遊びたいゲーム、大渋滞中
ついに明日、ポケモンシリーズ待望の新作「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」が発売される。幼少期より紫色が好きな俺は即座にバイオレットを選択し、既にDL版を購入済みで準備万端。約二〜三ヶ月、いやそれ以上もの期間をこのソフト一本で楽しめる見込みなので、しばらくは退屈する暇もない日々を過ごせそうだ。
それに伴う悩みがある。ポケモン発売の前後約1ヶ月にかけて、他にも遊びたい新作ソフトが多すぎるのだ。「スプラトゥーン3」も並行して続ける予定のため、幾つかのソフトの購入を見送らざるを得ない…。
俺は君たちのことを忘れない。そんな思いを込めて、購入を諦めた(先延ばしにした)四本を以下にリストアップする。
・「ウルトラ怪獣モンスターファーム」
10月20日に発売され、各所で話題の育成ゲーム。「モンスターファーム」原作は未プレイだが、ウルトラシリーズの怪獣達が平和そうに暮らしている“妙な癒し空間”が癖になりそうだと思い食指が動いた。様々なミュージシャンの楽曲により怪獣を召喚できるシステムも楽しそうだ。
俺はいわゆる“ウルトラマンティガ世代”の人間であり、パッケージに写っている大半の怪獣の初出作品をほぼ観た事がない。とはいえ、バルタン星人・ダダ・カネゴン等、その名称や姿はよく知っている。原作を知らなくてもキャラクターは有名…。そんな「ウルトラマン」というコンテンツの強みを再確認した。
ちなみにこの記事を書きながら、俺が紫色好きになったのは無意識的にティガの影響を受けていたのではないか…?と感じるようになった。ヒーローの配色に紫色と赤色を交えるとは、当時としては中々攻めたデザインだったのではないだろうか(ヒーローの歴史には疎いので、前例があったら教えて下さい)。
本作にはティガに登場した怪獣に限らず“ティガ本人”も登場するようで、ティガ世代の俺もニッコリ。
・「タクティクスオウガ リボーン」
かなり前から発売がリークされていた「タクティクスオウガ」のリメイク(正確には「運命の輪」の追加移植兼リマスター?)作品。「ファイアーエムブレム」シリーズと双璧を成すSRPGの決定版だ。
「タクティクスオウガ」は「イヴァリース」関連作品の産みの親:松野泰己氏の代表作として知られる。俺は純然たる松野シナリオ※を「ファイナルファンタジータクティクス」でしか味わったことがないため、今作を機に濃密な松野テキストを摂取したいと考えていた。前述の理由により暫くは見送らせて貰うが、後々じっくり腰を据えて遊びたいと考えている。
一時期は療養されていた松野氏。昨今は精力的にされているようなので、願わくば未プレイの「ベイグラントストーリー」リマスター化にも期待したいものだが…。
※松野氏が深く携わった「ファイナルファンタジータクティクス アドバンス」「ファイナルファンタジー12」は思い出深く大好きな作品ではあるが、どちらもシナリオは担当していない(後者は途中降板)。この話題を蒸し返されるのはご本人にとって不本意かもしれないが、それでも俺は時折考えてしまう。企画通りの松野シナリオだったFF12は、製品版以上に濃い物語が展開されていたのだろう…と。
・「ロマンシング サガ -ミンストレルソング- リマスター」
サガシリーズの中でも名作と名高い「ミンサガ」のリマスター版が、12月1日に発売される。俺は「サガフロンティア2」が好きなので「なぜサガフロ1の次にサガフロ2をリマスター化しないのか!?」と叫びたい心情もあるが、PS2時代にオリジナル版を遊ぶタイミングを失っていたので、これはこれで凄く有難い。それにサガフロ1リマスターが主にユーザビリティの面において非常に良い出来だったため、そういった点にも期待が持てる。
本作はキャラクターのモデリングが少々独特なので、「サガ スカーレット グレイス」位の丁度良い頭身バランスに挿し変わらないかな…と期待していたが、流石にそれは叶わなかったようだ。
余談だが、山崎まさよし氏の主題歌「メヌエット」をたまにカラオケで歌うことがある。歌唱中の気分はさながら吟遊詩人だ。俺にアコギの才能があれば絶対に弾き語りをしたい。
収録作品「ADDRESS」は、「ADDRESS」「アンジェラ」等、「メヌエット」以外にも良曲揃いのアルバムである。中学〜高校時代にかけてよく聴いていたのが懐かしい…。
・「ドラゴンクエスト トレジャーズ 蒼き瞳と大空の羅針盤」
「ドラゴンクエスト11」の人気キャラ:カミュ&マヤ兄妹を主役に据えたスピンオフ。当初は「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズの新作として開発されていたものの、ゲーム性が変わりすぎて改題したそうだ(「モンスターズ」もちゃんと開発中とのこと)。
「ドラクエ11」に熱中した身としては、この先悲惨な運命が待ち受ける兄妹がささやかな幸せを享受している物語…という時点で買わない理由が無い。だが、ポケモンの誘惑にはどうしても勝てない。
さて、本作は“フィールド探索要素に焦点を絞ったアクションRPG”といった趣だが、PVや解説文だけではゲームの面白みが今一つ掴めない。とはいえ天下のドラクエシリーズ。実際に遊べば万人受けする楽しい仕上がりになっている事だろう。現状では注目度も低そうだが、体験版が配信されれば流れが変わるかもしれない。
・最後に
どれだけ声高に叫んでも解決しない問題だが、やりたい事の多さに対して時間が圧倒的に足りない。年末にかけて仕事が忙しくなるし、note上のとあるコンテストの存在も気になっている。余暇の過ごし方を優先順位付け・取捨選択しなければならないのは痛恨の極みだ。
ポケモン熱が落ち着き時間もたっぷりとれる頃には、ずっと待ち望んでいたシリーズ新作「ファイアーエムブレム エンゲージ」も発売してしまう。上記の四作品を遊べるのは、一体いつの日になるのだろう…。
※見出し画像は公式サイトより引用しました。