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どう変わる!幼稚園・保育園、そして幼児教育
「成果が問われる幼児教育」
9月28日(日)、東京浜松町の東京グランドホテルで行われる「学習塾経営サポートセミナー」。私は、光栄にも「特別講演」の講師として招かれた。主催する吉備システム販売(株)の川上社長とはもう20年近くのお付き合いになる。私は、川上社長とのご縁で、塾の先生方対象の研修会を行うようになった。学習塾と幼児教育、一見私の講演は塾の先生方とは無縁に感じるかも知れない。川上社長は、幼児教育の考え方や指導法は、塾で指導される講師の方々にも十分通用すると判断されたからだそうだ。実際に研修を行ってみると、私自身、先生方が悩まれている問題に多少なりとも役に立つ事がわかった。しかし、時代は学力社会から「ゆとり教育」へと傾斜していった。後に、この研修は15年早すぎたと言われた。
「ゆとり教育」の失敗から、子ども達の学力は低下していった。学習に対する意識低下は教育現場で大きな問題となった。学級崩壊、小1プロブレム、不登校児の増加、虐め等々の問題と共に、子ども達の学力は、集中力、記憶力、想像力と、彼らが今後必要とする能力の殆どを身につけることなく社会に出て行くことを意味していた。教育改革が叫ばれ、形としては指導要領も学力を基本に大きく変わった。しかし、現場は急な舵取りのせいで混乱を来している。教育現場の学習の二極化は、指導の難しさを露呈している。既に、義務教育は民間教育のバックアップなしには十分機能できないところまで来ている。それは、学校だけは対応できないところまで、子ども達も、同時に保護者も多様化しているからだ。子ども達の生活習慣、躾、コミュニケーション能力など、本来ならば、家庭で教育すべき人間形成の土台形成が十分されずに学校生活が始まる。これは家庭力の低下と考えられる。
義務教育も大きく変わる。幼稚園・保育園でも年長から小学1年生レベルの基礎学習指導が開始されようとしている。同時に、幼稚園・保育園・幼児教室・学習教室そして義務教育、これら教育機関に共通した責任が課せられようとしている。それは「学習の成果」だ。この学習の成果とは何だろう。学力社会と言っても、それは単なる知識偏重ではない。思考力重視が既に叫ばれている。しかし、学力の二極化は満足な知識すら持たない子ども達を多数抱えている。この基礎知識をどのように指導定着させるのか、年長児から開始される学習の意味は非常に重い。既に、新たな幼小一貫教育に向けた動きが出てきた。保育園からも、幼稚園からも。幼児教育で子ども達はどのように変わるのか、いや、子ども達ではない。大人達が変わるべきなのだ。今回、一地方都市の保育園で行われている教育活動のビデオを放映する。7月、研修の為に訪れた際、ビデオ撮影したものだ。今まで、外部には見せることがなかった境域内容は、他の保育園や幼稚園、そして小学校から注目されている。今回行われる「学習塾経営サポートセミナー」に参加される先生方も驚かれるだろう。しかし、現実は新たな教育指導のあり方を問われている。
私も、この間出来なかった自分の夢の実現に向け活動を開始した。そこには、価値観を共有し、同じ教育観を持った方々が集う。このセミナーを通じて、また新たな仲間が増えると思う。幼児教育も変わらなければならない。
2014/9/23
著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫
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