幸せとは（名言集）

悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する（アラン）
つまり、楽観したければ、意志を持って自ら行動せよと。

幸せとは、報酬を求めなかった人のところに来る報酬（アラン）
プロセスとしての意志・行動に向かい、結果として得られるものが幸せだと。人事を尽くして天命を待つ、と同じことかな。

人間の本性は働くようにできている。真の仕事なら、没頭すれば興味がわいてくる。人を幸せにするのは、仕事の種類ではなく、創造と成功の喜びだ（ヒルティ）
労働賛歌。でもその通りだと思う。年を取っていつまでの役職にしがみつくのは、それが一番幸せだったとわかっているから。

人生とは、裏切られた希望、挫折した目論見、気づいたときには遅すぎる過ち、である。現在はない方がまし、人間である限り誤りである（ショウペンハウエル）
なすべきことが多いと苦しいし、なすべきことがないと退屈になる。報酬は極めて少なく、幸福な人生など不可能である。意志を持つことは必要だが、あらゆる欲望と困窮の元になる（同上）
幸せに対するアンチテーゼ。幸せなんて追求したって意味がないだろ？という痛烈なメッセージ。

心配の源泉は恐怖である。ゆえにその対策は、恐怖がなくなるまで考え抜くことである（ラッセル）
我々は退屈を恐れ興奮を求める。なぜ退屈を恐れるかと言えば、そこから死が連想されるからだ（同上）
自分の美点を誇大視するから被害妄想になる。同時に、他人に多くを期待しすぎてはいけない。超越すべきは他人ではなく自己なのだ（同上）
これらの対策のためには、興味の幅を広く持つこと。学習すること。そうすれば、おおらかな気持ちになれる。それが他者を引き付ける（同上）
という具合に、きわめて実践的である。