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明暦の大火サイドストーリー~お袋の味をもとめて
1657年に発生した明暦の大火は、神君家康公の開府以来半世紀、3代にわたって発展させてきた江戸の町をわずか3日で焼き尽くしました。江戸の町の3分の2が燃え、死者は10万人にのぼったと言われております。
幕府は、3代にわたって増改築を繰り返してきた日本最大級の江戸城天守閣再建を断念し、大名屋敷や町の復興を優先させました。かつての華やかな江戸を取り戻そうと大工・左官・鳶など大量の職人・作業員を江戸城
花のお江戸は世界一の○○な都市(2)マッチポンプはあったのか。
前回、明暦の大火についてふれ、江戸は世界一の「火災都市」であったことを記事にいたしました。その続きです。
マッチポンプはあったのか?~幕府編「マッチポンプ」とは自分で火をつけて自分で消火すること。火事のお話ではなく、いわゆる「自作自演」です(´-ω-`)
明暦の大火に関するマッチポンプとしてよく言われているのが、江戸幕府によるスクラップ&ビルド説です。前回も述べましたが、当時の江戸は開発途上に
伝馬町牢屋敷と走れメロス~明暦の大火サイドストーリー~
緒言:走れメロス処刑されるために王の元へ戻る主人公メロスと、メロスを信じてあえて捕らわれの身となった莫逆の友セリヌンティウス。
真の知己を語った太宰治の代表的短編小説「走れメロス」はあまりにも有名です。
この一文はメロスが戻る途中に川の氾濫や山賊に襲われるイベントに遭遇し、一度はあきらめかけますが、思い直して再起する部分の件で、タイトルにもなった物語の重要部分です。
戦後ながらく国語の教科書