輪廻の果てを夢見る夜に
あと何度
生まれ変われば
ひっそり化石になれるだろう
心に眠る青い鳥は
いつになれば
歌声を聴かせてくれるだろう
誕生日に隠された暗号
解くために七転八倒
どんな惑星とも
調和しないホロスコープは
破っても破っても
追いかけてくる
メダカまで
絶滅しそうな世の中で
毎日笑ってられないよ
理想の暮らし
詰め込んだジオラマに
息吹きかけて
命宿すことができたらね
手のひらのコインは
裏か表か
1/2も当たらない直感で
くぐり抜けていかなきゃ
ならないなんて
時間という舟に乗れば
勝手に明日へ放り出されるけれど
抵抗したい僕は
ひんやり裸足で夜のベランダ
月に媚を売っている