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どうせなら「いいなぁ」で。


「ずるい!と感じる嫉妬」と「いいなぁ、羨ましい」のきもち。どちらも他人に対する気持ちなのだけれど、ちょっと違う。

「羨ましい」の方は憧れが含まれていて、ポジティブともネガティブとも言えない真ん中あたりの気持ち。

「嫉妬」になるとネガティブな感じが強くてメラメラお怒りモード。相手に負けて欲しい、とか失敗して欲しいみたいな気持ちが出ることがある。

なんでそんなふうになるかというと、相手がうまく行くことで自分が下になる気がするからなんだと思う。

実際の位置は変わらないのにね。

だから「いいなぁ(羨ましい)」が出た後はちょっとだけ立ち止まってみる。

自分のどこに求めているものの種があるのかを見る。例えばみんなとあんなふうに話せて良いなぁ、自分も話せたらいいなという想いかもしれない。

そうやって想いの種が見つかったら、そのいいなぁを今度は自分のものにする。持ってる相手に視線を向けるんじゃなくて、自分がこうなれたら…という矢印に変える。

矢印の向きを変えるだけで、ずるい!は次の行動へのきっかけになる。

どうやったらあんなふうになれるんだろう。たとえば、今よりもすこし話すペースを変えてみようかな、最初に一呼吸置いてみようというような目標へのステップが出てくる。

嫉妬は怒りを含んでいて、怒りって結構力を持っている(から怒ると疲れる)。そのエネルギーを相手に向けるのではなく、「やる」ほうのエネルギーとして使う。

生きていて比べることをしない日はない。何かのタイミングで、ふと他人と比べることはある。

羨ましいと思うことも自然なこと。

ただそれが「ずるい!」という嫉妬のかたちになったとき、エネルギーを他人に使おうとしているなとブレーキをかける。

ずるい、ずるいとグルグルする時、自分はそのイメージの中にいるのか。大抵は相手しかいなくて、自分の時間、自分の思考のなかを他人に奪われている。

そんなとき「私は何を選ぶのか」。止まって矢印の軌道修正をする。

もっと自由でいたい。
家族とゆっくりしたい。
ああやって話せるとかっこいいなぁ。

選ぶためには選択肢が必要なわけで。
ずるい!と思った相手はまたひとつ可能性を教えてくれたのだなと思って流す。

どうせなら「いいなぁ」と感じたことを自分の中に取り入れる。

そんなことを2月の終わりに考えています。

ここまでお読みいただきありがとうございました🐅

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