「ごちそう」な豚肉の煮物 沖縄黒糖バージョン
大人になってから知ったのは「ごちそう」って、家庭によって違うんだなぁということです。
結婚してから、ある日の夕食で家で「宅配ピザ」を食べたときがありました。
夫が「今日はごちそうだ〜」って言ったんです。
私はその時、あまりピンと来なかったんです。
私にとって、ピザはどんなメニューかというと、楽しい思い出はあるけど、「ごちそう」っていうカテゴリではないかなぁ、と。
その出来事で気づいたんですが「ごちそう」って、人によって、家庭によって違うんだな、ということです。
沖縄では行事が多いのですが、その度に「ごちそう」を用意します。
全てのごちそうを綺麗に盛り付けて、お仏壇やお墓にお供えし、お祈りします。そして冷めないうちに、下げて、自分達でいただきます。
それはご先祖さまに召し上がっていただき、その後に自分達もお裾分けしていただく、という考えがあるからです。
行事でお供えする「ごちそう」は、たくさんの種類があるのですが、その一つがこの煮物です。
豚の赤身肉を柔らかく、甘辛く炊いた煮物です。豚の三枚肉の煮付けと並んでいごました。
母に教わったコツは、下茹でのときに、するっと竹串で刺さるくらいに、しっかり柔らかく煮ること。その時に、泡盛(酒)を入れて煮ること。ゆで汁を活用すること。
私は味付けに沖縄黒糖を使って、コクのある甘さに仕上げてみました。
私にとっての「ごちそう」です。もし良ければお試しください。
おまけ。
離乳食が始まって、ちょっと忙しいです。
長女(猫)が見守ってくれています。
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