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セックス・アンド・ザ・シティ

こんばんは。
今日は、『セックス・アンド・ザ・シティ』を観たので紹介します!

あらすじ

HBOの大人気シリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」の新章では、現在のキャリー・ブラッドショー(サラ・ジェシカ・パーカー)、
ミランダ・ホッブス(シンシア・ニクソン)、シャーロット・ヨーク(クリスティン・デイビス)のリアルな日常と友情が描かれる。
キャリーはノンバイナリーのコメディアン、チェ・ディアス(サラ・ラミレス)が司会を務めるポッドキャスト番組にレギュラー出演しているが、
私生活では変わらずミスター・ビッグ(クリス・ノース)との幸せな結婚生活を続けている。
一方ミランダは、平穏無事な生活に浸かりきっている自分に気づき、大学院への入学を決め、シャーロットは10代の子供たちが作りだす常に変化するルールについていこうと必死だ。
今も魅力的な彼女たちの人生に大きな変化は起こったけれど、絶対に変わらないことが1つだけある。
それは、いくつになってもニューヨークでの生活は驚きに満ちているということだ。

Amazonより

よかったシーン

特に印象に残るのは、キャリーとビッグの関係にまつわるシーンや、友人同士の支え合いが描かれる場面。
1. ビッグとの結婚式のシーン
キャリーが夢見た豪華な結婚式。しかし、予期せぬ出来事により、式が一度破談になってしまう。このシーンは切なくも現実的で、キャリーが心から傷つきながらも自分を取り戻そうとする姿が感動的。また、その後の友人たちの温かな支えが彼女を励まし、友情の大切さが伝わってくるシーンでもある。
2. キャリーと友人たちのメキシコ旅行のシーン
結婚式が破談になった後、キャリーは失意の中で友人たちとメキシコ旅行へ。そこでの彼女たちのやり取りが、心温まると同時にユーモアも感じられるシーン。特に、キャリーが悲しみに沈んでいる中で友人たちが気を紛らわせようとする姿は、友情の力を強く感じさせる。
3. サマンサの自己探求のシーン
サマンサが恋人との関係を見つめ直し、最終的に自分の幸せと自由を選ぶシーンも印象的。サマンサが自分の人生の主導権を取り戻す瞬間であり、彼女らしい決断に共感するファンも多かった。彼女の自己発見と成長がうかがえ、映画全体のテーマとも響き合う場面。
4. ラストシーンでの4人の集まり
最後のシーンでキャリー、シャーロット、ミランダ、サマンサの4人が再び集まり、これからも変わらず支え合う決意を新たにするところは感動的。ドラマシリーズから続く彼女たちの友情が、映画でもしっかりと描かれており、観客にとっても大切な場面となっている。

名言

登場人物たちの人生観や友情を表す名言が多く登場する。以下はいくつかの印象的なセリフ。
1. キャリーの名言:
「彼はあなたを愛してる。でもあなたを傷つける彼よりも、あなたを愛するあなたを選んで。」
これはキャリーが失恋から立ち直ろうとする場面での言葉。自分を大切にしようとする決意が表れていて、多くの観客に響くセリフ。
2. サマンサの名言:
「私には私が必要なの。」
サマンサが自分のために恋人との関係を見直す場面での言葉。恋愛よりも自分を優先する決断が、彼女らしい強さと自由を象徴しており、多くの女性が共感するセリフ。
3. キャリーの名言:
「友達と靴は同じよ。たくさんの友達がいる方が素敵。」
キャリーが友人との絆を大切にする気持ちを表したセリフ。彼女のファッション愛と友情観がうまくリンクしており、キャリーらしいウィットのある名言。
4. ミランダの名言:
「愛することは簡単じゃない。でも、諦めることも簡単じゃないの。」
ミランダが恋愛の困難さとそれでも諦めない気持ちを表現した言葉。長い関係や家族の葛藤に立ち向かう彼女の姿勢が感じられ、観客にとってもリアルで共感を呼ぶ名言。
5. キャリーの名言:
「時には愛を持っているだけで十分じゃない。愛にふさわしい愛をくれる人を見つけることが大切。」
キャリーが恋愛に対する価値観を表現したセリフ。愛があるだけではなく、お互いに幸せでいられる関係が大切だと気づく彼女の成長が感じられる名言。

これらのセリフは、恋愛や友情、自己愛について深く考えさせられるものばかりで、映画全体に込められたメッセージを象徴している。

考察

現代女性の恋愛観や友情、自己実現をテーマにした作品であり、個々のキャラクターの成長と彼女たちの人生の選択が描かれている。この映画を通して、いくつかの重要な考察が浮かび上がる。

1. 恋愛と自己愛のバランス

キャリーの物語では、恋愛と自己愛のバランスが大きなテーマとなっている。彼女はビッグとの結婚を夢見ながらも、最後には自己成長の重要性に気づく。彼女の旅は、愛することは自己犠牲ではないというメッセージを強調しており、自己愛と他者への愛のバランスをどう取るかが問われる。彼女が結婚式の破談後に再び自分を取り戻す過程は、自己肯定感を持ちながらも他者との関係を築く重要さを教えてくれる。

2. 女性の友情

『セックス・アンド・ザ・シティ』の特徴的な要素は、キャリーとその友人たちの深い友情。映画は、恋愛関係と同じくらい女性同士の友情も重要であることを示している。キャリー、シャーロット、ミランダ、サマンサの4人は、それぞれ異なる価値観や人生観を持ちながらも、お互いに支え合い、励まし合う。特に、キャリーがビッグとの関係で傷ついた時、友人たちが彼女を助けるシーンは、友情の強さを感じさせる。友情が女性にとってどれほどの支えとなり、恋愛だけでは解決できない問題を乗り越える手助けとなるのかが描かれている。

3. 恋愛の多様性とリアルな人間模様

映画は、恋愛が一つの理想的な形に収束するわけではないことを示している。ビッグとの関係は波乱に満ち、サマンサの恋愛も一筋縄ではいかない。シャーロットは理想的な結婚を求める一方でミランダはキャリアと家庭との両立に悩む。これらのキャラクターたちは、現実的な恋愛の問題を抱えており、恋愛や結婚が単純ではないことを教えてくれる。恋愛においても完璧を追い求めるのではなく、それぞれの価値観や選択肢を尊重することが大切だというメッセージが込められている。

4. 女性の自由と独立

特にサマンサのキャラクターは、女性の自由と独立を象徴している。彼女は、社会的な期待や男性に依存することなく、自分の人生を楽しみ、自己決定権を持つことを大切にしている。サマンサの生き方は、女性が自分らしく生きることの重要性を強調しており、彼女のキャラクターは、他の登場人物が抱える恋愛や家庭の問題に対して異なる視点を提供する。

5. 成長と変化

映画を通じて、登場人物たちは個々に成長し、変化していく。特にキャリーは、ビッグとの関係で痛みを経験し、その過程で自分の強さや独立を再確認する。サマンサも自己中心的な自由を求める一方で、他者との関わり方を学び、友情の重要性を感じるようになる。これらの成長の過程は、観客にとっても共感できる部分が多く、どんな状況でも人は変わり、成長することができるという希望を与える。

総じて、『セックス・アンド・ザ・シティ』は、恋愛、友情、自己愛、自由をテーマに、現代女性の多様な生き方を描いており、視覚的にも感情的にも印象的なメッセージを伝える作品。

評価

視覚的には華やかで、特にファッションやニューヨークの街並みが魅力的に描かれており、映画のファン層には高く評価されている。しかし、評価は賛否両論であり、いくつかの側面からその魅力と欠点を考えることができる。

評価の高い点:

1. キャラクターの深みと成長
キャリー、シャーロット、ミランダ、サマンサのキャラクターは、それぞれ異なる個性と人生観を持っており、観客は彼女たちに感情移入しやすい。特に、彼女たちの成長と変化が描かれる過程は感動的で、個々のキャラクターが直面する問題に共感する観客が多い。
2. 友情の描写
恋愛と同じくらい、友情が大きなテーマになっており、4人の女性の絆が強調される。彼女たちが困難を乗り越える際の友情が、映画に温かさと人間味を与えており、この点が多くの視聴者に感銘を与えている。
3. ファッションと美術的な要素
『セックス・アンド・ザ・シティ』は、ファッションやスタイリングで非常に有名で、登場人物たちの衣装が話題になることが多い。特にキャリーのファッションセンスは注目され、映画全体のビジュアルが映画としての魅力を引き立てている。

評価の低い点:

1. ドラマの引き延ばし感
ドラマの映画化作品ということもあり、2時間の尺の中でいくつかのエピソードやテーマが無理に詰め込まれていると感じる観客も多い。特に、物語が駆け足で進行し、ドラマの細かいニュアンスやキャラクターの内面描写が薄くなるという批判もある。
2. 現実的な問題の単純化
恋愛や人生の問題が一部理想化されて描かれ、現実的には難しい選択が容易に解決されることが、リアルさに欠けると感じる観客もいる。特にキャリーのビッグとの関係は、あまりにも劇的で夢見がちな展開が多く、恋愛の現実を描くことよりもドラマチックな演出が強調されがち。
3. 男性キャラクターの描き方
一部の批評家や観客は、映画に登場する男性キャラクターが単なる「恋愛の相手」として描かれ、深みが欠けていると指摘している。特にビッグのキャラクターは、キャリーとの関係においてしばしば矛盾した行動をとり、感情的に満たされることが少ないと感じられることがある。

結論:

『セックス・アンド・ザ・シティ』は、ファッションやキャラクターの成長、友情の重要性を強調した作品であり、特にその豪華なビジュアルとキャラクターの魅力が評価されている。一方で、物語のテンポや現実的な描写に対する不満もあり、賛否両論を呼ぶ作品。特にドラマのファンにとっては楽しめる内容ですが、恋愛映画や人間ドラマに深みを求める観客には物足りない部分もあるかもしれない。

感想

人気ドラマの映画化作品で、ニューヨークを舞台に、4人の女性たちの恋愛や友情、キャリアを描いている。この映画はファッションやライフスタイルの面でも話題となり、ファンから支持を集めましたが、好みが分かれる作品でもある。

ファンからは、キャリー、シャーロット、ミランダ、サマンサのキャラクターがドラマの延長でしっかり描かれており、彼女たちの新しいチャプターを見るのが楽しいという意見が多い。また、恋愛や友情のリアルな描写が共感を呼び、特に長い間ファンでいた人にとっては満足度が高い映画と感じられることが多い。

一方で、映画版はドラマ版の独特な雰囲気を失っているとの意見もある。2時間以上の尺に収めるために、エピソードが詰め込み過ぎになり、表現が浅く感じられることがあるよう。

こんな人におすすめ

特に以下のような人々におすすめ。

1. 『セックス・アンド・ザ・シティ』ドラマのファン

映画はドラマシリーズの延長線上にあるため、ドラマのキャラクターやストーリーを愛している人にとっては特に楽しめる。キャリー、シャーロット、ミランダ、サマンサの4人のキャラクターが再登場し、彼女たちの成長や変化が描かれるので、ドラマを見ていたファンには必見の作品。

2. 恋愛や友情をテーマにした映画が好きな人

映画は恋愛と友情が大きなテーマになっている。恋愛関係だけでなく、女性同士の友情も重要な要素として描かれており、人間関係の深さや絆を感じたい人に向いている。自分を支えてくれる友人たちとの関係に共感する人には特に響くだろう。

3. ファッションに興味がある人

『セックス・アンド・ザ・シティ』はファッション映画としても知られている。キャリーをはじめとする登場人物たちのスタイリッシュな衣装は映画の大きな魅力で、ファッションに興味がある人や、ニューヨークの華やかなライフスタイルを感じたい人にはおすすめ。

4. 女性のライフスタイルやキャリアを描いた作品に興味がある人

4人の女性たちがそれぞれのキャリアやライフスタイルに悩みながらも自分の道を歩んでいく姿が描かれている。キャリアとプライベートを両立させようとする姿勢や、自己実現を追い求める姿勢に共感できる人におすすめ。

5. ハッピーエンドが好きな人

映画は基本的にポジティブなメッセージを持っており、登場人物たちが困難を乗り越えて幸せを見つける過程が描かれている。感動的で、最終的には前向きな気持ちにさせられる内容なので、ハッピーエンドを求める人にぴったり。

一方で、リアルな恋愛や人間関係に深みを求める人や、ドラマのテンポを好まない人には少し物足りない部分もあるかもしれませんが、全体としては楽しめる要素が多い映画。

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