【Ntsolの良さは人の好さ】未経験で転職したエンジニアがERPエンジニアとして活躍するようになったストーリー
「Dynamics365Finance&Operationは森にとって大工さんが使う工具のようなもの。自分の体の一部のようなものです。」
そう職人のように語るのが森哲哉。
20代後半で0からのスタートで自信もなかった青年は
今や堂々と自分の歩んできた道を誇らしげに語っている。
彼にとってNtsol、Dynamics365Finance&Operation(以下、D365FO)はどんなものなのだろうか。真相に迫ってみた。
■苦労した20代
筆者から見ていると、今でこそ輝いている森だが、Ntsolに入るまではかなり大変な思いをしていた。
元々ものづくりが好きで。大学は情報工学系の学部にいました。
だから就職もなんとなくIT企業で組み込みができればどこでもいいって最初は思っていました。
そこで入ったのが新卒した会社。
だが、様々な職種を経験するうちに自分の価値観というものがわからなくなってしまったようだ。
新卒で入社した会社は自社のパッケージソフトを製造販売する会社に勤めていました。
1年目にPGとして、2年目は営業、そのあとはカスタマーサポートでしたね。
でもカスタマーサポートは自分に合わなかったんですよね。
営業気質の人だったら合ったのかもしれないですが、
僕は全然そういう人間じゃありませんでした。
わからないことをわかったふりをして
中途半端に答えることもできずに黙り込んじゃうことが多くて。
僕自身、器用な人間ではなくて、上手く立ち回ることもできず、
周囲とのギャップもどんどんできてしまっていきました。
居場所がなくなっていくようなかんじ。
結構しんどかったですね。
20代のうちに職種で挫折してしまった経験は筆者もあるので痛いほどわかる。
そこで転職を決意した森だが、
そこで出会ったのがエヌティ・ソリューションズ(以下、Ntsol)だった。
■未経験での転職はチャレンジング。でも師匠に救われた
転機が訪れたのは転職をした28歳の時。自分の価値観を高められるところをとにかく探した。
僕が転職したのが28歳の時。
前職で一番評価されていたのがPGでした。
だからPGでの転職を考えていたんですけど、その頃ってちょうどリーマンショックの影響がめちゃくちゃ出ていたころで。
その影響もあったし、年齢のことを考えるとメジャーな言語は選ばないように意識しました。
メジャーな言語だとそもそもテスターとしてしか仕事ができないなど、
キャリアを広げるチャンスがないと考えていました。
年収についてはそこまで意識してなくてまずは手に職をつけたかったんです。
そんな時にD365FOの前身でもある、DynamicsAXを知りました。
マイクロソフトという大きなブランドを扱うことができると思い
それができる会社を探したところ、Ntsolを見つけ、入社することになりました。
28歳にて初の転職、しかも触ったことのない言語に触れるため、最初は不安も大きかったが、
森の今後のキャリアを決めるような出来事が次々と起きたようだった。
入社してからは、宮林さんともう一人Cさんという方にとても、とてもお世話になりました。
この2人は開発における森の師匠です。
D365FOは覚えることも多いので結構苦戦することも多かったんです。
よくある躓きなのですが、覚えることが多すぎて機能を理解するのにかなり苦労しました。
でも前述した先輩方に教えてもらったり、当時のお客さまから時間をかけてゆっくり調査することを許可してくれたりと
環境に後押しされて今ではかなり詳しく説明できるようになりました。
後輩に技術や知識を残していきたいと思えるようになったのも先輩方が不器用な僕を一生懸命育ててくれたおかげです。
<宮林の記事はこちらから>
少しずつ知識とともに自信もついてきた森。
現在は前職で語っていたような暗い影は見当たらない。
成長したなーって思うのは、やっぱりD365FOの機能で上司に聞かれたときにすぐに答えられるようになったことです。
たくさんある機能を覚えてきたんだなって自信がつくようになりました。
前職では迷惑しかかけてこなかったけど、今はこんな自分でも貢献できてるんだなって。
■現場エンジニアが語るERPの良さ
現場エンジニアだからこそ聞けることもある。
D365FOはERP(統合基幹システム)のひとつだ。
よく地味だと敬遠されがちのように見えるが、森にとってその魅力について聞いてみた。
ERPの良さは色んな領域の仕組みを学ぶチャンスがあること。
会計から始まり、販売領域や色んなことを学ぶことができて色んな知識をつけることができる。
だから知的好奇心が刺激されて勉強しがいがあるんですよね。
勉強好きな人におすすめだと思います。
それにERPってお客さまのそもそものシステムごと取り換えるようなものなので、規模が大きいんですよね。
だからそこにやりがいを感じます。
エンジニアも昔は労働時間とかすごかったですけど、今はそうじゃない。
働きやすさというものも感じてます。
その中でも森にとってD365FOとはどんなものなのだろうか。
D365FOは森にとって大工道具のようなもの。
森の今までのキャリアを築き上げてきてくれた全てです。
大工さんにとって大工道具って身体の一部だって言いますけど、
森にとってD365FOはまさに身体の一部。
だから森にとってのすべてなんですよね。
常に色んな性能がアップデートされているし、
蓄積されている知識と新しい知識でどんどんアップデートされている感が
すごく充実感を得られている感じがして、いい経験をさせてもらってます。
■Ntsolで12年。その魅力とは。
そんな森はNtsolに居続ける理由をこう語る。
Ntsolの良さは人の好さ。本当に人に恵まれている。
直属の上司であって神戸さんは本当にD365FOのプロフェッショナルで。
エンジニアって「成果物できました」で終わりじゃなくて
「この成果物がどういう風に作用していくか」
という「評価」の部分がとても大切なんですよね。
その面では神戸さんとはずっとお世話になっていました。
社会人としての先輩、という意味でもお世話になってますね。
<神戸の記事はこちらから>
また、こちらも直属の上司である服部さんには
毎年の目標設定でもかなりお世話になっていました。
「どういう方向性で会社の目標に対してどのように貢献したらいいのか」
というのを毎年かなり相談させてもらいました。
<服部の記事はこちらから>
ちなみに筆者のイメージだと、
神戸は穏やかで服部はちゃきちゃきの関西人。
どちらもカラーは違えどERPコンサルとして大活躍をしている。
また二人とも部下の面倒見はとてもよく部下からも慕われる人気者だ。
というか、言ってしまうとNtsolは面倒見が良い人の集団のようにも感じる。
上司のお二人もそうですが、宮林さんやCさんといった開発技術面での大先輩も面倒見がいい。
新卒ではなく未経験だったジャンルに対して本当によくしてくれたんですよね。
僕は器用ではないのに、ここまでよくしてくれるところってなかなかないと思うんです。
必然的に僕も恩返ししたいなって思って。
だから後輩教育においてもわかりやすくするよう意識しています。
話を聞いていて思ったのだが、森の説明は非ITの筆者にもわかりやすく説明をしてくれる。
専門用語だらけのIT業界だが、
筆者が疑問に思ったことを素早く察知して
「これはわかる?」
と理解していないところをさかのぼり、そこからひとつひとつ積み上げるように教えてくれるのだ。
きっとそこも何もわからなかった自分を育ててくれた先輩方への感謝の気持ちを持ちながら、
後輩をしっかり育てようという思いから出てくるものなのだろう。
■12年前は考えもつかなかったこれからの自分
28歳、未経験。
そんな森がNtsolに入社して12年。今も未来を見据えている。
僕はすっかりD365FOの人間になったので(笑)
職人というか極めたいという気持ちは強くなっていますね。
だから技術は極めるところまで極めていきたいです。
同時に、自分が先輩方からすごくお世話になったこともあるので、
それを後輩に伝えていきたいです。
自分のノウハウとまとめて渡していきたいなと思っていたり、色々考えています。
Ntsolの人の好さは先輩から後輩へしっかりと受け継がれているようだ。
これがNtsolのカラーなのだろう。
5月から新しい所属になった森。
事業部長はこう言う。
「仕様を理解して必ず自分のものにしてから着実に進めて行くところは、
若手のお手本になっている。
彼の誠実さと思いやりが後輩に継承されていくのは素晴らしい事です。」
不器用なのかもしれないが、今をとても楽しくでも真剣に仕事に取り組んでいる森の今後の活躍を筆者個人としてもとても楽しみにしています☺
撮影地:WeWork ArkHillsSouth