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ショーシャンクを駆け抜けろ

※ネタバレはしていませんが、観たことのある方が共感して頂ける話題かもしれません。

 今、金ローで『ショーシャンクの空に』を観てます。

 もともと母上の『観るべき』思想で、あらすじは知っています。こういう名作中の名作を、観なさい観なさいって言う教育方針だったのですが、この作品も該当していたのでした。ちなみに、ただ語り聞かされたのではなく、ビデオなどで観させられたのだと思います(その詳細すら記憶に薄い)。

 実家で観たシーンの記憶もある。一番覚えていたのはクライマックスのシーンなので、ここでは語れない。敢えて言うなら……出るシーン、かな。

 全部覚えていないから、全部観たかが判らないのだけれど、「ああ、やっぱり、良い映画だった」という思いがひょっこり生えた。そして抜けない。

 母上、教育、成功しましたね。


 私の中の、ちっぽけなショーシャンクの空は、再び観ることで、広がっていく。

 この映画が刑務所の話だってことも、冤罪の話だってことも、収容者同士のドラマがあることも、刑務所にはびこる「悪」のことも、淡く深い哲学が下敷きになっていることも、既に知っていた。

 夜中の11時過ぎ。
 決して短くない映画なのに、終わって欲しくないなぁと思った。

 時間に余裕のある夜に、いつまでも物思いにふけたいとき映画だと思う。映画そのものにもだし、罪と罰という、普遍のテーマにフォーカスしてもいい。

 ああでも、やっぱりラストまで観た人同士で、ゆっくりと語り合うのがいいのかもしれない。


 ところで、自分の検索能力ではわからなかったのですが、この度の金ロー(2022.05.20)って、リマスターなどされているのですかね?
 すごく映像がきれいで、気づけば噛みしめるように観てました。

 あくまで私からの一論でいうと。

 『ショーシャンクの空に』の映画は。
 「罪」×「切ない」×「生きろ」だと感じました。


 私も悔いなく生きたいな。


トップ画像は、稲垣純也さんよりお借りしました。
府中刑務所を撮ったものだそうです。
罪は償うべきでしょう。でも、刑務所が、犯した罪を受け入れ、罪人が本当に償うべき場所でありますように。


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