少なくとも、続けることが自分と向き合うことになるなら
訳あって転職する道を選んだものの、そんなに上手くはいかず、前職の楽しかったことばかり思い出してしまう。
やりがいはないけれどラクな方を選んだ。分かっていたことだった。それなのに、自分の気持ちをコントロールできずにいた。
ある日ふと動けなくなった。あの時と同じだった。
残業時間も、業務量も、あの時の半分もないのに、同じだった。でも、今回分かったことがある。
あの時と同じなのだ。人数の少ない組織の中で、直属の上司と先輩社員同士が不仲で、自分はそのどちらの味方にもなれない。価値観が全く異なることによるストレスと、当然うまく進むはずのない仕事が私を締め上げる。
どんなに環境を変えても自分を苦しめるもの、苦手なものは変わらないのだなと、ある意味冷静な視点で眺めている自分自身を不思議に思った。
2度目だから、焦りも戸惑いもなく、怖いくらいに落ち着いていた。夫にもしばらく休職すると思うと伝えた。
家にいて、仕事のことが頭をよぎることもあったが、出来るだけ考えずに、本を読んだりパズルゲームをしたり、集中力を使う他のことをした。
その時にふと、noteを書いてみようかなと思いついた。
読んだり、観たり、聴いたりすること以上に、私は書くことが、好きだった。
書くこと、というよりは、表現する何かをつくること、考えることが根本的に好きなのだと思うけど、ことばで書くことは特に好きで、前職でもそれがやりたいがために、クリエイティブの部署に異動希望を出して社内試験を受けたことがあるくらいだった。
書くことは好きだけど、続けることが苦手なので、一回きりになってしまいそうだなと、手を止めかけたけど、どうせやるなら続けることを条件にしてみたい。
なんでもいいから1ヶ月、毎日投稿してみよう。それが、今の自分にとって、自分と向き合うことにつながりそうだと思えたから。
明日、私がここにいなかったら、
その時は、そういう奴なんだと笑ってください。