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口の中で溶けてゆく深夜3時。
1日24時間の中で、
深夜の3時から4時の間が1番好き。
夜が深く、
空はミステリアスな青色。
世界は静かで、君の寝息が聞こえる。
悪夢をみて目を覚ますことが多く、
とりあえず君の名前を呼んでみる。
助けに来て欲しいとは思っていなくて、
ただ何かの呪文みたいに、
唱えてみると動悸が治まるような気がして。
いち、に、さん、よん、ご。
これを5セット、
呼吸を整える、気持ちを落ち着かせる、
雑念を払う。
君の声がすきだ、
深海の海藻がゆらゆらしている様な声、
天文学者に居そうな声、
90年代のロックバンドのコーラスを歌う人の声。
そんな感じだ。
あ、お酒飲みすぎたワタナベくんの声もきっとこんな感じなんだろうね。
君のキスは、
こんなことを文字にするのは信じられないぐらい恥ずかしいけど…
君のキスはね、麻婆豆腐味のガリガリ君みたいだよ。
喩えが下手すぎたね、
クリームシチュー味のガリガリ君に少し山椒をかけた感じ。痺れるから。
でも冷たくて温かくて甘くて濃厚で…今まで食べたことのない新食感のクリームシチュー味のガリガリ君にそっくり。
わたしは夢をみた。
冬限定のポッキーが口の中で徐々に溶ける夢、
氷がアスファルトの上で一瞬にして水になった夢、
ピカチュウの100万ボルドを受けても生きてる夢、
鯨に食べられてお腹の中にふかふかの布団が用意されていた夢。
おやすみなさい。
明日の朝は君が淹れたコーヒーの匂いに起こされたいよ。
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