意志の力は筋肉である
あなたは禁煙に成功した人や、毎日こつこつ勉強している人を見て「意志」が強いなと、思ったことありますか?
つい生まれつき我慢強いと感じますが、実はそうではありません。
心理学で、意志の力は「自制心(セルフコントロール)」と呼ばれ、多くの研究がされています。そして、自制心は生まれつきではなく、筋肉のように誰でも鍛えることができ、使いすぎると疲労することが研究で分かっています。
自制心は使いすぎると疲労する
部屋にはチョコレートと、ラディッシュ(二十日大根)が置かれた皿がある。そこに空腹の学生を入れ、Aグループはチョコレート。Bグループはラディッシュを食べるように指示。その後、絶対に解けないパズルを解かせ、あきらめる時間の早さを比べる。
結果:ラディッシュを食べたBグループは早くあきらめ、強い疲労感が見られた。
空腹の中、味のないラディッシュを食べることで自制心を消耗します。つまり、何かを成し遂げたり(例:noteの記事を書き終える)、ストレスを感じると自制心は消耗されます。結果として他の目標達成は難しくなります。朝は元気でも、夕方にはヘトヘトになる感覚です。
筋肉も最初は元気でも、筋トレ後は疲れますね。しばらく休んで、回復したらまた筋トレをする。同じですね。
自制心は鍛えることができる
筋肉とまったく同じで、鍛えることができます。
自制心を鍛えるのに有効なのは日常的な訓練です。たとえば家計簿をつけたり、瞑想する時間を作ることです。
ある実験で自制心が求められる行動(利き手と逆の手で歯磨きや食事したり、言葉遣いに気を付けるなど)を行わせたところ、何もしなかったグループより、自制心が求められる作業を効果的に行えるようになった。
つまり、日々の生活で鍛えることで、何かをするときのハードルを下げることができます。
自制心=筋肉
自制心の正体が分かれば、使いこなすのはかんたんですね。
作業に疲れたら、自分は弱いなどと言わず素直に休む。そして、回復したら再開する。
習慣にするのがむずかしければ、まずは日常的に訓練をする。
自制心をうまく味方にして、人生をコントロールしましょう!そして、この言葉を忘れないでください。
”意志の力は筋肉である”
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