なんてこんな感じで昔の思い出話をnoteに綴っているだけなんですが、この文章を読んだことがきっかけで僕に会いに来る人が少なからずいることを知っているんです。書いていて楽しいことしか書いていませんよ、そして実話しか書いてません。ちまたでよく言われる「ありのまま」です。そのまんま書いています。
でも僕は社長なので「これは仕事だ!」と言い張ることができます。そして言い張っていると本当にそれが仕事になることも知っています。なぜなら僕は社長だからです。何度も言います。ルールを作るのは僕であって、労働条件などは全て僕が決めるのであって、僕が「これは仕事だ」と言い張ればすべて仕事なのです。
稼いでいようが稼いでいまいが関係ありません。自由と収入は全く関係がありません。収入がなくても自分より偉い人がいない人は自由です。でも今は資本主義社会なのでお金がないと生きていけませんよね。だから自分が社長になった後にお金を稼げばいいんです。簡単ですよ。
お金を稼ぐ方法は自分で学ぶしかないので少しハードルは高いですが、べつに自分で学べば良いだけです。誰でもできますよ。開業届1枚出せば誰でも社長ですからね。会社で出世してもお給料が上がるだけで自由はむしろなくなっていきます。頑張る場所を間違えないように。
僕みたいに「誰にも指示されたくない、お金が欲しい、やりたいことをやりたい」というようなワガママボーイワガママガールは、社長になることをお勧めします。そういう世界もあるんだよ、ということが伝えられたら幸いです。ほなまた
追伸
最近は新しい企画として「寝る前に電気消して布団の中でぼそぼそ喋る入眠10分前のラジオ」を始めました。そして気合を入れて喋った放送より反応がよかったりします。真面目にやればいいってもんじゃないんですよね。奥が深いですね、仕事って。