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『マスターからの手紙』を読んで 生きるのが疲れた人に読んでほしい。
この本は老子の教えについての一つの解釈を記している。ここには幸せに生きるためのヒントが詰まっていた。
印象に残ったのは、『世の争いに「悪」は無い。すべては「善」と「善」のぶつかり合い。』の一文。
正にその通りだと思う。大きな視点で見ると世の中に善も悪も存在しない。お互いの正義がぶつかり合うだけで、間違っている人はいない。
生きる時代や国によって「善」の基準も大きく変わる。何ならその人自身の生まれ育った環境によってその人独自の「善」は形作られていくのだろう。「善」も「悪」もなくオールオッケーである。バカボンで言うところの「これで良いのだ」である。
自分の「善」を押し付けるのでは無く、「水のように生きる」ことが大切だ。
水は、どんなところでも形を変え、周りに合わせて折れて曲がる。みんなの嫌がる低いところに流れていく謙虚さを持っている。
そのような人間性を身につければ生きるのが楽しくなっていくような気がする。