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「ごちそう」な豚肉の煮物 沖縄黒糖バージョン

大人になってから知ったのは「ごちそう」って、家庭によって違うんだなぁということです。

結婚してから、ある日の夕食で家で「宅配ピザ」を食べたときがありました。
夫が「今日はごちそうだ〜」って言ったんです。
私はその時、あまりピンと来なかったんです。
私にとって、ピザはどんなメニューかというと、楽しい思い出はあるけど、「ごちそう」っていうカテゴリではないかなぁ、と。

その出来事で気づいたんですが「ごちそう」って、人によって、家庭によって違うんだな、ということです。


沖縄では行事が多いのですが、その度に「ごちそう」を用意します。
全てのごちそうを綺麗に盛り付けて、お仏壇やお墓にお供えし、お祈りします。そして冷めないうちに、下げて、自分達でいただきます。
それはご先祖さまに召し上がっていただき、その後に自分達もお裾分けしていただく、という考えがあるからです。
行事でお供えする「ごちそう」は、たくさんの種類があるのですが、その一つがこの煮物です。

豚の赤身肉を柔らかく、甘辛く炊いた煮物です。豚の三枚肉の煮付けと並んでいごました。

母に教わったコツは、下茹でのときに、するっと竹串で刺さるくらいに、しっかり柔らかく煮ること。その時に、泡盛(酒)を入れて煮ること。ゆで汁を活用すること。

私は味付けに沖縄黒糖を使って、コクのある甘さに仕上げてみました。

私にとっての「ごちそう」です。もし良ければお試しください。

【材料】
・豚もも肉(ブロック)…444g
・料理酒…50cc
・豚肉のゆで汁…3カップ(600cc)
・沖縄黒糖…大さじ2
・しょうゆ…大さじ2
・みりん…大さじ2
作り方
①豚肉を茹でる。お鍋に豚肉が浸かるくらいの量の水を入れて、料理酒を加えて茹でる。母によると、竹串でささるくらいまで茹でるとのこと。今回は20分間茹でました。
②肉を取り出し、1cmの厚さにカットする。茹で汁は捨てずに、とっておきます。
③鍋に、茹で汁、カットした肉、調味料を全て入れて40分茹でる。最初は中火で、沸騰したら弱火にしてくつくつと茹でます。落とし蓋をすると良いです。


沖縄黒糖は粉が使いやすいです。かたまりでもいけます。
かたまりのまま茹でます
20分位すると竹串ですっとさせるくらいになりました
茹でるとひとまわり小さくなります

1cmくらいの厚さにカット
鍋に茹で汁と、沖縄黒糖、みりん、しょうゆを加えます
調味料を全て入れたら
落とし蓋をして中火で加熱。沸騰したら弱火にしてさらに30分程くつくつと煮込みます
でき上がり♪
緑の多い夕ご飯でした


おまけ。
離乳食が始まって、ちょっと忙しいです。
長女(猫)が見守ってくれています。

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