国体千葉県予選3日目 試合結果⚾社会人軟式野球
(3203文字/写真33枚)
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国体千葉県予選3日目は朝から風速10mを超える風と雨。台風のような天気の中、無事2試合が行われました。本日の勝利したチームが、明日から行われる代表決定戦へ進みます。
今日は写真多めでお届けします~
▽第一試合 松戸市役所×京葉ガス
京 210 200 000|5
松 010 001 000|2
(京)小平、村松-青山
(松)植谷、川又、奥川-真中
京葉ガスが序盤から主導権を握ります。主将・大嶌選手が初回、2回と連続二塁打で打線に勢いをつけます。中盤は相手のミスで追加点。投手陣は10安打されますが、要所を締めて反撃を断ちました。松戸市役所は救援陣が踏ん張りますが、攻撃がなかなかつながらず。
いきなりの二塁打に盛り上がる京葉ガスベンチ!
京葉ガス・青山選手が無死二、三塁から先制の犠牲フライ
笑顔で先制のホームを踏んだ大嶌選手
山本選手の適時打で生還する花島選手
西出選手にもヒットが飛び出し、初回から京葉ガス打線が止まりません!
京葉ガス・小平投手。公式戦では久しぶりの先発マウンドだったと思います。味方の援護もあり、粘投しました。
5回裏、ライト・西出選手の好守に笑顔の小平投手
一昨日、昨日の試合ではレフトを守った青山選手が今日は捕手に。青山選手にはやはり扇の要が似合います。
6回途中、マウンドを引き継いだ2年目の村松投手(背番号21)。大学の先輩、松戸市役所・小道選手に適時打を許すなど、毎回走者を背負う苦しい投球でしたが、リードを守り切り仲間に笑顔で迎えられます。
初回、苦しむ松戸市役所・植谷投手に「力抜いて」と声掛けをする酒井選手。チーム最年長になりました。
ショートの菅原選手も積極的に声をかけ、懸命に植谷投手を支えます。
2回表、1死満塁のピンチで松戸市役所・新井監督がマウンドへ。しかし、このあと死球を与え、押し出しで1点を与えてしまいます。
「今日は初回が全て」と話した新井監督は、植谷投手に対して「考え方そのものを変えないといけない」。
昨日のAKIRA戦では完ぺきなリリーフをした植谷投手。まだ2年目です。負けるのはつらいですが、糧にするしかないです。
昨日本塁打を放った大崎選手。9番ながら打撃好調。2死満塁から適時打を放ちます。
3回から植谷投手の後を受けた、川又投手。失策がらみで2点は失いましたが、昨日今日と安定した投球をしており、監督も「よく頑張っている」と評価しています。個人的にも頑張ってほしい、結果につなげてほしいと思っている投手です!
もうひとり、なんとか結果を!と願ったのは今大会は1番を任された菅原選手。2試合ともヒットが出ず、相当悔しかったと思います。少し力が入りすぎてしまったでしょうか。チャンスで回ってくる星の下にいる選手なので、なんとかものにしてほしいと思います。
松戸市役所はこういう状況の中でも練習は比較的でき、練習試合も積んできたそう。しかし「いくら強いチームと練習試合を重ねても、負けてもいい練習試合と公式戦の緊張感は全然違う」と新井監督。
チームは昨季限りで長くチームを支えてきた5選手が引退しました。
選手に聞くと「初めはやはりチームはちぐはぐでした。練習試合を重ねて、だいぶよくなってきましたが、やはり抜けた穴は大きいです」と素直な気持ちを話してくれました。
ピンチをチャンスに変えて、1か月後の天皇賜杯千葉県大会では今大会の悔しさを晴らしてほしいです。
▽第二試合 習志野市役所 vs 千葉銀行
千 000 000 000|0
習 011 010 10X|4
(千)山下、瀬川ー多田
(習)原-吉田
習志野市役所・原投手が2安打完封!小刻みに加点し、今季から主将の田村選手は猛打賞の活躍。千葉銀行は2安打ではなす術もなく。しかし新人3人がスタメンに名を連ね、これからが非常に楽しみです。
完封した習志野市役所・原投手。終始うまく力を抜いての投球でしたが、最後の打者にはめいっぱいの力を込めて!
3安打2打点の習志野市役所・田村選手。頼れる主将です!
昨季まで主将だった森野選手。一塁コーチ、ベンチで声を枯らします。習志野市役所はここ数年で本当にチームの雰囲気が変わりました。
7回表2死三塁、暴投で貴重な4点目が入ります
最終回、一塁手の宍倉選手が強風でどんどん流される飛球を壁際でナイスキャッチ!
相手チームの棄権もあり、この試合が今大会初戦となった習志野市役所は4-0で快勝し、代表決定戦に駒を進めました。
快勝した習志野市役所ですが、練習グラウンドはなく、こういう状況で市の施設も閉鎖。大会直前まで全体練習はできなかったそうです。ぶっつけ本番で大会を迎えましたが、椎名監督は「みんな野球が好きだから、楽しくやってくれたらいい」と試合前に話してくれました。
選手たちは目の前のプレーを懸命に、変に気負うこともなくできていたのかなと感じました。
千葉銀行の先発は山下投手。安定して試合を作れる投手です。
捕手は新人の多田選手
チーム初ヒットは新人の小澤選手!実は、高校(木更津)時代の小澤選手を記憶しておりまして、大変驚きました!
今季、監督に就任した水津選手。しかし「今まで通り試合に出ているから、監督という感じがあまりない」そうです。
実際、水津選手が試合に出ていることもあり、サインは伊谷選手が出していました。
主将の荒川裕馬選手。長打も打てるし、足もあり小技もできる。習志野市役所・田村選手に「いい選手だから~」と何度もいじられ(?)打席で笑顔でした。この時の雰囲気すごく楽しかった。
エースの瀬川投手。足を高く上げるところが個人的にすごく好きです。
ベテランの大越投手はこれまでつけていた背番号11を若手に譲り、チームをサポートしていました。
今ちょうどチームが変わるときで難しいところも多いでしょうが、チームワークが取り柄ですから、きっと一丸となって成長されることと思います!
明日からの代表決定戦は超過酷!!
まずは代表決定戦のトーナメントをご覧ください。
前回優勝の京葉銀行は予選が免除で代表決定戦からの登場です。なにやらややこしいトーナメント表です。
予選は3つのブロックに分かれており、本日代表決定戦に進む3チームが決まりました(富里市役所は市原市消防局の棄権により不戦勝)。
代表決定戦では敗者復活があります。2回負けたら終わり、というシステムになっています。
明日(代表決定戦1日目)の試合
①京葉銀行 vs 京葉ガス
②習志野市役所 vs 富里市役所
③①の敗者 vs ②の敗者
代表決定戦2日目
①の勝者 vs ②の勝者・・・④
③の敗者 vs ④の敗者・・・⑤
代表決定戦最終日
④の勝者 vs ⑤の勝者
※しかし⑤の勝者が勝利した場合は、もう1戦行われます。
決勝が2回って、すごい話ですが、そういう状況を何度か見ています。しかも同じ日の、30分後にもう1戦。
簡単に言うと、前回優勝チームが圧倒的有利なトーナメント。なぜかというと、これは聞いた話なのですが、国体は県の代表として出るので「本当に強いチームを送りたい」という意向のよう。
確かに、一発勝負だと波乱もありますが、この方式を制するには連戦でも勝ち抜ける戦力があるチームがないと厳しいです。全国大会は連戦ですから、そこを見越しているのだと思います。
よく考えられていますが、超過酷です。
明日からそんな、全国一と言える代表決定戦が行われます。天気はなんとか大丈夫そうです。お時間ある方は長嶋茂雄記念岩名球場へぜひお越しください。熱い戦いが見られることをお約束いたします!
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