2023年縁側の夏休み。
machiminで企画したツアーについてふり返ります。
初めてツアー企画をしたときのふり返りについては、以下の記事にまとめています。
こどもの日に親子で楽しむツアーを企画
今回はこどもの日の祝日に開催するツアーを午前と午後の2部構成で企画することに。流鉄に乗ることをメインにした設定から、流鉄探検ノートのスタンプラリーを使って、流鉄の各駅を回って親子で楽しめる設定に変更。
各駅でスタンプを押すだけでなく、駅ごとでのミッションクリアを目指し、小さな達成感を味わえるノートのコンテンツを活かした内容にしました。
第2部では「流鉄ぬりえ」を使った企画。
machiminの縁側に来た方と何気ない会話をする中で「実はこんなこと悩んでいた」という話を聞くことがありました。抱えていた悩みも会話の流れで話せることで、少しだけ心が軽くなることってありますよね。
目的は親子で流鉄ぬりえを楽しむためですが、ぬりえをしながら会話をして、「実はこんなことがあってね」というような話ができる時間にできないかと考えて企画しました。
ターゲット設定の甘さや商品理解の浅さが課題に
ツアー当日、流鉄ではこどもの日限定の記念乗車券セットの販売があり、流鉄に乗りに来た人々が縁側にも沢山いらっしゃいました。第1部では流鉄探検ツアーをSNSの告知で見た親子やmachiminができた当初からの常連さん親子が参加。親子だけでなく、大人だけでの参加者もいたことが新鮮でした。
第2部の流鉄ぬりえの企画では、午前中の流鉄探検ツアーに参加した子ども達が午後も参加。
今回の企画をふり返り、ターゲット設定の甘さと、企画する際のテーマとなる商品への理解の浅さについて手塚さんよりフィードバックをもらいました。
ターゲット設定については、流鉄ぬりえの企画では”子連れのお母さん×自分の話をしたい人”という曖昧なターゲットを設定し、どんなお母さんなのか、どんな話をしたいのか、など深くイメージしきれておらず。想定したシチュエーションで企画内容に何があると適切かも考えずに「流鉄ぬりえ」が親子で楽しめそうだと漠然と考え、チグハグな企画になっていました。
商品理解については「流鉄ぬりえ」とは、どんな意図や想いのつまった商品なのか?どこが面白いのか?を知る工程を踏んでおらず、流鉄ぬりえを"ぬりえ"としてだけ捉えて企画してしまった点を反省し、次の企画で改善することにしました。 相手についてはもちろん、自分についてもしっかり理解する必要があると気づきました。
流鉄ぬりえに込められた想いとは
「流鉄ぬりえ」が作られた背景を知るべく、作り手の橋本さんに聞いてみました。
前回の企画では、流鉄ぬりえのコンテンツには触れていませんでしたが、6月のツアーでは具体的に「流鉄ぬりえが参加型で体験できる内容であること」が分かるように企画内容を見直しました。
素早くPDCAを回し改善を重ねる大切さを学ぶ
6月のツアーでは平日の午前や午後で月4回の開催日を設定しましたが、思ったように参加者を促せず。「開催数は増やしたものの参加を促せなかった」ということに気づきながらも、何が要因で次に何を活かせるかをふり返らずにいたところ、手塚さんからフィードバックをもらいました。
「ふり返りをすること」が次の企画に活かされ、成長につながると思い、改めて企画を通しての気づきや学びについて考えてみました。
自分起点の企画であると、自分がターゲットになっていた為、自分自身と同じように「流山本町や流鉄、みりんについて知りたい」という想いのある人が参加をしてくれたように感じます。
親子向けのイメージのみから企画したツアーは参加を促せず、自分起点でニーズを理解した上で、企画したツアーには参加を促すことができたということが気づきとなりました。フィードバックをもらいながらマーケティングの奥深さを知り、すぐに身に付けられるものではないことが分かり、回を重ねて企画力を上げていきたいとおもいました。
写真提供:hitokomacamera