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【忍たま】映画鑑賞後から妄想が止まらない。アニメ第30シリーズを見て落ち着こう
あれ…?
落ち着くどころか、強めの幻覚見るようになったんですけど…!?!
深読みが止まらない
突然ですが『地獄先生ぬ~べ~』という漫画をご存知でしょうか?
小学校教師の鵺野鳴介こと『ぬ~べ~』が悪霊から生徒たちを守る学園コメディー。
私が小学生のとき、夢中で読んだ漫画です。
この漫画、私の好きポイントの1つは
何と言っても『ぬ~べ~の生徒への深い愛情』
生徒にどんなに無下にされても見捨てず、悪霊から生徒を守り続ける。
「悪霊の退治するよ」って言ってるのに、小学生のガキんちょに「うるせー!こっちくんな!」みたいな態度されたら、「あ、そうですか。じゃあ、さようなら」ってなりそうじゃないですか?
(というか6期の鬼太郎だと、ちょっと言いそう…)
でも、ぬ~べ~はどんな事があっても生徒を助けます。
そんな信念の理由とは?
それは幼少期のこと。
霊感が強い為、霊障に悩まされていたぬ~べ~。
そのせいで学校では「化け物」と呼ばれ、いじめを受けていました。
ただ、恩師・美奈子先生はそんなぬ~べ~を気にかけ、悪霊やいじめっ子から何度も助けてくれました。
ある日、ぬ~べ~は美奈子先生に聞きます。
「ねえ、先生。先生はどうして僕に優しくしてくれるんですか?みんなは僕のこと、化け物だって言ってるよ」
「先生もね。不思議な能力があるでしょ?子供の頃、それでよくいじめられたわ」
「いつか君の能力を必要とする人が大勢現れる」
いつしかぬ~べ~は恩師の意思を継ぎ、教師になりました。
――そして。
小学生の頃、大好きだった『ぬ~べ~』を思い出す映画に、まさかアラサーになってから出会うことになるとは…。
去年公開した『劇場版 忍たま乱太郎ドクタケ忍者隊最強の軍師』。
忍たま知識にわかですが、ボロ泣きしました。
この映画のラスト。
土井先生が若いころ、山田先生に助けてもらい、山田一家のお世話になっていた。
そのことを土井先生が思い出すシーン。
そのシーンで、私も思い出しました。
こ…これっ…ぬ~べ~と一緒じゃん…?!
この瞬間、
『美奈子先生→ぬ~べ~→生徒』の関係性が
『山田先生→土井先生→きり丸』と頭の中で合致。
猛烈に山田先生に対して興味がわきました。
だって、今のやさしい土井先生に成長したのは山田先生のおかげと言っても過言ではないはず!
八方斎ルートだと天鬼だったんですから。
映画鑑賞後、
『山田先生と土井先生は父と子のような関係』だとか
『山田先生に助けられてたからこそ、土井先生はきり丸を気にかけている…』など、
深読みが止まりませんでした。
忍たま知識がほぼない、にもかかわらず。
いやいや!
オタクの二次妄想は公式の情報を把握から。
落ち着け自分!
まずはテレビアニメを履修するべき!
それに、もしかしたら山田先生の「半助」、利吉の「おにいちゃん」がまた聞けるかもしれない!
ということで、ちょうどdアニメで配信されている『忍たま乱太郎第30シリーズ』を視聴することに。
…絶対どこかにあるはず。
山田先生の自宅へ訪問する際に、山田一家に「おかえりなさい」って迎え入れられてる土井先生の姿が…!
(お願い…あって…!)
忍たま乱太郎 第30シリーズ
全76話視聴して、
山田先生が土井先生の事を「半助」と呼んだ回数は合計5回、
利吉が土井先生の事を「おにいちゃん」と呼んだ回数は2回でした。
(ヒャッホゥ!!!ありがてぇ…!!)
山田先生の「半助」を確認できた最初の回
『第11話 もらった整理券の段』
山田先生「巫女さんがどんな舞を見せてくれるか。楽しみじゃないか…ん?半助?」
※さりげなく「半助」って言ってた!!!!!
山田先生が土井先生に一緒に女装して巫女舞を見に行こうと誘う話。女装したい山田先生と「ぜったいイヤ!」と逃げ惑う土井先生が見れます。
この回は、私の子供の頃に見ていた忍たまの山田先生・土井先生のイメージのまんま。懐かしい!
利吉の「おにいちゃん」を確認できた回
『第35話 思い出した手当ての段』
子ども利吉「待って。おにいちゃん!」
利吉「また来ます。おにいちゃん…」
山田一家と土井先生が初めて出会う回。
ピクニック中の山田一家のところに、崖から落ちてきた土井先生。山田先生が追手から土井先生を助けて、利吉が土井先生の看病したり、キャッチ手裏剣します。(キャッチ手裏剣ってなに)
いや、これはめっちゃ貴重な回ですよ!!!
まず子ども利吉が超絶可愛い。クールな大人利吉くんからは想像できないような、甘えた子ども利吉くんが見れます。
そして、親方ァ!崖から土井先生が!!
『劇場版 忍たま』では、記憶を無くす時に崖から落ちるけど、もしかして『崖から落ちる』というシチュエーションも鍵だったんだろうか?
この回の山田先生と出会う直前までの記憶に戻ってしまった、ってことっぽいような…?
また、この回で1つ確信しました。それは、山田先生はとても人情味のある人だってこと!
だって、見ず知らずの他人であるはずの土井先生を助けようと即決するの、普通に考えてすご過ぎません?追手に自分の顔を覚えられてしまったら、自分にとってもマイナスじゃないですか。
『弱っているものがいれば助ける』という、実は情の深い人なんじゃないかなと思いました。
乱・きり・しんの出会いのシーンが見れる回
『第75話 いろいろな思い出の段』
思い出を話す回。
乱・きり・しんの出会いの回想シーンがある。忍たま学園に入学するために、入学金を払いに来る3人。なんと、きり丸は自分ひとりでアルバイトで入学金貯めている…!すごっ!!
しかし、このきり丸が今と雰囲気が少し違う。
なんというか、ドライな感じ。
子供っぽくないというか…。
『誰にも頼れない。自分の力で生きるしかない』という厳しい現実がきり丸をそんな風にさせたのかも。
土井先生が親代わりになって、今の明るいきり丸に変わったんだと思うと、ちょっと泣けてくる…。ううっ…。
山田先生の「半助」を確認できた2つ目の回
『第76話 ないならないなりにの段』
山田先生「半助。お前も少しは感動して泣け」
山田先生「半助。冷静に受け止めようとするから涙が出ないのだ」
山田先生「半助。お前だって…一年は組の緊急クラス会議をみていたら泣けるはずだ」
山田先生「お前たち…どうだ?半助?」
半助ラッシュ回。もとい、第30シリーズの最終回。
一年は組の良い子たちが山田先生・土井先生に感謝を伝えようと緊急クラス会議をする話です。
クラス会議を見て感激する山田先生。土井先生にも「感動しているなら泣け」とくすぐり攻撃をする。(山田先生おちゃめ…)
これは…絶対、土井先生の事を子ども扱いしてる…!!!
「子ども扱いしないでください」って言ってるし。
しかも、悲しい過去があった土井先生に対して、暗に「泣くのは我慢しなくていい」って山田先生が言っているようにも捉えれるのでは!?
山田先生と土井先生の仲の良さを噛みしめれる素晴らしい回でしたわ…
公式はん…ホンマおおきに…(合唱)
さいごに
さいしょは山田一家目当てで視聴しはじめた第30シリーズだったが、魅力的なキャラクターが多く、最後まではちゃめちゃに楽しんでしまった。しかも、一話が10分だというにもかかわらず、知らんキャラが出ても、会話の中でそのキャラの説明もしてくれるという親切設計。どんだけ凄いんだ…。
途中、いろんなキャラの「おにいちゃん」にまつわる回が連発し、『やべぇ…公式がガチで私の心を仕留めに来やがった…』とヒヤヒヤしました。(立花先輩と潮江先輩の回、最高でした)
もともと忍たまは雑渡さん・伊作くん推しだったのに、いつのまにか山田一家・土井先生・きり丸に興味がわき、次に立花先輩に潮江先輩と…『忍たま』ってアニメ1つで沼のツイスターゲームをしている気分でした。
山田一家、土井先生、きり丸の解像度もすごく上がって大満足です。
ところで…
山田先生の自宅へ訪問する際に、山田一家に「おかえりなさい」って迎え入れられてる土井先生の姿はどこにあるんですかっ…!?!
幻覚じゃないもん!
ほんとだもん! 本当にあるんだもん! ウソじゃないもん!
以上、『となりのトトロ』メイよりお送りしました。