machimin縁側通信・MAP制作編
2023年縁側の夏休み。
2022年11月よりスタートしたmachiminの活動をふり返ろうと思います。
今回はmachiminの活動として最初に取り組み始めた"machimin口コミ観光MAP"の制作から学んだことをふり返ります。
口コミ観光MAP制作のはじまり
「machiminで活動したい」「今の自分を変えて成長したい」そんな想いで飛び込んだmachiminの縁側。
自分には何が出来るだろうと考えたときに浮かんだのは、「イラストを描くこと」でした。
”machimin口コミ観光MAP”をつくるキッカケは、私自身が流山本町のことが分からず、machiminに訪れたお客様に伝えられる情報が乏しかったからです。
口コミ観光MAP制作に携わりながら、流山本町を知っていく活動に取り組んでみたいと思いました。
描き出さないと描けない
イラストを描くときは、まず頭の中で大まかなイメージを考えます。そして、イメージを元に描き始めてみます。
描き始めてみると、「思ったように描けない」というシーンに何度も出会います。どこか上手く描こうとすればするほど、気に入ったイラストが描けなかったり。
少し肩の力を抜いて、あそびの要素を取り入れながら描いてみるとイメージに近いイラストが描けたりします。
「イラストを描くこと」一つを通しても、この感覚は”描く”ことだけに共有することだけではなく、日常で何か新たなことに挑戦してみるときの考え方にも活かされていくようになりました。
MAP制作の失敗で学んだ代替案の大切さ
毎週金曜日に縁側でMAPの制作を進め、トライアルで縁側スタッフから口コミを集め、大きなMAPに拡大印刷して縁側に貼り出すことに。
「まちを歩く人が見るときのために大きく印刷したい。A4サイズ16分割して印刷したらいいね。」という話になりました。
私の頭には「A4サイズ16分割」ただそれだけがミッションとして頭に残りました。
印刷方法を探してみると、自宅ではデフォルトの設定で16分割印刷ができないと気付き、縁側のスタッフに「誰か印刷してくださいませんか」と依頼をしてしまいました…!
今考えても”何て頭の硬い人間なのだ”と悔やんでも悔やみきれません。
もちろんMAP制作の責任を持つのは私であり、代替案を考えずに「できません」と言ってしまったことは大きな失敗でした。
そんな失敗に落ち込んでいるとき、どう考えると良いのかを手塚さんより教えていただきました。
MAPを制作し、印刷していく過程における失敗から「目的や制約を考え、代替案を考えること」の大切さを学びました。
私は何かにつまずいたとき、すぐに落ち込み「この進め方ではできない」という結果にして、原因を探らずに諦めてしまう思考のクセがあることに気づく機会に。
できないことが問題ではなく、”なぜ”できなかったのか、”どうしたら”できるのかを考えることが大切なんですよね。
「印刷できない!」とパニック状態になってからは、制約を伝えつつ、代替案を一緒に考えていただきました。そして最終的に縁側に別の用事でいらっしゃったはしもとさんに協力いただき、印刷までの道をたどることができました(涙)。
口コミが集まらない!?
さて無事印刷を終えて、「口コミでオススメを教えてくださいね」と小さくメモ書きを添えて貼り出していました。
何日か経ち、「口コミが中々集まらない」ということに気づきました。
また、つまずきポイントです。
以下の課題が出てきました。
・配置場所が目立たない
・MAPの趣旨がスタッフ間で共有できていない
・初見の人に趣旨が伝わらない(何を書けばいいのか分からない)
・MAPを置いておくだけの待ちの姿勢では集まらない
MAPの趣旨はmachiminの日刊に書き、スタッフ間でも改めて共有。
MAPの近くに看板を置くことで、初見の人も参加しやすくなるように工夫しました。
そして通りがかった人が口コミを書くだけでなく、まちのことに詳しくない私のようなスタッフがまちの人からオススメを聞く形で口コミを増やしていく運用に変更。
MAPをまちの人とスタッフとのコミュニケーションツールとして活用していきました。
少しずつ改善することで、口コミも増えてきました。口コミが集まってくることで、カテゴリを分けたMAPを作ってみたくなったり、MAPの範囲を沿線まで範囲を広げてみたらどうなるか考えてみたり、新たな想像力が働きます。
またMAP制作とともに流山本町をテーマにしたツアーと併せて口コミを集めていく企画を進めています。今まで進めたツアー企画については、後日ふり返りたいと思います。
育ちつづけるmachimin口コミ観光MAP
MAP制作をスタートしてから学んだことを大切に、これからもMAPを育てていきます。
まちのオススメをまちの人から聞きながら、スタッフのオススメも増えていく。
十人十色なオススメの連鎖でMAPがどんどん作られていき、まちの人とのコミュニケーションを通して、まちへの理解を深めていきたいと思います。
縁側での活動は、ボランティアでありながら自分を客観視する機会を持つ研修でもあると感じています。まちの活動に参加し、活動を通して、まちを知り、自分を知る。そんな時間です。
「自分にはこんな考え方の傾向がある」と認識するだけで、同じような状況になったときに、自分のクセを認識し、行動に変化が出てくるように思います。「クセを直す」というよりは「クセを知る」だけで、「こんな自分はどうやって生きていくと、活きていくのか」という視点も持てるようになると思いました。
自分を受け入れて進んでいくことには勇気がいりますが、それでも一歩ずつ成長を実感できる日々を過ごしていけたらと思っています。