2019/08/21 シラクーサの夕日が最高すぎて
もりもりパニーノをパクパク食べながら、小さな市場をぐるりと。活気が漲っている。
ぐるぐる歩いていると、小さな路地に。地元の人がたむろしている一角があり、なにやら美味しそうな匂いが、、、正体は、店なのかよくわからんくらいのこじんまりした入り口から。
頼んじゃうよね、これは。昼間っから新鮮なシーフードのフリッティと、白ワイン、モレッティ。
最高過ぎてどうしましょう!この木の器もええなぁ〜とひとしきり褒め倒す。
向かいでは、バンビーニがわらわらと出たり入ったり楽しそうにしてました。誰が親でもなく、大人みんなで面倒見てる感じが良かった。
バンビーニは本当はもっといたのだけど、ちょこまかしてて画面には入らなかったのよ。
途中、良い感じの海も見つけて思わず飛び込みたかったけど足をチャプチャプになんとか抑えこむ。
水着を携帯することを固く誓い合った昼下がり。
こちらは、観光スポットとなっているパピルスが自生するアレトゥーサの泉。ナイル川流域の植物であるパピルスがなぜここにあるのかは謎らしく、また、海がすぐそこなのに淡水の水がこんこんと湧いていて、不思議な力を感じる場所。
さてさて、パワースポットといっても暑すぎて、パワーダウンしたワタシ。この後目の前のバールで売られていたシチリア名物グラニータに飛びついた。
暑すぎて暑すぎて、熱中症になりそうになり一旦宿に戻りしばし休憩。
宿のカフェスペース。
こういう密でパブリックな場所にも、自分や家族にまつわるものを置いているのってなんかいいいいなあ。
もちろんヌテラは外せない。
ゴロゴロしながら、明日からのレンタカー手配と島を出る段取りをとネットで調べたることに。
けれども見積もっていた日にちではどの船も満席!どうやら8月終盤はバカンスを終え本島へ帰る人々で船はごった返している様子。ベッドから飛び起きて、これはえらいこっちゃシチリアから出られんぞ、と血眼で探し、なんとか車+人間2人の最下等クラスチケットを入手したけれど、思ったよりも長いことシチリア島へいることとなる。
まぁ土壇場旅はこういうのがつきものということで、とりあえずレンタカーも手配し、なんとか落ち着いところでもういい夕焼けどき。外も涼しくなってきたので再びオルティージャ島へ。
島へ向かう道中。こちらは観光スポットとはまた違う、地元時間が流れていてなんだか良かった。
そして橋を渡りオルティージャ散策をしようとしたところで、こんな素敵な場所に出会ってしまったので、、、一服してしまうよね。
ここらもドックおすすめスポット。夕焼けが綺麗だよ、との言葉に誘われて良かった。やるねぇドック!
最高の夕焼の最高のアペリティーボ。
横では若いカップルがいちゃいちゃしてて、それはそれでいい肴。イタリアにいるんだなぁ〜と実感。
あまり情報を事前に入れ込まず、なんの筋書きもなく始める旅、出会った人や物事に身をまかせるからこそまた新しく出会う景色、いつもその場その場の判断と勘で行動して現場力が鍛えられているから、こういう最高のご褒美にありつけるのかもね、と語ったのかどうかは覚えてないけど、私たちの旅の醍醐味はこうゆう瞬間にふと訪れる。
なんでもすぐにネットで調べられるからこそ、そういう、誰かがご親切に作ってくれた教科書を頼りにするんじゃなく、現場の匂いを嗅ぎ分けるっていう自分たちの嗅覚をこれからも鋭く持っていたい。
ああこう書いていたらまたどこかに行きたくなる。
夜のドゥオモ広場。この広場が古代からずっと、人々の集う場所であるということに、ただただとてつもない大きさのロマンを感じる。
夜ご飯は、イタリアンファミリーが詰めかけていたリストランテで海鮮をたっぷりと。美味しかったなぁ。
ゆったりとした島時間を過ごすことができた。
良かったなぁシラクーサ。
これからドタバタ劇が始まることを、本人たちはまだ知らない。
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