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#007 企業の今と子どもたちの今をつなぐ架け橋に
“放課後はゴールデンタイム”という理念のもと、子どもたちの豊かな放課後をつくり続けている放課後NPOアフタースクール。その職員やスタッフがどんな想いや考えを持って日々の仕事に取り組んでいるのか、一人ひとりのリアルな声とその魅力をお届けします。
プロフィール
①名前
阪田 裕里子 さかた ゆりこ
②所属
ソーシャルデザインチーム プロジェクトマネジャー
③入職時期
2022年5月
④自分を表すキーワード
#ハマると熱い #ポジティブ #笑いを忘れない #アート #哲学 #好奇心ドリブン
⑤放課後の思い出
本を読んでストーリーの世界に浸ったり、自分がショップの店員という設定で工作をしてみたり、「想像」の世界を楽しんでいました。
■教育分野未経験での転職-「子どもの幸せ」に関わりたい
―これまでの経歴について教えてください。
大学卒業後、Web制作会社にWebディレクターとして入社し、企画・プランナー職として企業のデジタルコミュニケーション支援をしていました。産休・育休期間も含めて14年間勤務し、退職後はスタートアップ企業に転職してマーケティング担当をしていました。
ーなぜ放課後NPOへ入職されたのですか?
元々、学生時代から「みんなが幸せになる方法」について考えていたのですが、自身の出産・育児を機に未来を担う子どもの幸せを考え始めていたんです。
子どもが成長していき、小学生になると、保育園のときは自由で豊かな体験をしていた時間が一転して「お勉強」「座学」に変化して驚きました。それがきっかけで、今の日本の小学生の課題に目を向けるようになりました。
そんな中、息子が小学2年生の時に習い事として工作教室に通い始めて。それまであまり習い事に興味を示さなかったのですが、好きなモノづくりができるからか、自分から行きたいと言ったことがきっかけでした。そこでとても活き活きとしている姿を見たときに「いいな」と思ったんです。
そして、子どもたちの豊かな体験をつくるために、自分にできることはあるか、そういった活動に関われないかと思って調べて見つけたのが放課後NPOでした。
子どもに関わる仕事は未経験でしたし、当時の仕事も全く違う分野だったので、週末のボランティアなどできる範囲でと思っていたのですが、採用ページを見ていたらソーシャルデザインチームの募集があって。これまでの自分のキャリアとやりたいことが合致していて、「まさにこれだ!」と思いました。
自分の経験やスキルが活かせそうなこと、採用説明会に参加してみて団体の方針に共感できたこともあり、転職を決意しました。
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■企業と共に「もっとやってみたい」のきっかけづくりを
ー入職後の仕事内容について教えてください。
所属しているソーシャルデザインチームは、企業と協働して体験プログラムをつくり、全国の子どもたちに届けるチームです。
私はプロジェクトマネージャーとして複数の企業を担当していて、主にプロジェクト推進のために企業担当者とやり取りをしたり、プログラム企画・制作にあたっての内部チーム取りまとめや、実際に子どもたちに体験プログラムを届ける際の現場責任者などもしています。
その他、企業の方に放課後の価値を認知・理解いただけるようなイベントの企画・開催なども行なっています。
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ーどんな想いで仕事に取り組んでいますか?
体験プログラムを放課後の居場所に届けると、大人側に新たな気づきがあったりするんです。
例えば、「内容が伝わるだろうか」と不安な顔をしていた企業の方が、実際にプログラムを実施してみると子どもたちの様子に驚いたり、子どもたちの思わぬ発想力や意見に「すごいな」と元気をもらって帰って行ったりすることもあって。
大人である私たちが子どもに何かをしてあげているというのではなく、子どもたちから湧き出るものにも目を向ける、そのような「フラットであること」を大切にしています。
また、「フラットであること」は、企業とのプログラム開発でも意識しています。
企業が子どもたちや未来に向けて何かをしたいと考えてくださって、そこから体験プログラムの形にするわけですが、つくり方によっては企業の宣伝に偏ってしまい、子どもたちのためにという目的からずれてしまうかもしれない。
そうならないために、子どもや未来のためという企業と我々の想いがきちんと伝わるよう、軸がずれていないか、子どもの立場からはどう見えるかという点を考えるようにしています。
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ー仕事を通しての願いを教えてください。
インターネットが普及したことで、子どもたちも様々な情報にアクセスできるようになりましたが、「生の情報」や「生きた体験」はなかなか知ることができなかったり、逆に情報が溢れすぎて薄くなったりしているものもあると感じていて。企業の皆さんから、そういった「本物の情報や体験」を教えてくれることにとても価値があると思っています。
また、プログラムでいつもとは違う特別な体験をすることで、子どもたちの意外な一面を見ることができたりするんです。
届けた先の放課後現場のスタッフさんから、「この子はいつもはなかなか集中できないのに」「あまり興味ないテーマかと思ったら夢中になっていて驚いた」といった声を聴くこともあります。
子ども自身も、プログラムを通して自分はできない・苦手だと思っていたことが「意外とできるんだ」と気づくことができる。
好きや嫌い、できる・できないは、まず色々なことを知ってみないと分からないんです。学校では「教科」という大きな括りになってしまう部分を、様々な企業と協働していくつかのテーマに切り分けたり、実際に体験してみることで、自分の可能性に気づくきっかけに繋げられたら良いなと思っています。
■チームメンバーからのメッセージ「どんなに忙しい時でも明るく楽しい雰囲気をつくってくれる、チームの『知性』であり『ユーモア』!」
―最後に、チームメンバーの樽井さんから届いたコメントを紹介します!
「阪田さんは、私たちソーシャルデザインチームの知性でありユーモアでもある人です。企業との協働プロジェクトを進めるにあたって、何をどのように伝えれば伝わるのか、私も含めて、みんな頭を悩ませながら日々業務に取り組んでいますが、自分たち、そして企業の想いや考えを言語化、図式化をするときに阪田さんの右の出る人はいません。動くアイデアの泉です。絶好調のときは『今日はいいのおりてきたわー!!!!』とテンションが上がる様子もかわいらしいです。
そして、いつもユーモアを忘れず、どんなに忙しいときでも明るく楽しい雰囲気をつくってくださるので、阪田さんと話すとみんなアイデアだけでなく、元気と勇気もお土産にもらえます。
これからも、全国の子どもたちの世界や可能性を広げるための大きなチャレンジ、ご一緒できると嬉しいです!」
放課後NPOアフタースクールで働くことにご興味のある方はこちら!
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文:コミュニケーションデザインチーム・伊嶋