#008 多様な働き方と個性を大切に、よりよいチームへ
“放課後はゴールデンタイム”という理念のもと、子どもたちの豊かな放課後をつくり続けている放課後NPOアフタースクール。その職員やスタッフがどんな想いや考えを持って日々の仕事に取り組んでいるのか、一人ひとりのリアルな声とその魅力をお届けします。
プロフィール
■子どもも大人も、自分らしく幸せに生きられる社会に
―これまでの経歴について教えてください。
大学を卒業してから約20年間、アパレル業界で企画運営やバイヤーの仕事に従事していました。子どもを授かったことをきっかけに、子どもも大人も十分に満たされない社会であると感じ、教育分野に興味を持ちました。その後、放課後NPOの存在を知って転職し、現在に至ります。
―なぜ放課後NPOへ?
子どもが産まれて、価値観がとても大きく変わりました。当時は、子育てをしながら働きたくても、子どもの預け先がなく、子どもも大人も安心して過ごせる制度が整っていませんでした。なので、子どもも大人も、自分らしく幸せに生きられる社会にしていきたい。そのために、少しでもアクションを起こしたいと思いました。
さらに、「ものを売り続ける」ことに疑問を持ち始めた時期でもありました。アパレル業界に就職した当初は、たくさん作ってたくさん売ることが推奨されていました。しかし、在庫や同じような業態が増えていく中で、お客さんを奪い合って売り上げを取っていくようになって。世の中はもので溢れているけれど、「ものがあれば幸せなのか」ということも考え始めたんです。
そんな中で、放課後NPOを見つけ、企業と接点を持つソーシャルデザインチームなら、企業で働いてきた自分の経験を活かせるのではないかと思い、飛び込みました。
■個人にあった働き方を実現しながら、事業を支える柱に
―現在はどのような仕事をしていますか?
企業の方と協働でつくったオリジナルプログラムを、全国の子どもたちに届けるソーシャルデザインチームで働いています。その中で、事務局として、プログラムを届けるまでの調整や、備品の準備などを担っています。
プログラムを届ける人が、不安を抱えながら当日を迎えるのではなく、「事務局がばしっと整えているから後はもうやるだけだ!」と思える。そんなふうに、しっかりと準備をすることが私たちの仕事だと思っています。
年間で約200件のプログラムを、私含め約10名の事務局メンバーで担当しています。
―仕事に対してどんな想いや願いをもっていますか?
理想の働き方や、大事にしていること、強み・弱みはチームメンバー一人ひとりで異なります。多様な働き方が実現でき、個性を大切にできるチームでありたいという願いのもと、チームづくりをしています。
全国の放課後現場でプログラムを実施し、多くの子どもたちに笑顔を届ける、その土台となるのが、私たち事務局の仕事だと思っています。個人にあった働き方を実現しながら、社会に大きな影響を与える支えになっていきたいですね。
―仕事のやりがいやこれからやってみたいこと・チャレンジしてみたいことを教えてください。
楽しく働けている日常が、今の自分にとっては大事なんです。いろいろ大変なことがある中でも、チームメンバーが「自分の居場所はここだ」と思える環境を維持することがやりがいですね。
組織の規模が徐々に大きくなっていき、組織自体が変化していくフェーズにあります。そんな中で、効率性や持続可能性の観点で、自分たちがより働きやすい仕組みにブラッシュアップしていきたいと思っています。
「いかに事故なく、もれなく、期限内に効率よく進められるか」を意識しながら、最終的にチームにとって適正な判断をしていくことが必要なことだと感じているので、そこに向き合っていきたいです。
■チームメンバーからのメッセージ「傾聴力と包容力と実行力を併せ持つ、ソーシャルデザインチームのバランサー!」
―最後に、チームメンバーの東さんから届いたコメントを紹介します!
「増田さんと言えば、ソーシャルデザインチームのバランサー!
ソーシャルデザインチーム内の横断的な調整業務を、持ち前の傾聴力と包容力と実行力で整えてくださっています。
日々起こる様々な無茶ぶりにも、やんわりと包み込むように耳を傾け受け止め、サポートがほしいなーって時には一切迷わず『私やりますね!』と声をかけていただき、即実行に移していただけるとっても頼もしいお方です。
それだけでなく、日常の中で増田さんからさりげなくあたたかな一言をもらって心救われている人は団体内外問わず数知れずいるはずです。
謙虚さと存在感の大きさをあわせ持つチームになくてはならない存在の増田さん、これからも大いに頼りにさせていただきます!」
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文:コミュニケーションデザインチーム・伊藤