有用なビタミンD③(風邪にも効く?!)
前回同様に以下の本を参照
ビタミンDが遺伝子情報の中にある特定のタンパク質を
『作りなさい!』
と指令を出す
ビタミンDが指令を出して作らせているものには
前回も載せた抗菌ペプチド(小さなタンパク質の塊)がある
これが細菌やウイルスを攻撃して殺す作用をする
前回記事に載せたが
日光を浴びることでビタミンDは作られる
その為、冬になって日照時間が短くなると体内のビタミンDの濃度が減る
すると抗菌ペプチドの量が減り免疫力が弱まることで風邪をひきやすくなる
冬に風邪や病気にかかりやすいのはどうやら日照時間時間に関係がありそうだ
やはり太陽は偉大だ
ビタミンDがその力を補っているというエビデンスもある
検証実験として
閉経後のアフリカ系アメリカ人女性208人のうち半数の人に毎日800IUのビタミンDを経口投与し
残り半数の人にはプラシーボ(擬似薬)を与えたところ
本物のビタミンD薬を与えた人たちだけインフルエンザを含めた風の諸症状の訴えが1/3に減少
季節によっての変動もなくなったと記載があった
冬だからインフルエンザや風邪にかかるということがなくなった訳だ
ビタミンDの投与をさらに1日2000UIまであげたら風邪やインフルエンザにかかる人は完全にいなくなったらしい
となると常夏の国では風邪がはやることはないのだろうか…
ネットで簡単に調べた限りでは
常夏の国でも『雨季』など日照時間が少なくなる季節に風邪が蔓延しやすいなどと出てきた
今巷では『コロナはただの風邪』だと言ってる方もいる
もしそれが本当なら
ビタミンDが効果を発揮するかもしれない