
琉球料理で離乳食をつくってみた
こんにちは。琉球ごはんの瑞樹です。
私は「日常になじむおいしい琉球料理」をテーマに、琉球料理を研究しています。
琉球料理には、現代を生きる私たちの心と体に必要な要素がぎゅっと詰まっています。体のお悩みがある人、心に少し元気が足りない人に、沖縄県外に住む私でも実践できる方法にアレンジした「琉球ごはん」でアイディアやレシピをお届けしたく、発信をしています。
先日、娘が1歳の誕生日を迎えました。
スクスクと成長してくれて感謝。初めての子育てで不慣れなことばかりで戸惑う中、サポートしてくれる家族、園の先生方にも感謝。
家族3人なので盛大に、とはいかないけれど、大好きな琉球料理を作ってお祝いしてあげたいと思いました。
誕生日当日のメニューはこのようにしました。
・イナムドゥチ
・ジューシー
・副菜2品
・誕生日ケーキ
「イナムドゥチ」と「ジューシー」は、離乳食にして、娘にも食べてもらおう!ということで、一緒に作ってみました。今日はその過程をご紹介します。
タイトルにもしておいて何ですが「離乳食」って響きは、あんまりおいしそうに聞こえないなぁと日頃感じています。笑
英語の"baby food"のように"赤ちゃんごはん"とか?なんだかもうちょっとおいしそうな響きがあればなぁ。
イナムドゥチとジューシーとは?
このnoteを以前から読んで下さったり、沖縄料理好きならきっとご存じかと思います。
しかし、聞き慣れない方もいらっしゃるのでご紹介すると、どちらも琉球料理で沖縄に昔から伝わる味です。
この2品はお祝いの時にいただく、定番料理です。
イナムドゥチ = 具沢山のごちそう味噌汁
ジューシー = 沖縄風の炊き込みごはん
過去記事もぜひご参照ください。
▼イナムドゥチ
▼ジューシー
今日は離乳食も一緒に作ろう!
主役(1歳娘)にもジューシーとイナムドゥチを味わってもらおう!というのが今日の目的。
4つある離乳食のステージのうち、3つ目の段階。
ごはんはやわらかめ、調味料はまだまだ控えめです。野菜や肉魚は、細かく刻んで柔らかく煮れば、だいたいOKです。
・ジューシーとイナムドウチの同時調理
・と、離乳食づくり
結果から申し上げると、思ったよりもとても簡単でした。
その理由は、
どちらも「だし」をベースに味付けをするので、効率よく準備できた
重複する食材(豚肉、しいたけ)もあったので、余らせることなく使い切れた
食材とだしを用意さえすれば、あとは煮るだけ、炊くだけ。
大まかな流れはこのような感じです。
⓪大きめの豚肉を用意
①だしを用意する(かつおだし、豚だし、しいたけだし)
②材料を切る(ジューシーはみじん切り、イナムドゥチは短冊切り)
③炊飯器にジューシーの材料を入れて、スイッチを押す。この時少し離乳食用に材料を残す。
④イナムドゥチを作る。味噌を少量入れたところで、離乳食用に取り分ける。
⑤③の食材を小鍋で火にかけて、ある程度柔らかくなったら軟飯を入れ、味付けをし、離乳食ジューシーの出来上がり。
⑥イナムドウチとジューシーも完成。


しいたけだしは干し椎茸のもどし汁です



軟飯、豚肉、にんじん、しいたけ、だし汁(豚・かつお)

レシピは上記の記事をみてね

小鍋に切った材料とだし汁を入れて中弱火で煮る

ほんの少しの塩、しょうゆで味付け

レシピは上の記事にあるよ


具材は大きいので上澄みの汁だけにしました



副菜は里芋の煮物と豆サラダで和風に。

琉球料理は離乳食向きだと思った
離乳食は「だし汁」と「素材の味」がその味の基本。
琉球料理は、和食の中でもだし汁の使用量が多く、塩分は控えめです。
だから、離乳食の考え方にとっても近いんですよね。今回作ってみて、この二つの料理は、まるで親戚のような親しみを感じました。
クーブイリチー(昆布の炒め煮)ややふぁらじゅーしー(煮た炊き込みご飯)もきっといいなぁ。
近々試してみます。

\もっと幸せに食べよう、生きよう/
ダイエットや心身の健康づくりのこと、主婦の思いつきを事業にするまでの道のり、琉球ごはん研究家が日ごろ考えることを書いています。
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