小説「ジミー」の世界で味わえたこと
感情の揺らぎが繊細に描かれた作品が好きだ。
一瞬一瞬の心の動きを捉えて離さない。一緒に体感できる臨場感。
「ジミー」は、まさしく登場人物と共に、感情の渦に入っていける物語だった。
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偶然noteで出会い存在を知った青海エイミーさん。
エイミーさんの書く言葉が好きで、小説を出すことを知り「読もう」と決めた。
そして初めてのクラファンで、届いた小説「ジミー」
小説は普段全く読まない。今までの人生でフィットするストーリーに出会えてなかったのか、完読することができないことが多かったからだ。
ジミーは、一気に読み終えた。
そして何度も泣いた。自分でも驚いた。
涙が止まらず、読み進めてはまた涙が溢れた。
本を読みながら、何か余計な事を考える隙が無く、読み終えた。没頭して読み切ってしまう。
読み切れて、ストーリーの世界での感情の渦に入り込んでいた。感情の揺らぎを繊細に表現した作品。
私が好きな描き方だった。
生きていると起きる沢山の出来事。一瞬一瞬に感情はあり、その時々で霞んだり晴れ渡ったりする。
そうした"生きている"ことを感じられる作品が好きだ。
ジミーは、そんな作品だった。
物語の中で出てくる、苦しさや掻き消したくなる感情も含めて愛おしく感じさせてくれる。包み込まれる優しさに涙が溢れる。
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私は小説を読まない人ではなかったことにも気づけた。
涙して涙して心動かされる経験ができた。
これからもきっとそんな物語に出会える日がくるかもしれないと思うと、嬉しくなった。
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