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アイデア発想まとめ

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アイデアを思いつくために効果的な考え方やそれに関する記事をまとめています。
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#UX

アイデアが思いつかないときは、どこにいけば良いのか?

「アイデアが思いつかない」「明日、企画のブレストなのに」なんてことよくありますよね。ぼくはめちゃくちゃあります。ありがたいことに、どんどん忙しくなってきて、その結果これまであった「考える時間」が圧倒的に足りなくなってきました。 そんなときにどうすりゃいいのかを僕自身困っているので、いろいろ試しているんですが、これうまくいくなというのを整理をかねて書いてみたいと思っています。 そもそも、思いつかない原因だいたい、おもいつかない原因というのは大きく以下の2つに分かれるんじゃな

ワークショップで良いアウトプットに辿り着けるのに必要な「はしご」と「跳躍台」

こんにちは、週末東京に雪がふったらしいですね。ずっと家にこもっていたら気づきませんでした。 さて、毎週毎週ワークショップ的なことをやらせてもらったのですが、失敗ではないんですが、もっと上手く出来たな〜と思うことがありました。というのも、クライアント事務局のオーダーを受けて、ややアウトプットの難易度をあげたところ、ちょっとついてこれない人がちらほら出てしまいました。 そのときの振り返りをしつつ「どうしたらもっと上手く出来たんだろう」ということを考えていたらですね、以前ミミク

早稲田NEOでワークショップをやってきました!※投影資料つき

最近、早稲田NEOさんという場所でワークショップをやってきました。ぼくの担当はワークショップ部分で、会社の先輩とKonelの出村さんのトークの後に実施しました。 日本を代表する様々な企業のイノベーションを支援し、経済産業省・特許庁「デザイン経営宣言」策定にも貢献したロフトワーク社のクリエイティブ・プロジェクトを成功させるエッセンスを学びます。 新規事業やプロダクト開発など年間500件のプロジェクトを形にしている同社の、クリエイターなど多様な人を巻き込みながら、サービス/ビジ

美大生に学ぶ、ブレストのときに、あえて解釈が広い言葉を使うやりかた

こんな記事を読みました。東工大のEDPというデザイン・シンキングのプログラムに参加した藝大の方が感じた「美大生と理系学生」の考え方の違いについてまとめられています。 takramの田川さんが、イノベーションを生むにはBTC人材が必要と言われています。(B:Business, T:Technology, C:Creative) その意味で、東工大が藝大の学生を招いたり、東大の生産技術研究所がRCA(Royal College of Art) [※イギリスの藝大みたいなとこ]

目指すゴールの高さに応じてアイデアの格が変わるんだよ、という話

同僚と話していて、ふとセラノスの話になりました。 結果、セラノスを創業したホームズはその虚偽によって、ジョブズの後継者から大ホラ吹きだの詐欺師だのと呼ばれることになってしまった。真偽の程は全く知らないけれど、セラノスはある意味で、大きなチャレンジを掲げた代表的な例で、そのビジョンに多くの投資家をはじめ、世界中の人が陶酔した。詐欺はもちろん良くないことなんだけども、世の中を前進させるのは、そういった大口上をかかげた人で、セラノスは良くなかった例だけれども、そうした、ビッグチャ

英語⇔日本語を行き来すると、文章の粒度が適切になる

ただいまお客さんの案件でリサーチにまつわるプロジェクトをすすめています。10人くらいインタビューして、それをまとめて機会領域を出していくプロジェクトです。 いまちょうどインタビューを終えての統合セッションで、インタビューから得られた発言をもとにインサイトを出していくところ。このインサイトの書きぶりがいつも難しい。インサイトにおける新しい発見をちゃんと伝わるように、でもそれでいてその意味がちゃんと伝わらないようにしないといけない。長けた人は一発で書くことができるのだけれど、僕

アイデアワークショップの作り方_準備編

こんにちは!先日こんな記事を書きました👇 仕事でやっているアイデア開発ワークショップの作り方の企画・設計のプロセスについて、概要を共有しました。 企画のときのダブルダイヤモンドの考え方や、拡散/収束のやり方について書きました。 【拡散】 ① 個人作業によって、各メンバーの中に情報(リサーチでの発見、ブレスト時ならアイデア)が発生する ② 各人の中にある情報を媒体(post-it, A4白紙など)に書き出し表出させる 【収束】 ① 媒体に表出した各自の情報(発見/アイデアな

d. schoolコーチの先輩からの学び⑤/綺麗なワークシートはアイデアを広げない

こんにちは。先輩からの学びシリーズも時間が空いてしまいましたが、第5回です。今後は非連続的に書いていきたいと思っています。(本当はプロトタイピングのこととか、マインドセットの話とか、書きたいことが色々ありすぎる・・・) 過去のものはこちら↓ 過去4回は、ホワイトボードの縦横の使い分け、Post-itとサインペンの組み合わせの意味、ブレストのときは言葉じゃなくて絵でかく、など「僕らが何気なく使っている道具を意識して使う」という学びについて一貫して書いてきました。 今回は、

デッサンじゃなくセンター試験を通ってきたぼくらのための発想力UPトレーニング

ここ数日、俗に「クリエイティブ」な職業についていない人に、どのようにクリエイティブな発想をしてもらうか、というワークショップの設計を仕事でしていた。 そのときに「非クリエイティブな人とクリエイティブな人には、どのような違いがあるのだろう」というテーマについてまたもぶつかることになる。 過去にも似たようなテーマについて考えていたけど、今日は続きとして具体的にクリエイティブな発想をする頭に鍛える方法についても考えてみたい。 美大生の発想力の源はデッサンで鍛えられた観察力