かんしゃく、不登校、他害などには見えにくい原因がある
かんしゃくをわがままと捉えてしまうと悪い原因ばかりが巡ります。
不登校は勉強ができないからと思ってしまうとほかの理由が見えなくなってしまいます。
他害は暴力的な性格だからと決めつけてしまっては行き場がなくなります。
子どもはまだ生まれて10年もたたない。言葉は未成熟です。
電話で相談をうけていても、思いを伝えるのがスピーチみたいに上手な方はほとんどいません。感情が高ぶれば高ぶるほど思ってもいないことを大人でも口にしたり、言葉につまることがあります。
行動の前には必ず理由があります。
不登校の理由は多くの雑音がある中で先生の声だけを取得できないため指示が入りにくい、でもほかの人に聞けるようなコミュニケーション能力があるわけでもない場合があります。脳へのシナプスのつながりができていればどんな雑音の中でも聞きたい音を拾うこともできます。発達に課題があると聞きたい音より雑音ばかり拾ってしまうこともあります。耳を抑えたり、指示が入りにくい子は注意して観察してみてください。
かんしゃくや他害も自分の思いを伝えるための語彙を持っていなかったり、そもそも伝えることを注目行動と間違って使っている子どももいます。
原因はひとつではない。
親はいろんな視点で子どもの行動を考えてみてください。分からないときはお医者様、保健師さん、所属しているところの先生、療育の先生、お友達などいろんな方からの見方を聞いてもよいと思います。
難しいですが、一度どうしてそのような行動になったか冷静に考える時間が必要です。
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