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創作大賞感想のベストレビュアー受賞者が考える、カクヨムコンの読者賞(旧スコッパー賞)を目指す方法。


はじめに 読み専の人が野望を抱いたなら

noteの創作大賞には、創作大賞感想があってベストレビュアー賞があります。

noteと同じようにカクヨムも、カクヨムコンの読者賞(旧スコッパー賞)や読者モニター制度など、小説を書く人々だけではなく小説を読んで感想を書く人々もまた評価されるサイト運営の形を模索しているのが伺えます。

Web小説を読んで感想を書くだけでお金がもらえて、そのうえ好きな作品が自分の感想の力で書籍化するなら最高だと、カクヨムコンの読者賞の受賞等を目指している読み専の方もいらっしゃりますよね?
そうなるためには、まずは投稿サイトの運営に優れた読み手として認めてもらう必要があります。

そこでこの創作エッセイでは、カクヨムコン等でレビューを書くのは当然として、より運営に自分を認知してもらうための手段をご提案します。

普段はあまりWeb小説を読まず漫画ばかりチェックしてる筆者ですが、カクヨムではGoodレビュアーやカクヨムコン受賞作の特設ページのレビュー掲載者に選ばれたことがあります。

またこの記事に書くのは主にカクヨムの話ですが、筆者はnoteではベストレビュアー賞を受賞したこともあるので、創作大賞感想企画に興味がある方にとっても多少は役に立つことが書けるのではないかと思います。

やれば絶対読み専として突出した存在になれるのはわかってるんだけど、Web小説を読むのが本当に好きな人じゃないとなかなか実行できない。
そういう方法を今からご紹介します。

1 まずは普通にSNS

SNSに絶対触りたくない性分とかじゃないなら、SNSでも読み専として活動しましょう。

最近はX(旧Twitter)以外にもいろんなSNSがあるので、自分に合ったところを選んで使うのが良いです。
X(旧Twitter)を選ぶなら、カクヨムがやってるX(旧Twitter)のキャンペーンにも積極的に参加してみてください。

読み専としてどんな情報発信をすれば良いのかは、なろうファンDB様のアカウントが参考になると思います。

(2025年1月20日追記)なろうファンDB様のスコッパー概念紹介記事も参考になると思うので、要チェックです↓

また複数のサイトやSNSで活動しているなら、読み専の方であってもLink In Bio的なリンクまとめを作って、SNSのURL欄に載せておくとよりアピールできるはずです。

2 自分の専門分野を決める

コンテストでレビュアー向けの賞を狙っていくなら、書き手と同じように読み手も独自色が求められます。

読みたいように読むのが一番ですが、より自分が読むのが得意なジャンルや設定、シチュエーションやテーマを作っておくと、審査員に名前を覚えてもらいやすいのではないでしょうか。

特にこだわりのジャンルがない場合、私がカクヨムでおすすめしたいジャンルは、ミステリーと歴史・時代・伝奇です。

理由はどちらも書籍を買うジャンルファンがわりといるけども、Web上ではあまり盛り上がっていないジャンルだからです。

SFとホラーは、カクヨムが公式で率先して盛り上げてきたジャンルなので、書き手も読み手も自己アピールに長けたライバルがたくさんいます。
一方でミステリーと歴史・時代・伝奇は読み手も書き手もいることにはいるのだけれども、ホラー・SFに比べるとおとなしい人が多く目立っていない気がします。

あと女性向け作品、特にスターツ出版っぽいものや非なろう系のものも狙い目です。

カクヨムにはファンタジー(非異世界)と文芸系の書き手はたくさんいるし、読み手もいるにはいます。

しかしスターツ出版的なオフィスラブとかTLで人気のシークレットベイビー系はそもそも書いている人自体もカクヨムでは少なく、作品数が無さすぎてスコップが難しい可能性もあります。
ただライバルは絶対に少ないジャンルなので、得意な人はやってみる価値はあります。

3 ギフトをおくったり、もらったり

カクヨムサポーターズパスポートのギフト機能(noteで言うチップ・サポート機能のようなもの)も、ぜひ有効活用してみてください。

カクヨムのサポーターズパスポートのライトプランについてくるギフト1個を、個人的な賞を作って毎月一人のユーザーを選んで贈って選定理由の紹介記事を書くとか、使い方に一工夫を入れるとより印象に残る読み専になれると思います。

ギフト機能等で課金すると、ちゃんと商品としての価値のあるものには対価を払う読み手として、運営に一目置いてもらえる可能性もあります。

また逆に、読み専の方がギフトをもらうために限定近況ノートを書くのも全然アリだと思います。

例えばコンテストの応募要項や応募作を読み込んだ分析記事の前半をカクヨムの創作論ジャンルの作品として投稿して、後半を限定近況ノートに乗せるとかなら、興味を持ってくれる人がそれなりにいるんじゃないでしょうか。

4 カクヨムネクスト作品に感想を書く

ちょっとした野心を持ったカクヨムの読み専の方々はきっと、カクヨムコンの応募作の中から自分の気に入った作品にレビューをたくさん書いてくださっていることでしょう。

でもそれは皆もやっていることなので、それだけでは読み専として埋もれてしまいます。

ここで一味違う存在として運営に自分をアピールするためには、サブスク系Web小説サービスのカクヨムネクストの作品(できればあまりコメントやレビューがついていないもの)に感想を書くのが良いと思います。

運営の人たちや編集者の方々は多分、カクヨムネクスト作品の感想に飢えてます。
ここでカクヨムネクストの作品に感想を書けば、公式作品もちゃんと読む読み専として運営に感謝してもらえるかもしれません。

カクヨムネクスト=有料というイメージが強いですが、意外と無料部分も長めにあります。
そのうえカクヨムネクストには、書いたレビューが公式ピックアップに採用されると、図書カードネットギフトが1000円もらえる謝礼もあります。(2024年12月現在)

レビューに自信があってちょっとした報酬が欲しい速読の読み専の方は、ぜひ挑戦してみるべきです。

5 カクヨム公式運営Discordに参加する

カクヨム公式運営Discordに読者として参加してみるのも、公式に評価される読み専を目指すうえでプラスになるはずです。

https://discord.com/invite/6mGf9GQEFA

特に公式Discordの中でも読んだ作品について語る読書チャンネルと感想募集チャンネル、そしてカクヨムネクスト作品専用のフォーラムは、あまり感想等を書く人がいないので目立てます。

圧倒的に読み手不足のサーバーなので、読み専の方の積極的な書き込みはとても喜ばれることでしょう。

Discordより他のSNSの方が居心地が良いという方も、他SNSの話題をDiscordに持ち込んだり、逆にDiscordの話題を他SNSで広げる感覚で使ってみてはどうでしょうか。

カクヨム公式運営Discordは文字創作者全般向けのサーバーですので、カクヨムユーザーじゃない方にもおすすめです。noteユーザーの方もぜひ。

おわりに 小説を読む才能

人には向いていることと向いていないことがあるので、まずできることをやれば良いと思います。

でもここに書いたことを全部実行すれば、確実にカクヨムの運営に認知してもらえてる読み専にはなれるはずです。

筆者は小説投稿サイトで小説を書いてますが、小説のスコッパーには絶対なれそうにないので、スコッパーさんたちを尊敬しています。

書く才能だけではなくて、読む才能もあってのWeb小説の世界だと思います。

野望を抱いたスコッパーさんや読み専さんたちがよりBigになれますように。
書く側から応援してます!



直接的すぎる宣伝になりますが、私はカクヨムコン10の魔法のiらんど(現代恋愛)部門とライト文芸部門に参加しています。
普段はなんか暗いファンタジーを書いていますが、今回は青春ものも用意しています。
もし良かったらよろしくお願いします。

https://kakuyomu.jp/users/poemin

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名瀬口にぼし🍳
記事を読んでくださり、誠にありがとうございます。 もし良かったらスキやフォロー、コメントをよろしくお願いいたします。 また小説は主にカクヨムで書いてますので、こちらもぜひ→ https://kakuyomu.jp/users/poemin

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