みんなで考えよう!プラスチックのこと🌱
♡その3♡
シリーズでお伝えしている
札幌市小中学校の給食食器についてのレポートの
今日は『その3』です😊
札幌の給食用食器において
現在使われている強化磁器製のものに代わり
プラスチック製のものが採用検討されていて
市内4校でどんぶり1点の試行が行われています🍜
詳しい内容は
『その1』『その2』をご参照ください。
さて、前回の最後に
試行されている2種類のプラスチック食器について
両メーカーさんに直接電話で取材させて頂いた
とお伝えしたので
まずはその内容をご報告します❕
今回採用が検討されているのは
PEN樹脂と強化ABS樹脂の2種類で
ここでは仮にPEN樹脂食器の納入会社さんをA社
強化ABS樹脂の納入会社さんをB社
とさせて頂きます。
(素材のそれぞれの特徴などについては
今回のリポートでは割愛させていただきます。
内容が気になる方はDM下さいね。
資料あります✨)
札幌市教育委員会の給食課で伺ったお話によると
プラスチック製食器を比較検討した際に
リサイクル可能な素材のものを吟味し、
選択したとのことでした。
(これは札幌市のうるしはら直子市議も
そうだと仰っていました。その1参照)
ここで疑問になってくるのは
実際どのような方法で
リサイクルされているのか🤔ということ。
昨今の通常のリサイクルのシステムには
様々な問題があることは明白ですし
(何が問題なの?と思われる方は
ぜひ調べてみてください♥️)
リサイクルできる素材だから
無条件にOK!安心!とは
やはり残念ながらなりませんよね😅
そこでまずは
食器メーカーの両社に質問させていただきました。
質問 :
リサイクル可能なプラスチックを使用している
とのことであるが、自社回収や再利用の仕組みを会社として持っておられますか?
(両社とも)再生プラスチックを使った製品も生産されているが、使用済み食器はそういったものの原料となるのですか?
A社の回答:
使用済みの食器の自社回収は行っていない。
自社で生産している再生プスチック製品(トレイ、箸、植木鉢など)は
PEN樹脂食器の生産、成型などの際にでる廃プラスチックを使って生産している。
一度販売した製品についてのリサイクルはそれぞれの自治体の産業廃棄物のルールに従い処理されていると思う。
B社の回答:
回収を行っている。
回収した食器を粉砕、ペレット化し、トレーなどに再成型・塗装している。
強度的にも食器への再加工も可能だが、一度リサイクルされたものを、二度三度とリサイクルできるのかは未だ確かではない。
(リサイクル自体の歴史が浅いためデータ不足の部分があるそうです。)
ただし、すべてを回収しているわけではない。
引き取り、回収には条件もあり、購入時にリサイクルがシステムとして組み込まれているわけではない。
販売した商品のリサイクルに関しての決定は購入者の意向による。
(両社とも担当の方はとても親切に対応して下さり🤗
上記以外のお話もたくさん聞かせて頂いて
とても勉強になりました🌟)
以上のことから、リサイクル可能とされているプラスチック食器について
どのようなリサイクルがされるのかは、
購入した側の判断により行く末が変わるということになります。
再生可能なプラスチックを選んだから大丈夫❕ではなく
どのように処理をするかの部分まで
購入する側も判断し関わっていくことが重要なのではないでしょうか。
皆さんは今回のレポートからどのようなことを感じましたか?
私自身がこの件に関わって一番強く感じているのは
大切なことは
単に賛成、反対を言い合うのではなく
何が問題なのかをよく調べ、経緯をよく知り
問題解決のために何ができるのか
たくさんの人が興味関心をもって
みんなで知恵を絞り出し合って
最良の解決策を導き出すことなのでは?
ということ。
次回は
代替品についてリサーチした内容をお伝えします。
その4につづきまーす😆♥️
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