2021年に遊んだゲーム(主にRPG)を振り返る
俺はTVゲーム(特にRPG)を愛している。なのでゲーム系の記事をnoteの主軸の一つにしようと目論んでいたものの、しばらく何の記事も投稿できていない。十月より「リングフィットアドベンチャー」を始めてしまい、他のRPGを遊ぶ余裕が無くなってしまったからだ。
その件の詳細も含め、本作では2021年に遊んだゲームについて、プレイ順に語っていきたい。
「ドラゴンクエストヒーローズ1・2 」(Switch)
いわゆる“ドラクエ無双”。今回が初プレイ。
1も2も、どちらも可もなく不可もなく…。あくまでもボイス付きの過去作キャラを動かすことを楽しむ、一種のファンアイテムといったところか。
アクションRPGとしての遊び心地はまあまあ良いが、ストーリーに「ドラゴンクエストビルダーズ1・2※」並みの練り込み具合が欲しかった。正直、物語が薄味過ぎて全く思い出せない。「ヒーローズ3」が出るのであれば、その辺りのブラッシュアップにも期待したい。
※ドラクエ派生作品の中でも屈指の名作。1も2も、絶妙なブラックユーモアのセンスと“創造”をテーマにした奥深い脚本が素晴らしかった。続編を期待しているが、両作ともにディレクターを務めた新納一哉氏がスクウェアエニックスからTYPE-MOONへ移籍したので望み薄かもしれない…。
「ファイナルファンタジー10・10-2 HD Remaster」(Switch)
FFシリーズ屈指の人気作とその続編。どちらもPS2のオリジナル版を遊んで以来、十数年ぶりにプレイ。デビュー直後の松本まりか氏がメインキャラクター(リュック)役で出演していることから、近年再び脚光を浴びつつある…気がする。一方、モーションアクターとしてブレイク前の吉田羊 氏が出演していたことは以外と知られていなさそうだ(ルールー役。確かスタッフロールでは旧名の“YOKO YOSHIDA”として表記されていた)。
●10について
イベント中の微妙なカメラワーク・コマンド入力のレスポンスの悪さ(特に戦闘がワンテンポ遅い)・洗練されていないUIには不満を感じるが、やはりストーリーの完成度の高さには舌を巻く。“登場人物の隠しごと”や“世界の真実”を知った状態で臨んだ今回のプレイでは、初見時以上にドラマティックで素晴らしい物語体験を味わえた。FF本編は1・11以外プレイ済だが、脚本の完成度で言えば本作が最高傑作だろう(7と9が同率?)。“ストーリー主導型RPG”の決定版とまで言っても差し支えないはずだ。
ストーリーを彩るアジアンテイストな世界観も個性的なキャラクター(ファッションセンスは少々個性が強過ぎるが…)達も、どちらも凄く魅力的。透明感のあるBGMや琉球民謡風の主題歌「素敵だね」も、言わずもがな素晴らしかった。
●10-2について
発売当時は途中で投げてしまったので、今回のプレイが初クリアになる。戦闘面は攻略サイトで推奨されていた“地獄のマキナトリオ”に頼りっぱなしだった。(インターナショナル版の追加要素とはいえ)仲間モンスターが優遇されすぎており、せっかくのドレスアップ=ジョブシステムを楽しむ余地がなかったのは残念。自分で縛っておくべきだった。
また10と方向性は大幅に違っているが、本作のシナリオは決して悪くなかったように思える。「FF10」のラストで止むを得ず決行した“生贄作戦”に対して主人公:ユウナの悲痛な思いが語られる等、評価されるべき名シーンも多い。主人公達が属するお宝ハンター:カモメ団のノリのキツさ・寒さが、そこまで悪くなかったはずのストーリーの価値を下げてしまったのではないか。「FF13」のチーム・ノラ、「FF7R」のアバランチ等、近年のFFに登場する若者組織のノリは俺に合わないらしい…。
●HD版追加要素(次回作への予告的なボイスドラマ)について
こりゃあダメだ。擁護できない。なぜ「10-2」で綺麗に完結した物語をひっくり返し、不快感と悪意の塊のような物語を作ってしまったのだろうか?二度の大きな戦いの末にユウナ達が勝ち取ったハッピーエンドを台無しにしてまで、「10-3」を作る意義はあるのだろうか?
以下の記事によると現在「10-3」の企画はストップしているらしく、動き出すのは「FF7リメイク」が完結した後とのこと。それって何年後なんですかね…?
もしゲームの企画が立ち消えになるなら、せめて小説などの媒体で物語を〆て欲しい。このままではあまりにも後味が悪すぎる。スクエニさん、頼んますよ。
「ニーアレプリカント ver.1.22474487139...」(PS4)
PS3のオリジナル版は未プレイ。なおシリーズ作品は「ニーアオートマタ」のみプレイ済で、「ドラッグオンドラグーン」は全作未プレイ。
周回プレイする毎にえげつない真相が明かされるストーリーは、流石に語り草になるだけのことはある。プレイヤーが主体的に敵を倒していくことで進行する媒体=TVゲームだからこそ活かせる露悪的な仕掛けに、俺はまんまと乗せられてしまった。“敵の正体は実は●●だったんだよ!!”という物語は今やありふれているが、原作が2010年に発売されていることを考慮しておきたい。
ストーリー面以外では、抜群に操作感が良かったことを讃えたい。ダッシュもジャンプも攻撃も魔法も、動きの全てが「ニーアオートマタ」以上に軽快で気持ち良かった。この快適な操作性で初代「ドラッグオンドラグーン」をリメイクしてくれないだろうか。主演:池畑慎之介(ピーター)氏も活動を再開したことだし、二十周年を迎える2023年に向けて企画が動いていると信じたい。
「聖剣伝説4」(PS2)
詳細は上の記事にて。シナリオと操作性は酷い。グラフィックと音楽は最高。ゲームシステムは非常に惜しい。そんなゲームだった。早すぎた「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」という言い方は褒めすぎ? 聖剣シリーズのナンバリングタイトルでなければ、ここまで酷評されることもなかったのではないか。
「聖剣伝説 レジェンドオブマナ HDリマスター」(Switch)
詳細は上の記事にて。遊びの面では基本的に単調、部分的に難解(武器・楽器・ペットの育成)といった具合。一方、ストーリー・音楽・世界観は上質。何とも不思議なゲームだった。
「ティアリングサーガ」(PS1)
詳細は上の記事にて。スタッフ的にも内容的にも、事実上「ファイアーエムブレム」シリーズの正統続編作とも言える一本。十数年来のエムブレマーとしては、何故もっと早くに遊んでおかなかったのか…と後悔している。ファイアーエムブレムの新作に飢え、PS1のソフトを遊べる環境があり、まだ本作を未プレイの方は絶対に遊んでほしい。
システムを大幅に変更した続編「ベルウィックサーガ」(あまりの高難易度に耐えきれず過去三回投げ出している。攻略本を読みながらでもキツい)を続けて遊ぼうとも考えたが、下記のソフトを始めたため遊べていない。
「リングフィットアドベンチャー」(Switch)
言わずと知れた任天堂の大ヒット商品。十月上旬より開始した。本作は筋トレRPG…というより、一種のガジェットだろうか。本作を始めたことにより、他のゲームを遊ぶ暇と心の余裕がなくなってしまった。プレイ(運動)は辛いが、なんだかんだで達成感があるために楽しく続けられている。
俺は約170cm、体重約50kgのモヤシ男。生涯のMAX体重は、高校の柔道部時代の56kg。再び筋肉を付け、全盛期?の身体に戻すことを目指したい…と思い、現在プレイ開始から約二ヶ月半(遊ぶペースは週に三回ほど)。
今のところ、体重の増減はなし。ゲーム内負荷は30(=最大値)。負荷が十分なのであれば、運動量が足りないのか、それとも食事量が足りないのか…?プロテインも炭水化物も摂るようにしているのに、大した変化が見られない。一応腕と胸筋が付いたような実感はあるが、明確に太くなったとまでは感じられない。何故!!!???
本作については、俺の体格・体重に変化が起き次第、改めて単独記事を書くことにする。
最後に
振り返ってみると、2021年は遊びたい新作が特に無かったため、過去作もしくはリメイク・リマスターばかり遊んでいたようだ。とはいえ「FF10・10-2」以外は未経験のソフトだったので、どれも新鮮に楽しませてもらった。内容の面白さでは「ティアリングサーガ」、操作の楽しさでは「ニーアレプリカント」が一番だったかもしれない。
また、仮にどうしても遊びたい新作が発売したとしても、来年以降も「リングフィットアドベンチャー」は継続して行うつもりだ。目指せ筋肉・体重増量。
(見出し画像はAmazonより引用しました。)
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