アンディウォーホル展と伝説のディスコ、STUDIO54
京都での展示は、いよいよラストウィークとなる、アンディウォーホル展に行ってきた。
途中、京都駅前に広告用のトラック🚚が出ていたりして、この展示に力を入れているのがわかった。
開催場所はイメージ的に、京都国立近代美術館かと思いきや、通り向こうの京都市京セラ美術館。「もう貴方もこちら側(古風な側)に来てしまったのね?」なんて思って会場に入って見ると…
まだまだ人気に衰えは感じさせない💦多くの観覧者はここで買ったレプリカを自宅にノリノリ💃で飾るのだろうか?そういう私も、レプリカを部屋に飾って「いちびってみたい」のだが…何せ高価で買えなかった💦
そうそう、確か昔少しだけ学生時代にアルバイトをしていた夜のお店でも、タイトル画面と同じモンローのレプリカが店の隅っこに飾られていたが、そのお店はマスターからアルバイトまで、全員が高飛車でいい加減だったにも関わらず、週末には店に入れない程、客達が溢れていた。しかも、店が客を選ぶことさえあった。(残念ながら、ドレスコードでなく、客同士のケンカが絶えなかったからだが)💦
でも、私一人が席を遣り繰りしようと努力していただけで、そんなことは始めから必要ないことだったようだ💦(当時のケンカは、イベント的な要素を持った安全な客同士のショーだったと思う💦)
店の男の子たちはDやR、KKと言った京都でも有名な大学に義務教育あたりから入っているお家のお子達であり、頭の良さだけで入ったような優秀庶民ではなく、本物の直系プリンスたちだった。もちろん、顔は言うまでもない。古い表現だが、まさに女の子にモテる為だけに学生生活をおくるプレイボーイ達だった。
私がそこに入れたのは、それらの条件をクリアしたからではなく、ただ、店のビルオーナー(開業医)の奥様と親しかったからに過ぎないが、だからだったのか?或いは私一人が専門学校生だった(頭が悪かった)からなのか?店のコンセプトを全く理解していなかった💦
彼らが高飛車なのも、トラブルを恐れないのも、勘定さえもいい加減なのも、全ては店のコンセプトに沿ったものであり、単純に彼らがプリンスだからではない、彼らは優秀で、自分の資質と能力を知り尽くし、それを最大限に活用していたに過ぎない。彼らを目当てに女の子が集まり、女の子を目当てに男が金を落とした。(ちなみに店は、ホストクラブやナイトクラブではなく、ショットバーに近い上品さもあった不思議な空間だった)。
私一人がコンセプトを理解せず、さながら居酒屋店員のような働きをしていたのだから、彼らの輪にも入れようハズもなかった…💧
しかし、それが結果として幸運を招いた✨というか、巻き込まれずに済んだ。彼らは一斉に店から叩き出されたのだ!
詳しくはここに書けないが、マスターもビルオーナーも関与していない、彼らだけのトラブルだったが、エース級、いや、一軍(本物のプリンス達)は全滅した。慌ててかき集められた新たなバイト達は、私を含めて、酷く見映えがしなかった💧さながら二軍の補欠という印象で、とても店を支えられそうになかった…💧
私は自らその店を去った。そのころ、専門学校の実習も本格化してきて、週末さえも自由な時間はなくなりつつあったから…(私にプレイボーイの素質がないのは、この考え方からもわかるだろう💦やはり、二軍の補欠ということだ)。
その後、しばらくして店が閉店しているのを見かけた。あれだけ毎週末に混み合った店の前の通路も、ケンカ騒ぎが絶えなかったビル前の歩道も、客に連れられた飲食店の思い出も、まるで幻のようだった。
そして、数年後(いや、数ヶ月かもしれない)、私はようやく店のコンセプトを理解することができた。それは、映画STUDIO54に出会えたからだ。
口コミでは星🌟一つなんて酷評もあるが、それはこの世界(コンセプト自体)を理解できていないから?いや、そのレプリカさえも見たことがないからだろう。
本物のSTUDIO54には、アンディウォーホルも常連だったという。もう昔過ぎて記憶にもないが、映画の中(初回上映は1998年)にもアンディは登場しているそうだ。(もちろん本人ではない💦)。
この作品を映画館で見たか?DVDで見たか?今となってはそれも定かではない。本質だけを残して細部の記憶はかなり消えているのかもしれない💧
これを機会に久々に、映画STUDIO54をもう一度見返してみるのも悪くはない。
※Studio54は70年代、ニューヨークにあった当時最先端のディスコフロア。
終わり🔚