【ミニマリスト】徒歩嫌いが嘘みたい！たった3つのアイテムで人生が変わった話
自分はとにかく歩くことが嫌いだった。
そんな自分が「いや～～～！これはなるべくやりたくないっすわ～～～！（超オブラートに包んだ表現）」なことのひとつに「〇〇に行くなら歩いて行こう」がある。
買い物に行くなら歩いて行こう、家から駅まで歩いて行こう、〇〇のついでだから歩いて行こう…。
ハア！？である。
いやいや、車も自転車もあるのになんで歩くねん！
いくら自分の歩くスピードが繁華街でキャッチに声かけられないように歩く人たち並みに速いといっても、絶対自転車のほうが速いやん！
それに夏はあっついし冬はめっちゃ寒いし、無駄に体力消耗するだけやん！
文明の利器に頼ろうや！文明万歳！
…というのが今までの考え方だった。
典型的な（？）現代っ子である。
ところがである。
最近ミニマリストの人たちの話を聞いていると、どうやらみなさん結構歩いてらっしゃる。
ミニマリストの多くは車や自転車を持っていない、だから歩く…というのももちろんあるが、健康維持のために歩く、というのも多かった。
それも仕方なく…みたいな感じじゃなくて、自ら進んで歩くという移動方法を選んでるようだった。
車を持たない。乗り物はシェア・サブスクで、歩くことを前提に街で暮らす。
うーん…これは自分も見習ってみる価値があるな…。
まず、そもそもなぜ歩くのが嫌いなのか。
理由はいくつかあるが、大きく分けて3つ。
1つ目は気分的なもので、要はつまらない。
今この住んでいる地域を何十年も見続けてるので、この風景にもうすっかり飽きちゃったのだ。
逆に旅行に行けば知らない見慣れない場所なので、いろんなとこをちょこちょこ歩き回ったりする。
そして2つ目は時間がかかるから。
目的地まで歩いて30分のところ、自転車なら20分、車なら10分で行ける場所なら、早く着けるならそれに越したことはない。
総じて、「夏は暑く冬は寒い時期に住み慣れてもう刺激がまったくない、面白くもない道を時間をかけて歩くのは肉体的にも精神的にもキツくて辛いので早いとこ移動したい、だから歩きたくない」ということだ。
でもだ。
自分の心持ち、意識次第で歩く時間を有意義な時間に変えることができるんじゃないか？？
そう思うようになったキッカケがAudibleだ。
天下のAmazonがオーディオブックやポッドキャストを提供、目で読む必要はなく文字通り耳だけで12万以上の作品を楽しむことができる。
なるほど聴くだけか…たしかにこれなら物理的な本を保つ必要がなくなるのはもちろん、スマホやタブレットを見続ける必要もなく、今話題の作品から昔読んだあの作品まで楽しめるのはいいな…。
…ん？？待てよそういえば…。
今年、自分史上最高の靴を手に入れた。当アカウントでお馴染みのCHAMELEON 8 STORM GORE-TEX®である。
ちょっとしたコンビニや普段の街歩き、知らない町並みから無雪期の低山まで。この靴があればどこへでも、いくらでも行ける！という気持ちにさせてくれる。
そして先日、無印良品のリュックも買った。
パッと見、至ってごくごく普通の肩紐だが、なんでも特許を取得してるほどの技術を盛り込んでいるようで、実際本を数冊入れてもほぼ重さを感じなかったのは驚いた。なのでリュックを下ろしたときはその重さを味わうハメになる。
歩くのに快適な靴、羽のように軽いリュック、質の良いイヤホン、そして歩きながら楽しめるAudible…これらの装備を整えた今、ただただ歩く時間が素敵な時間になるのでは？？
にわかに興奮してる自分がいる。「なんだかわからんけど、なんかすごい楽しいかもしれない！」と期待している自分がいる。
そんなこんなで、私の徒歩移動スタイルが始まった。
自分の予想していたとおり、徒歩とAudibleの組み合わせは絶大！ただの移動時間が楽しく学習できる時間に早変わり！
たしかに聴きたい作品は山ほどあるので飽きることもないし、毎日8000歩以上歩くようになったので多少は健康になりつつあるのかもしれない。
けど、これらは副産物で真の価値を手に入れることができた。
それは、自由。
歩くのって、自由だ。
自分の足で行きたいところに行ける。移動手段としてこれ以上の気軽さはあるだろうか。
普段通ってるスーパーはもちろん、街のアーケード街やちょっとした小道、大きな公園なども何の気兼ねもなく自由に入ることができる。
駐車場や駐輪場を探す必要もない。自転車に乗ってて「ちょっとの時間だけどお店の前に止めるのは悪いだろうし…」と悩む必要もない。駐禁を気にすることもない。何の悩みも葛藤もない。自由だ。
今日も図書館に行った帰りに「ちょっと公園に行ってカモでも見ようかな」と思い、ふらっと立ち寄ることができた。車や自転車だったらこんな芸当はできなかっただろうし、できたとしても徒歩に比べて手間取っていただろう。
靴、リュック、Audible。これらを使って自分は健康と、楽しい時間と、自由を手に入れることができた。
ぜひみなさんも素敵な時間をお過ごしください！
おわり。