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短歌集

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新旧を問わず短歌を載せた記事を集めています。 一つの記事に一つの時もあれば複数もあり。 かなり不定期な更新です。
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#今日の短歌

昔の短歌50首と再会しました!

 最近「#今日の短歌」なるタグができましたね!  フォローさんにも短歌を詠んで楽しんでいる方がいて、私はのほほんと読みながらハッピーに過ごしております(笑)。  で、本日は私もちょいと詠んでみました!  どう? ……どう??(ドヤァ) 10年前の50首に思いを馳せて 短歌といえば、実は私、しこたま創作していた時期がありました。その数、50首。それなりの短期間に集中して詠んだので、たぶん自分にしては頑張れた方だと思う(笑)。  目標にして作っていたのか、たまたま作ってい

春宴もうじき出番と気合い入れ雨を飲み干す桜が染まる

短歌とちょっと

仕事中 睡魔に襲われ闘う日 終業間際にヤツは勝ち逃げ  最近、まぁまぁ睡魔と闘ってます。  私の仕事って、午後はわりと座り仕事が多いんですよね……。午前中は立ち仕事メインで、昼休憩を挟んで、座り仕事みたいなパターンが多い(立ち仕事も無いわけではない)。  午前中でそれなりに溜まった疲労感と、食事で得た満腹感が相まって、座っているとすごく眠たくなるときがあります。暇じゃなくて、目の前に書類とかあっても、目を閉じそうになる……。苦戦。  一応、居眠りには至らず、一見すると

【短歌】真冬を綴じ込めて

雪降る日コートとマスクとマフラーの仕事は家が暖まるまで 強張った冷えた体を疲れだと思い眠って緩める睦月 明日の気温リサーチしている人を背に桜は春を準備している 見ぃつけた近所の庭のアスリート寒さに負けぬ梅の情熱

【短歌】うるっ☆

咲いている桜と夕陽に目が潤む 花粉のせいか記憶のせいか あとがき 今日は週末。私は明日が休日なのですが、それゆえ程々にくたくたな気分で、仕事終わりの買い物帰り、信号待ちしていました。 (疲れたぁ。お腹へったなぁ。家事するの怠いなぁ。仕事中のアレ……モヤモヤするんですが。私には見苦しいけれど、本人はさぞや気持ちいいのね)  脳内デトックス。主にネガティブな残りカス成分の分。  まずはそんなインプットに、自分の感想を添える。  そして渾身の言葉でアウトプット。 (あともう少

【短歌】春雨の朝 +α

雨を見て頭の痛みに手を添えて囀りを聴く春の寝室 あとがき わりと今朝の光景をまんま詠んでみました♪ 雨で窓の外が暗いなぁ……(→目) ちょっと頭痛い……(→頭&添える手) あ、雨の音に混じって鳥の声が……(→耳)  休日にかこつけて少しダラダラしている自分が、案外に五感をフルに使って考え事しているなって、急に気づきまして。なんだか妙におかしい気分になったから、勢いで短歌の形にしてみました。あぁスッキリ☆(笑)  ……そういえば今朝、私が聞いた鳴き声の鳥はなんだった

【短歌】ひぇ~ポカ~

冷え込んだ雨に差す傘しまい込み かじかむ指を手首で温め あとがき  昨日、ちょっとまとまった冷たい雨が降りました。てくてくと傘を差して十分ほど。屋根のある場所に移動して、傘をたたむ私。  何気なく両手を擦り合わせてビックリ。思っていたよりも、自分の指先がキンキンに冷えていました(笑)。で、慌てて温めたのですね……手の平というか、手首の方に温存されていた熱で(カイロは持っていなかった)。  中途半端に寒い日、そんなことありません?  指先などの末端組織が冷えやすいとは

【短歌】シャララ~ンと♪

白マスク越しに浮かんだ白雲に降るのは雨と雪のミックス 《解説(?)》 Yo! 寒いよ! 凍えるよ! ヤバい日 火曜日 気合入れ 乗り越えたじゃん? ジャンプしたYo? でも一番ヤバかったのは本日 金曜! ザザ降りみぞれに もはや心はノックダウン コレが冬ってやつか! ある意味フライデー! 白けた顔の溜息すら白く染めやがる冬将軍 早くどっかに行っちまえよ! Oh Yeah!!

【短歌】空を盗みたい人 -冬の灯-

涙出る かじかむ指に涙出る チョコの味わい じんわりミルク 芽生え咲き実った愛を摘み取って暖炉にくべて耐える冬の日 イブの夜 ひとり受けとる粉雪に冴える眼差し 震える返事

【短歌】空を盗みたい人 -秋の昔-

つと浮かぶ はじまりの色 とおい屋根 秋のとんぼとちいさな手より 栗御飯見て気づいたの あのときの言葉のイガに甘い実と色 色づけば紅葉もあせる手を開き夕陽と送る あせる君を

【短歌】空を盗みたい人 -秋微笑-

自由でも月まで飛ばず渡り鳥 冬際の宙 お礼の儀式  赤リンゴ 鍋に入れて煮出したら白くなる皮 我は青なり  ひと想い色あせた絵に別れ告げ彼岸へ花とともに流して

【短歌】空を盗みたい人 -翻弄波-

開け海! そこから生まれ還る波 ひとも潮でも打っては引いて  うつ波か せまる火の手か突風か ねらう人かにこらえる私  目が覚める あなたに会った気がしてる コーヒー飲んでも夢は醒まさず

【短歌】空を盗みたい人 -夏の夢-

柳風やけに冷えると目を開けば あつい夜の夢置き去りの汗  わか苦い煮詰めた念を茶葉にして捧ぐ ちなみにこのうた抹茶  憂鬱な君と今にも降りそうな空の機嫌をうかがう真昼

【短歌】空を盗みたい人 -仮想岸-

光速で影を切り取るふしぎ箱 すべての窓にいろいろな空  青闇で重なる星は陰と陽 人に見られてつい雲隠れ  ぎごちなくつくる指先 人形の瞳細工にうつる人情