
【小説】夏と冬の奏鳴曲 (麻耶 雄嵩)
二十年前に死んだ美少女を偲び、孤島「和音(かずね)島」に集う男女を襲う惨劇。
今も彼女の影が支配する島で、雪が降りつもった夏の朝に、首なし死体が発見される。
雪密室を皮切りに島の均衡は崩れ、暴走が始まる...というお話し。
やべー...全然意味わかんねーw
でもなんか面白ぇんだよなぁ。
独特な魅力があるというか。
頭ん中展開しないと理解できんのだろうな。
ほんとぶっ飛んでる。
ある意味で平成の奇書だろ。
アンチミステリー系は大好物なんでこういったアンフェアな作品は面白いとは感じる方なんだけど、内容が難解だったなぁ。
考察サイトなどの利用は必須だね。
自力で解説している方には自然と脱帽。
学の無い自分には思考回路がショート寸前だ。
この小説の鍵となるキュビズムという概念、散りばめられたメタファーやファクター等々。
ほんと拾いきれない。
しかも明確な解明がないから答えが断定できない。
あらゆる可能性が成立しそうで成立しない塩梅だから賛否両論も頷ける。
難解のようで実は大した意味がないのか、それとも本当に難解で辿り着けない程の難所なのか。
混乱して眩暈がおこりそうだ。
投げ放なしジャーマン的手法で終わったのには頭に衝撃走ったよね。
あっちを立てればこっちが立たず。
様々な思考や思想が錯綜して頭がふっとーしそーだよー。
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