書き初め|この人生で何を体験しようとしているのか。
正月3日。
今日は書き初めをしました。
去年、友達がくれた創作書道の本を参考にしつつ、
なんとなく自分なりにアレンジしつつ。
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この3日間、2つのテーマについて、交互に考えていました。
ひとつめは、
「本音で生きる」という今年のビジョンについて。
いったいどれぐらい正直になったら、本音で生きていることになるのだろう?という「本音」の匙加減をアレコレ考えていました。
端的に言うと、
やる前から言い訳を考えていたわけです。
そしてふたつめは、
「わたしはいったいこの人生で何を体験しようとしているのか?」
ということ。
こちらは、かなりめんどくさくて、
奥深くにしまいこんでいた、子どもの頃の記憶を手繰る必要がありました。
決して正月3が日にふさわしくない記憶たち。
それらの記憶から導き出した、わたしの人生の前半戦は、
「愛情とは代替可能なもので、わたしはほんとうの愛情を手に入れることができない」
という恐れに支配されていたということです。
そして、
「そうに違いない」
「そうじゃないかもしれない」
という両極の感情に振り回されて、ひとを拒絶したり、試したり、自分を粗末に扱ったりしていました。
さらには、愛情をもらうことができない自分を恥じて、表面上だけでも誰かに必要とされているかのように振る舞うことを自分に課していました。
つまり、わたしは
「愛されていないかもしれないという恐怖と向き合う」
という体験をしていたのです。
「本音で生きる」
というビジョンは、この恐怖にあらがうものであり、
それを躊躇するのは、まだわたしの中に
「誰かの愛情を逸する恐怖」
があるのだろうと思います。
***
もしかするとわたしは、この人生で
「愛のすばらしさを実感したい」
のかもしれません。
今のわたしは、
「愛を学ぶ旅」の途上にいます。
愛はそこらじゅうにあって、どんな景色の中にでも、わたしはそれを見つけることができます。
それは空気のように、ただ在るもので、手に入れようと躍起になるものではありません。
わたしの中にある恐れは、愛を見つける度に心を震わせます。
そうだった。恐れなくてよかったんだ。
そうホッとして、そのことに感動するのです。