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もっと楽々コピペで立案!脱水(脱水傾向)の看護計画

2024.8.9更新

※この計画は症状別看護計画の1つとして計画立案した。
体液量不足の定義から「体液量不足=脱水」であるため、標準看護計画の栄養-代謝パターンに体液量不足の看護計画を立案しているが、脱水(脱水傾向)の看護計画と同じ内容である。
※但し以下の点は異なる
・定義
・目標の表現
・各項目の表現:脱水→体液量不足

脱水(脱水傾向)の看護計画

<定義>
脱水とは、水分摂取量の不足や体液排泄量の増加など、何らかの原因により必要な体液量(水と電解質)が不足している状態を言う。

体液とは、生体内を満たしている液体成分の総称を言う。

細胞内液とは、細胞の中に含まれる水分の事を言う。

細胞外液とは、管内液と管外液に分かれるが、すごく簡単に言うと血液(=管内液)と細胞の間を満たしている組織液(=管外液)である。
※詳しくは以下を参照してください。

輸液の基礎知識 | 輸液と栄養 大塚製薬工場

脱水に関するQ&A脱水に関するQ&A(図2体液の分布) 看護roo!

細胞の環境|細胞の基本機能 看護roo!

体液の量はどこで調節されているの? 看護roo!

アルドステロン | 看護師の用語辞典 看護roo!

脱水の種類
等張性脱水(混合性脱水)、高張性脱水(水欠乏性脱水)、低張性脱水(Na欠乏性脱水)の3種類がある。一般的に脱水が起こる際は水と共にNaが失われるためほとんど(すべて)が等張性脱水(混合性脱水)と言われている。しかし、脱水の進行により高張性脱水(水欠乏性脱水)または低張性脱水(Na欠乏性脱水)に容易に傾くやすいため注意が必要である。

脱水の重症度
※脱水の重症度は以下を参照してください。
軽度から中等度の脱水症 大塚製薬工場

<脱水の程度の評価> こどもの病気・症状サイト

第5章 5-4:脱水症の重症度判定 ニュートリー株式会社

【2018/09/27】のクイズ(4.の解答の表) 看護roo!

看護計画

疾患:
既往歴:
治療内容:

目標
脱水の随伴症状が軽減する(無くなる)
脱水が軽減する(無くなる)
脱水を予防するための知識を習得し、セルフマネジメントできる

O-P
1.検査データ
-血液検査:Ht、電解質(Na、Cl、K、Caなど)、BUN、クレアチニン、血糖、Hb、Alb、赤血球など
-尿検査:尿比重、尿浸透圧、尿蛋白、尿糖、尿中Naなど
-下大静脈エコー
2.バイタルサイン(特に血圧の変動、頻呼吸の有無)
3.意識レベル
4.認知力、理解力
5.ADL
6.体重の変化
7.水分出納バランス
-IN(経口摂取量、輸液量、胃ろうなど)
-OUT(尿量、ドレーン類からの排液量)
8.食事内容、摂取状況
9.排尿状況
10.筋痙攣の有無と程度
11.発汗の有無と程度
12.皮膚や粘膜の乾燥の有無と程度
13.ツルゴール反応の低下の有無と程度
14.表在性静脈の虚脱
15.眼球陥没の有無と程度
16.口渇感有無と程度
17.口腔粘膜や舌の乾燥の有無と程度
18.脱水に関連した随伴症状の有無と程度
-等張性脱水(混合性脱水)
・口渇感 ※等張性脱水では口渇感は出ない場合もある
・皮膚や粘膜の乾燥
・ツルゴール反応の低下
・頻脈、血圧低下
・体重減少
・起立性低血圧
・めまい
・倦怠感、脱力感
・尿量減少など
-高張性脱水(水欠乏性脱水)
・口渇感
・皮膚や粘膜の乾燥
・ツルゴール反応の低下
・頻脈
・血圧低下
・尿量減少、濃縮尿
・高ナトリウム血症
・体温上昇
・精神神経症状(不安、興奮、幻覚、錯覚、傾眠、昏睡)
-低張性脱水(Na欠乏性脱水)
・皮膚や粘膜の乾燥
・ツルゴール反応の低下
・頻脈、血圧低下
・頭痛
・悪心・嘔吐
・食欲不振
・立ち眩み
・めまい
・体温下降
・細胞内溢流による症状(嘔気、脱力感、無欲状態、失見当識、頭痛発作、痙攣、昏睡)
19.脱水に対する治療の有無
-水と電解質の補給
・経口摂取
・経腸的補給法
・輸液療法
-脱水の重症化による意識障害やショックの場合は救急救命処置
20.脱水に対する治療の効果
21.精神状態
22.心理状況
23.脱水に対する思い
24.脱水についての理解

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