スキルLv.1→Lv.10ショートチャレンジ!で、新たな身体知を。
スキルLv.1→Lv.10ショートチャレンジ!
12月21日、中高生の挑戦を応援するワークショップ「スキルLv.1→Lv.10ショートチャレンジ!」を岡山大学で開催、中高生31名が参加しました。
このワークショップは国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「EDGE-PRIME Initiative」事業の一環として、岡山大学研究・イノベーション共創機構スタートアップ・ベンチャー創出本部と協働で企画したものです。
ワークショップでは、「マーケティング」「デザイン」「AIプログラミング」のテーマで、マーケティングは株式会社リゾームの中山博光代表取締役、デザインは備前市地域おこし協力隊の池田涼香氏、AIプログラミングはリムゲイト株式会社の若林潤一代表取締役といった各分野で活躍するプロをお招きしました。
テーマ:マーケティング
商品を販売するときに必須とされるマーケティング戦略。マーケティングとは、誰かの笑顔づくりのためのモノ・コトづくりと定義して、各グループで「誰かのために、なるほど・いいね財布を考えよう」というワークを実施しました。
●参加者の発見・気づき
自分とは違う意見がたくさん出てきて、一旦ありえないなと思っても声に出して、共有してみることが大切だなと思いました。マーケティングって言っても、幅広い活用方法があって普段の生活にも繋げられることがあるんだなと感じ、普段から気にかけていこうと思います!
考える対象を誰にするかによって、どのような問題点が見つかるかが変わってくる。今回考えたとき、最終的に全世代を相手にしたので、家族のことを考えたり、若い人のことを考えたり、子どものことを考えたりする必要があった。
テーマ:デザイン
イベントの参加者募集や飲食店のPRなど、様々なシーンで広報媒体として活用されるチラシ。伝える×デザインを会得すべく、世の中で展開されるデザインから伝えるコツを抽出し、個人で部活動の部員募集など、自分が必要なチラシを作成しました。
●参加者の発見・気づき
デザインが結構身近なところに使われているんだなと思いました。相手に伝えたいことを考えてまとめていくことが大切だと思いました。
自分の視点ではなく、相手の視点にたって考えていくのがいいことがわかりました。
テーマ:プログラミング
私たちの日常に当たり前のように入ってきたAI。小学校などで利用されているブロックプログラミングを操作して、接続したマイコンボードへの指示を出すAIづくりにチャレンジ。グー・チョキー・パーの画像認識プログラムの作成などに取り組みました。
●参加者の発見・気づき
普段何気なくAIを使っていることを知ったし、どんなところでAIが使われているのか以外と自分たちでAIを作ることができることを知りました。
プログラミングの学習にはある程度の根気強さが必要で、改めて、トライ and エラーの大切さを知りました。
振り返りワーク
振り返りでは、スキルの身体化を目指して、今日の経験から棚卸しを試みました。自分たちが選んだプロジェクト(マーケティング/デザイン/プログラミング)をワークシートの中心に記入し、その行為を構成すると思われる要素をブレイクダウンしていきます。
中高生の感想
0から1を生み出すのは大変だと身をもって感じられた。自分にないアイデアをたくさんの人と共有できて、気付きや新たな視点で物事を考えることが出来た。日常生活に結びつけるのは難しいけれど、簡単なことから意識して行動に移せると良い。
使ったことのないソフトで自分が宣伝したいものを可愛くできて楽しかったです。また、普段習うことのないデザインという分野の興味がさらに深まりました
違う学年、高校の人と話す機会を持てた事も面白かったし少し経済に触れた事で進路の考えの変化もあると思う
マーケティングは誰かの笑顔を増やす行為というお話がすごく納得できた。誰かのこうしてほしいという思いを拾って形にすると、それで助かる人が生まれるというところにやりがいを感じて楽しかった。