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小さな巡回展~TOBICHI京都~

僕の好きな写真家の幡野さんの写真展に先日伺った。コロナの影響で延期となっていたのだけど、やっと開催されて、すごく嬉しかったのと、伺って、やっぱりとても良かったので、この記事を書いた。

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幡野さんを知ったのは去年。Twitterで”たまたま”知らない人が、幡野さんの本のことをツイートしていたことがきっかけだった。なんとなく気になり、クリックしてから、幡野さんの写真と言葉に魅かれ、書籍、ブログ、Webの記事などを見たり、読むようになった。

*僕が一番最初に読んだ、幡野さんの書籍。ここから、どんどん知りたくなった。

TOBICHI京都で開催されていて、ここは、いつもは雑貨や、書籍、可愛いグッズなどが販売されていたりする、小さな場所。
でも、この場所の空間がとても上手く利用されていて、居心地が良かった。空間の使い方ひとつで、その場所が活きるし、個性を出すもの。人間と似てるなとも、この記事を書いていて思った。

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幡野さんってどんな人?
そう感じる人はぜひこの展示会に行って欲しいし、書籍を読んで欲しい。僕が説明しなくても、そこで感じれるものがあるし、ググったらすぐに出てくる。
(僕がいいなと感じるからこそ、他人にも奨める。)

幡野さんの言葉と写真には、このコロナ中、とても励まされ、背中を何度も押された。自分の道は自分で選ぶ。決断する。他の誰のものでもない、自分の人生を選択することができるのは自分しかいない。
たくさんの方に背中を押され、幡野さんもそのうちの1人になっていた。
背中を押され、その後どうするのかも自分次第。その行動が大切なんだね。

TOBICHI京都のスタッフさんたちもとても親切な方で、東京で開催されている写真展のことをお伺いしたら、丁寧にこたえてくれた。

今回の京都で開催されている写真展は、少し前に東京で行われた写真展をこちらで開催しているとのこと。そして、今東京で行われている写真展は、京都開催の写真展とは違う写真と言葉が展示されているということ。

東京は”気仙沼の漁師さん”たちの写真が並んでいるみたい。

京都の写真展では、写真はもちろん、幡野さんの綴る言葉がすごく素敵で、数枚写真におさめた。書籍に綴られている言葉もあれば、この写真展でしか出逢えない言葉たちがあり、貴重だった。

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幡野さんの言葉には、力強さがあって、温もりがあって、きっと、あなたの背中も、優しく押してくれると思います。

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写真は写真だけでは不完全なものだ。
さわやかな笑顔の写真に不倫がバレた記事だったり、
ブラック企業で過労死した記事が添えられれば印象はかわる。

写真は添えられる言葉で印象がかわる、
焼肉だってタレで印象はかわるのだ。

だから言葉とタレを大切にしなければいけない。
言葉とタレで決まるといっても過言ではない。
写真に言葉がかさなって、ようやく作品として完成をする。

ぼくには後悔らしき後悔はないのだけど、
もしも死ぬ前に後悔するのであれば、
たくさんの光景をファインダーごしに見すぎたことだ。

たくさんの感動を肉眼で味わうべきだった。
もったいないことをしたと思う。

もしかしたら、写真家がいきつくゴールは写真を撮らないことなのかもしれない。
もちろん写真家という仕事はたのしいものだ、そして文章を書くこともたのしい。


自分の感性を大切にして、興味のあること、人には肉眼で味わうこと。
今日から東京入り。東京の展示会にも行こう。

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