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生きづらさから抜け出したい28歳のこれまでと2025年以降の人生計画

これまで

23歳 会社員生活が始まる

当時23歳だった5年前の私は、ハウスメーカーの施工管理職として採用されました。

ハウスメーカーに入社したのは、大学時代の経験が大きく影響しています。

私は地方の3流私立大学を卒業しています。

両親には大きな不自由なく育ててもらえましたが、兄弟が多く決して裕福な家庭ではありません。大学進学には奨学金を300万円借りています。

建築関係の勉強ができるコースを専攻し、4年間で4個の建築系の資格を取得しました。

就職活動ではそんな大学での経験と資格取得する忍耐強さなどが評価され、採用されたわけです。

地方の企業ではありましたが、会社の規模としては大きく、給与水準は決して悪くない会社でした。

入社して一年目は、研修や現場清掃などが主な仕事内容です。

研修期間には3ヶ月間、東京で同期とシェアハウス生活をしました。

共同生活は24時間休まる感じがせず、部屋にこもって泣いた日もありました。

私は幼い頃から人付き合いに苦手意識があったため、同期はいても自分で壁を作ってしまい、いつもどこか疎外感を感じていました。

今となっては「自分を強い刺激から守るための自己防衛」のようなものだとわかりますが、当時はわかりませんでした。

24歳 苦しいことで努力する

入社して2年目になります。

外回りの仕事が半分、内勤が半分といった仕事内容だったので、車を運転して一人で外回りをしている時間は苦痛ではなかったです。

外での業務が多いので雨風にされされながら仕事することも日常でしたが、
上司に指示されない現場まわりは自由で、充実感すら感じられました

25歳 浪費によって苦しみを誤魔化す

入社して3年目になります。

仕事もある程度こなせるようになってきましたが、新しくできた上司と合わず部署異動することになります。

異動先の部署は内勤100%で、前の部署よりも上司に管理され、常に見張られているような環境です。

以前の部署よりもより密な人間関係の中でコミュニケーションが求められました。

異動して1年目ということもあり、右も左もわからない状況の中で人との付き合いを避けることはできません。

その環境になんとか溶け込もうと、自分を偽って明るくやる気があるふりをしてふるまっていたんです。

ですが、ただでさえ人間関係に苦手意識があるのに、1日のほとんどで無理に明るい良い人を演じて、今の環境の中で、「うまくやっていけるように」努力しました。

給与水準は他と比べて悪くない会社でしたが、私にとっては会社に行くことが苦痛で仕方ありませんでした。

「自分はうまくやれているだろうか?」

そうやってびくびくしていた気がします。

「同じ部署の人としゃべりたくない」
「仕事もしたくない」
「部署内の飲み会も行きたくない」
「上司や同僚みたいに仕事できないし、なりたくもない」

心の中で会社をやめたいと思っていても、やめたところで生きていくためにはお金が必要で、いまよりも良い条件の会社に転職できる気がしない。

そう考えると残された選択肢は、やっぱり今の環境で頑張ることだけでした。

この逃げる選択肢をもっていない状況こそが「生きづらさ」だったみたいです。

だから、「浪費」に逃げました。

  • 週2日で記憶を無くすほどお酒を飲み

  • 新築の家賃の高い部屋に住み

  • 毎月美容院で2万円を使い

  • 毎月まつげパーマをあて

  • 毎週のように服や化粧品を買い

  • 1日の食費は3,000円

苦痛に耐えながら働いて稼いだお金を、「ストレス発散」のために使う。
それがさらなる苦しみを生んでいたようです。

お金を使えば使うほど、「生きていくために必要なお金」が増えます。

すると、それだけ働いて稼がなければいけないお金が増え、
「今の会社をやめたら生活ができなくなる」という恐怖を感じるようになっていきます。

まさに負の連鎖です。

26歳 退職をきっかけに生きる希望をみつける

部署異動して2年目になります。

2年目になったことで業務の負荷も上がり深夜0時に帰宅する生活ですが、それでも環境に適合しようと努力します。

資格取得の勉強のために、毎朝早起きして勉強したり休日は資格学校に通いました。

自分で自分の家を設計したかったり、仕事のできる上司に憧れたりしたわけではありません。

まだその資格を取っていない先輩や同僚など周囲の人に「仕事ができない人と思われたくなかった」からです。

「いますぐにここを離れたい」という自分の本当の願いは見て見ぬふりして、身近な人や周りの目ばかりを気にしていたんです。

職場での人間関係や、業務に関わる資格取得のための勉強を
やればやるほど沼にしずんでいく。

「これから何年もこんな生活を送るのか」

絶望を感じました。

うまくいかない現実に打ちのめされ、次第に何もやる気がおきなくなり、無気力に感じるようになりました。

今となっては努力すればするほど苦しくなった原因がわかります。

私は欲求が自分に向いている「内向型人間」なのに
「外向型の人」のようになろうと努力してしまっていた。

それが

  • 疲労感を生み

  • 疎外感を生み

  • 無気力感を生んだ

ようです。

次第に自分の中で「得体のしれない生きづらさ」は大きくなっていくものの、その正体がなにかも、何をすればいいのかもわからない。

日々の業務はどんどん難しくなるのに、それについていけない。

なにより、いまの環境でどれだけ努力したとしても、その先に自分が望むものは手に入らないことに気づいていました。

「自分では努力してるつもりでも報われない」
「仮に努力が実ったとしても自分が本当にほしいものは手に入らない」
「虚勢を張っている自分が嫌い」
「逃げたいけど、逃げ道がない」
「頑張るしかない?」

「もう限界。」

結局、入社して約4年で退職することになります。

27歳 在宅での仕事を開始

仕事をやめたことで、3ヶ月間雇用手当を受け取ることができることになりました。

この時に、当時付き合っていた彼氏と結婚します。

人生ではじめて、本当に何もしないで日々を過ごすということを経験しました。  

朝はアラームをかけずに起き
朝食をゆっくりと取り
軽く市営のジムで運動したり
本を読んだり
映画やドラマを観て
午後は好きなだけ昼寝をして
のんびり昼食を作り
今までなら仕事しているはずの18時に夕食を取り
布団に入る

「ただ生きているだけ」のような生活です。

でも、そんな客観的に見れば「無駄」にも見える生活が、私にとっては癒される時間で、とっても心地よかったんです。

それまでは

  • 流行りの服や化粧品を買い

  • お酒をたくさん飲み

  • おしゃれな部屋に住んで

  • 友人複数人と遊びにでかける

そんな生活が「豊かさ」だと思っていました。

でもそれは大きな勘違いだったのだと、このときはじめて気がつきました。

自分にとっての本当の幸せとは、
「自分が苦痛だと感じることをやらずに暮らせること」だと知りました。

このことを原体験として知ったことで、自分の目指すべきゴールがぼんやりと見えました。

「今みたいな暮らしを実現することを目指したい」
そう思いました。

雇用される以上は働く時間や場所も会社の指示に従うしかなく、自分の納得のいかない仕事でも処理しないといけない。

会社員として心地よく働けるようになることを目指すのではなく、「一人でもお金を稼げるようになること」が私の目指すべき姿だと思いました。

そして、一人でもお金を稼ぐ方法を調べてたどり着いたのが、「Webライター」です。

実は、以前にブログに挑戦したことがありました。

そこで得た執筆の経験を、仕事にしてみようと考えたのです。

仕事の方向性が見えたことで、平日は1日9時間、自宅でキーボードを叩く日々が始まります。

そんなライティング漬けの生活を半年ほど続け、少しづつ生活に必要なお金を稼げるようになっていきます。

ですが、必要な収入を安定して毎月稼ぎ続けるためには、執筆はもちろん、仕事を取ってくるため営業もしなければいけません。

収入のために興味のない内容の長文を書く記事や、クライアントの短納期や修正に追われ、だんだんしんどくなってしまいます。

「生活するのに必要な収入が多い」せいで、仕事を選べない状態になっていました。

28歳 暮らしを根本から見直す

自分の辿り着きたいゴールは
お金を使って贅沢したり、仕事をバリバリすることではない。

そのことを思い返し、「支出」を見直して自分が無駄なことに使っているお金を減らそうとします。

収入が低くても、貯金できる仕組みをつくるためですね。

・サブスクを全部解約
・テレビを処分してNHKも解約
・火災保険の見直し
・通信会社の見直し
・食費を月6万円から2.5万円に
・引っ越しはトータルで考えて損だから今はしない
・車は次回買い替える時までは乗り続けたほうが得
・交友関係を見直す

家計簿で支出を記録し、どうしても減らせない必要なものを書き出し、後はとにかく減らしました。

減らしたことによって、やっぱり必要だよね、と夫婦で感じたものは増やしたりして調整しました。

はじめは夫の理解が得られず喧嘩ばかりしていましたが、

同じ本を読んだり
月に1回家計の見直しをしたり
自作の家計簿を二人で作ったり

する中で、段々と方向性を揃えることができるようになります。

家計を見直すのに半年はかかりましたが、「夫の収入だけで暮らしながら、自動的に貯金できる」仕組みが出来上がりました。


2025年の計画

29歳 SNS発信で「自分メディアづくり」

2024年に、夫の収入だけで暮らしていける土台が整えたことで、すぐに収入になる仕事以外も視野に入ってくるようになりました。

ずっと片方の収入だけで暮らしていくことは、夫にしてみれば仕事をやめられないプレッシャーになる。

妻の私からすれば、夫に何かあったときに自力でいきていけないという不安が常についてくる。

それは結果的に今の「生きづらさ」の正体なのです。

だからこそ、将来的には私の給料だけで生活できるような状態に持っていきたい。

そのために、インスタグラムやYouTubeといったSNS発信で「自分メディア」を作ることにしました。

SNS上で人に喜んでもらい、人に信頼されることは簡単ではないと思います。  

当然、時間もかかります。  

ですが、「自分メディア作り」では、収益化まで時間がかかることは「むしろメリット」と考えています。  

なぜかというと、発信の過程が「自分の得意を伸ばす」ための時間にもなるからです。   

得意なことを一言でいえば、
「自分が無意識でできること」です。   

無意識でやっていることだからこそ、得意なことを自覚するのは難しいかもしれません。  

ですが、普段の生活の中で当たり前のように、自分がやっていることは必ずあります。

以下は現時点で私が発信ジャンルとして考えているテーマの一部です。

・内向型の視点で、自分らしく生きるコツを発信。
・楽しく夫婦で節約する様子を発信して、誰かにモチベーションを届ける。
・自分らしい働き方や目標に向かう過程を共有。
・ラインスタンプ作りの過程をシェア。
・Webデザインの学びや進捗を報告。
・結婚後の夫婦の役割分担や考え方の違いへの向き合い方。
・年末年始の帰省問題や家族行事の共有。
・家族へのプレゼント選び方をシェア。

こういった自分が「普段からやっている」情報を発信ジャンルに選ぶことで、収入と生活が融合するようになります。

「収入は収入、プライベートはプライベート」  
このように発想することは、仕事と生活が分断された考え方です。  

収入と生活を切り離すからこそ私生活を楽しめるという考え方もあるかもしれませんが、
収入と生活が融合すると“時間を無駄にした” という概念がなくなります。

収入に費やした時間が生活を豊かにし、
生活を豊かにするために費やした時間が収入にも活きてくる。

そのため、収益化までに時間がかかったとしても、その過程が無駄になることはありません。  

つまり、「自分メディア作り」では、収益化まで時間がかかることはデメリットであると同時に、メリットにもなります。

逆に、収益化までの時間が短い副業は、「収益を早く得られることはそれだけ競争が激しくなりやすい」というデメリットになります。

参入者が多いとお金を稼ぎ続けることが難しくなります。

その点、長い目で見れば「資産」にもなるメディアを作ることはハードルが高い分、長くお金を稼ぎ続けやすいです。

生きづらさを抱えやすい内向型の私にとっては、「働き方を自分でコントロールできる」ことが「日々の充実感」に直結します。

次から次へと参入してくる人たちと競争していたら、お金を稼ぐために自分が納得できないことでもしなければいけなくなります。

納得感を犠牲にすることは苦しみそのものです。

もしあなたが副業によってすぐにでも収益を得られないと生活が成り立たない状況であれば、そもそも「暮らしの土台」から見直しましょう。

自分にとってそれほど大切ではない支出は徹底的に削り、まずは経済的に余力のある状態を整えること。

すると、収益化まで時間がかかる副業を選んだとしても、腰を据えて、淡々と目の前のことに集中できるようになります。  

「自分らしい生き方」の模索は続く…

過去の経験を振り返ると、無理に合わない環境に適応しようとしたり、周囲の期待に応えようとすることで、自分が本当にやりたいことを見失ってしまう瞬間が多かったです。

ですが、その過程で「自分にとって本当に大切なこと」に気づけたことは大きな収穫です。

これからも、自分らしい働き方や生き方を模索し続けるつもりです。

その道のりは決して簡単ではありませんが、私にとっては「自分のペースで、自分らしく生きる」ことこそが目指すべきゴールです。

そして、その経験や学びを発信することで、同じような悩みを抱える人たちの助けになれたら嬉しいです。

未来はまだ不確定で、歩みは遅いかもしれませんが、一歩ずつ自分に正直な人生を築いていきたいと思います。



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べこぞう
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