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『来場者満足』だけじゃない!社外イベントで社員の会社愛もアゲる方法
こんにちは!
コミューン株式会社のマーケティング部 部長のあべすずねと申します。
普段は完全裏方にまわっているのであまり表舞台には出ておりませんが、コミューンには2人目のマーケターとして2021年にジョインし、「カスタマーサクセス」「コミュニティマーケティング」を広めるために日々奮闘しております。
▼懐かしの入社エントリー
今回は、スー | EventHub マーケ さんにお声がけいただき、ROM専だったnoteアカウントを作り直し笑、「イベントマーケティング Advent Calendar 2024」企画に乗らせていただくことにしました!
展示会などあらゆるイベントのノウハウ/Tipsは、これまでのアドベントカレンダーでみなさま惜しみなく共有くださっているので、メリークリスマスイブ!な本日、私からは別観点でのお話をしたいなと思います!
コミューンのイベントマーケを3分で振り返る笑
2024年、コミューンのイベントマーケは様々な企画・施策を行ってきました。
自社主催イベント(ウェビナー・オフライン)はバラエティー豊かなラインナップで100本を超える数を開催。
加えて、自社主催のオフラインカンファレンスにもチャレンジ。
また、他社様主催のオフライン/オンラインのカンファレンスイベント協賛・出展・講演を重ね、さらに展示会にも複数出展しました。
マーケティングWeek、コミューンのブースにもぜひお立ち寄りください😊✨
— あべすずね / Commune (@nyaru408) April 18, 2024
南4ホール、黒いブースにピンクTシャツが目印です😆🐈⬛🩷️
コミュニティならコミューン🚀 https://t.co/M03v3A6eHK pic.twitter.com/ADhDxz7K6X
上記にカスタマーマーケティングの活動も併せると、かなりのボリュームで走り切りました・・!
(もちろんイベントマーケ以外の施策もやっています💪)
ビジネスの成長に欠かせないCXとEXの2つ
私が所属するコミューンは、「あらゆる組織とひとが融け合う未来をつくる」をビジョンに掲げ、コミュニティサクセスプラットフォーム「Commune」を提供しています。
私たちは、顧客満足(CX)と従業員満足(EX)の2つを大切にすることが持続的なビジネスの成長に欠かせないと考えており、そしてこの2つが互いに影響を与えながら循環することで、会社全体の力をより一層高めていけると信じています。
この考え方には個人的にも共感しています。
特にEXの部分。自分が自社のこと・サービスのことを好きでないと他の人に広めたり売ったりできないので、EXの高まりに比例して良いサービスを提供できるようになるのではないかなと思っています。
だからこそ、まずは自分たちがCXとEXの両方を意識した取り組みを実践して、その模範になれると良いなと感じていました。
というわけで(?)、まずは私の活動範囲であるイベントマーケティングの中で、この「CXとEX」を何かしらのかたちにしてみることができないかなーと考え、アウトプットファーストで少し実験的にチャレンジしてみることにしました。
ですので、今から書くことは、「私が勝手に始めてみた」取り組みのお話です笑
イベントマーケティングの新しい視点
展示会やカンファレンスといった社外向けのオフラインイベントは、顧客に価値を提供するためのものとして企画運営されていると思います。
しかし私は、これらのイベントは同時に社員が自社の良さを再発見する場にもなり得ると思っています。
例えば、イベント準備では多くの部署が協力し合い、目的に向かって一丸となる機会が生まれます。また、特に営業担当ではないメンバーが来場者と直接お話をしてリアクションをいただくことで、普段の業務では気づかない自社の魅力や強みを社員自身が再認識することができます。
こうした体験は、結果として社員のモチベーションや会社への愛着心を高める可能性があります。
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アンケートから生まれるモチベーションアップの循環
オフラインイベントを実施した後は、必ず、現場の社員目線での気づきや感想を把握するため、社内アンケートを実施するようにしています。
イベントによって質問内容は少しアレンジしていますが、大まかに下記のような項目を入れています。
企画や運営についてのフィードバック(準備〜当日〜事後)
来場者視点で良いイベントと言えたかどうか
ここは見習うべき!素敵だった!という社員
イベントを通じて見つけた自社の良いところや魅力
この、「ここは見習うべき!素敵だった!という社員」と「イベントを通じて見つけた自社の良いところや魅力」、この2つが肝です!
社員から寄せられたこの項目への回答には、以下のような回答が。
「〇〇さんが最後まで撤収の手伝いをしていて素晴らしかったです!」
「お客さんから愛されている人が多い印象だったので、支援力だけではなく人となりとしても素晴らしい人が揃っていると改めて実感しました。」
「全社員にバリューが強く浸透しているな、と思いました。この会社で働けてよかったと思います。」
名前だけ伏せましたが原文ママです。
なんですか最後のコメントは!!素敵すぎませんか!!!
これだけで私、泣きそうになりました笑
社員から集めた回答結果は、すぐにとりまとめてSlackで社内全体へ共有し、イベントに参加していない社員にも当日の雰囲気を感じてもらうようにしました。
褒めることって、意識しないとなかなかできないものだと思っているのですが、今回はその他人を称賛する気持ち・ポジティブな気持ちを言語化することの大事さに改めて気づきました。アンケートに2つ項目を設けるだけで、社員が他部署の努力や成果に気づき、リスペクトを持つきっかけになったことが印象的でした。
想像以上にたくさんの同僚やサービスへの称賛、誇りに思う瞬間など、心温まる言葉がたくさん詰まったこの宝物のようなコメントを、ただSlackで共有するだけではもったいないと思い、「どうしたらもっと楽しく、記憶に残る形で届けられるだろう?」とさらに考えてみることにしました。
社内イベントでのさらなる活用
年末に毎年開催されている社内イベント「Year End Party(以下 YEP)」でこの素敵なコメントをなんらかのかたちで掲示し、来場者である社員とその家族にも見てもらえるようにしたいと考えました。
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理想の「一枚の絵」を考える
私はオフラインイベントを企画する時、まず最初にするのが当日の想像をすることです。当日撮りたい/見たい理想の一枚、すなわちゴールを想像します。
当日来る人は社員、パートナー、お子さま。
会場の中で誰がどうやってアンケート結果のコメントを見ているか。
パンフレットをめくっている?壁のポスターを見上げている?など、どんどん思考をめぐらせます。
コメントをただ読む、読ませるだけではつまらない。
コミューンを支える社員やその家族、パートナー、お子さま、兄弟、友人などコミューンを日頃から支えてくださる方々で当日も何か一緒につくりあげ、2024年を一緒に締めくくりたいという思いから、たどり着いたのは、「パズル」でした。
称賛コメントや温かいメッセージが書かれたパズルのピースを用意し、それを社員のお子さんたちが貼り付けていきます。
そして、すべてのピースが揃うと、YEPのキービジュアルが完成する、という仕掛けです。
理想の「一枚の絵」を完成させる
A1サイズのボードを用意し、
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これに合わせてピースを用意します。
今回はお子さま中心にパズルのピースを揃えていただくので、再剥離可能な(大事)シールの形状にしました。
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全部で41ピースあり、けっこう難易度高かったのですが笑、シールが楽しかったみたいでハマって遊んでくれました!
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そして完成したのがこちら!
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お子さまたちが一生懸命ピースを貼る姿に、社員は思わず笑顔になり、その完成したビジュアルには、自分たちの仕事やチームへの誇りがぎゅっと詰まっていました。
コメントを通じて「自分たちの会社って、やっぱり素敵だな」と再認識するだけでなく、それを家族とも共有できたことで、まさにEX(従業員満足)とCX(顧客満足)の循環を象徴する瞬間になったと思います。
CXとEXを回すイベントマーケティングの可能性
ほぼ衝動で始めた企画でしたが、今回の取り組みを通じて、社外イベントが来場者満足(CX)だけでなく、社員満足(EX)にも影響を与える可能性を実感することができました。
あらゆる組織とひとのコミュニケーションをなめらかにするコミュニティを支援する企業として、自社がCXとEXの両方を実現する姿を示すことは必要なことだと思っています。
私はマーケティングというポジションで、これからもそれをどう実現し貢献できるか、さらに深める挑戦を続けていきたいと思います。
最後に
冒頭申し上げた通り、今年もとてもたくさんの活動を行いました。
いつもコミューンのマーケの皆さんが期待以上に応えてくださっているおかげで、素晴らしい成果を上げることができています。
どこにも誰にも負けないイベント企画・開催を実現できているのは、コミューンのマーケチームの一人ひとりの努力と献身があってこそです。
コミューンのマーケチームの皆さん、そして共催や登壇などでご一緒してくださる皆さま、いつも本当にありがとうございます!
今年も大変お世話になりました。
クリスマスが終わるともう年末年始、キャリアの棚卸しの時期です。
イベントマーケアドベントカレンダーに参加されている皆さま、とっても素敵な方々ばかりです。
誰とどんな環境で何をしたいかを考える際に、もし!コミューンにご興味があれば、ぜひお気軽にお声がけください☺️