19.元気な自分を演じる~2011.1月~
電車で発作が起きた翌日は大学に行った。
休みすぎで単位がとれなくなってしまうから。
それでも電車はこわかったので父に車で大学まで
送ってもらった。
車もこわいけど、1人で電車に乗るよりマシ。
それに薬もあらかじめのんでおいた。
昨日のことがあってから、常に水を持ち歩くようになった。
小さめのペットボトルに家で水をいれて行く。
なんでかわからないけどこれじゃないと少し不安になる。
「水ならなんでもいい」わけではなく、「この水じゃないと!」という自分の中での変なルール?があった。
この日はなんとか授業を受けられ、帰りは彼に送ってもらった。
昨日のことをとても心配してくれていた。
このときはまだ友達に自分の体調のことをただ体調が悪いとしか言ってなかった。
自分でももしかしたらパニック障害かもって思ってただけだったから。
でも冬休み前から大学を休みがちになり、みんなにたくさん心配をかけてしまった。
だから大学に行ったときは不安や恐怖感を抑え込んで元気な自分を演じるんだ。
「なんともない、笑顔の自分」
それはものすごく疲れるけれど、「大丈夫?」と何回も聞かれる方がしんどかった。
心配してくれて、優しさで言ってくれてるのはもちろんわかるんだけれども。
このときの1番の不安は成人式だった。
もうすぐ成人式。18:30から同窓会。
前まであんなに楽しみだったのに不安でしかなかった。
行きたいけど行きたくない。
みんなに会いたいけどこわい。
もはや式だけでなく着付けが無事できるかも不安だった。
あんなに楽しみだったのに。
なんでこんな不安になるの?
素直に楽しみたいのに…!
そんな気分だった。
楽しみだったものが不安に変わることが嫌で嫌で仕方なかった。
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