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レッジョ・エミリア・アプローチについて大学の先生から話を聞いて、自園でのアプローチを考える。

自園ではレッジョ・エミリア・アプローチに取り組んでいる。


しかし、

「日常では難しいよ」「よく分からないんです」と日常では特に工夫もしていない様子。

園内研究として自園がしていることとは3つ。


▢月に一度、レッジョの記録(ねらい、反省、考察など)を書いている。

→よく分からないのに書いているため、制作や季節のことを書いていることが多い。


▢○○の会、年に3回あり、計画案を書く。

→日常から行っていないので、「今日はこれに触れて遊ぼう」と素材で遊ぼう会になっている。


▢年に一度、実践報告を書く。

→やったことを羅列しただけの記録。子どもの興味や関心が見えない。子ども達は一見楽しそうなのだが、モノの扱いが雑で集中力が続かない。人間関係などは特に広がりもない。


ずっとレッジョ・エミリア・アプローチについて疑問だった。

これでいいのか。

周りで教えてくれる人もいない。

本やネットでも知識は得た。

○レッジョ・エミリアの教育は、子どもと大人の双方が創造性を発揮し、美的で探求的な活動をとおして、共に学び、育ちあう関わりを形成すること。


ただ実践となるとどうすればいいのか。

ネットで調べてる時に県内でレッジョ・エミリア・アプローチについて研究論文を書かれている大学の先生を見つけた。

「教えてもらいたい!」と

すぐにメールでコンタクトをとり、保育園で講演をしてもらうよう出向いた。

その先生も良い先生ですぐに園の状況を把握し、快く話をしてくれる約束をしてくださった。

その講演を聴いて、自園の行うアプローチが見えてきた。

講演の中では、プロジェクト保育について、実際に行った保育の事例を見せて、先生と子ども達の織りなす生活の姿を話してくださった。

最後に自園でのアプローチをしていこうという話があった。

自分なり今あるもので行える自園アプローチについて考えた。


自園のアプローチ

1,○○の会の一過性にはしないよ。素材で遊ぶことをきっかけに継続を意識する。“その後の展開”を書いてみよう!

○○の会を行うために環境を用意してきたが、遊びはその日限りで終わってしまう。○○の会をイベント化せず、会を過程だったり、きっかけにして遊びを深めていくのはどうか。


2,ぶつ切り保育はだめだよ。子どもの興味、関心をとことん追求し、遊びの連続性を感じられるよう“プロジェクト保育”を試みる!

“先生達のアンケートにもあったが、プロジェクト保育をしてみたい。”“興味がある。”と半数以上が興味をも持った。

時間や季節で区切らず、遊びを盛り上げたり、面白くなるような工夫をしていく必要がある。子どもが主体的に遊ぶためには、保育者も主体的に動いていく必要があります。

私自身、先生達に保育のことで普通のことがなかなか伝わらないと、悩んでいた。自分の保育が100%良いとは思わないが、自分が良いと思える保育のイメージを伝えたかったので、今回の講演の一番の収穫であった。


3,廊下をギャラリーに!作ったものを廊下に並べて、保護者や異年齢児にも見せ、刺激にしていこう!

自園は廊下続きで各クラスで繋がっている。そのため、教授が来園した時に「この廊下をギャラリーみたいにしたら楽しそうじゃない?」と提案してくださった。

作ったものを飾ったり、作りかけのものを置いたりしたらどうか。

異年齢児の刺激にもなる。

登降園時に保護者との会話や過程を話せていくのではないか。

レッジョ・エミリア・アプローチのプロジェッタツィオーネ(子どもの遊びの軌跡をドキュメンテーションとして記録され、展示、公開される。子どもの考えや発想を深め、職員や保護者の理解を助ける手法)にあたるものになるのではないか。

何より子ども達がワクワクする環境になるように思う。


最後にレッジョについてもう一度、

○レッジョ・エミリアの教育は、子どもと大人の双方が創造性を発揮し、美的で探求的な活動をとおして、共に学び、育ちあう関わりを形成すること。

自園アプローチについて考えたら、理解できるようになった。


先生達もワクワクする保育を目指して。

今日からスタートです♪


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