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僕のストレス発散方法

よく見る夢の話。
誰かに馬乗りになって、僕はその人の顔を殴りまくる。
相手は夢によって変わるけれど、恋人だったり、友達、親族の時もある。
そして目を覚ました時には、心が少しスッキリしている。

あまりにその類の夢を見るものだから、自分は精神異常者なのではないかと不安になってくる。
しかし精神科に行く程でもないし、友達に相談したら、ドン引きされてしまいそうだ。なので僕はそれをChatGPT相談してみることにした。
僕はChatGPTの事は、割と信頼している。仕事の資料も大体ChatGPTに使ってもらうし、大事なメールなんかもChatGPTに代筆してもらっている。生粋のヘビーユーザーだ。
しかし天下のChatGPT様も、僕の狂気的な夢にはお手上げの様で、「何かを抑圧しているのかもしれません。ストレスを発散しましょう」といった、なんちゃって占い師の様な回答を寄越してきた。
安直な答えに落胆したものの、「まぁそうなのかもしれない」と思い、自分の感情を抑圧しない様にしようと思った。

自分で言うのも変だけれど、僕は割と感情の起伏がないタイプだと思う。怒った事はほとんどないし、声も荒げない。表情にも出ないと思う。
しかし、「ん?」と思うことは日常の中で頻発する。もしかしたら、一般的にはこれが怒りや苛立ちなのかもしれないと思い、それらに反応する事にしてみた。
しかし28年間怒った経験がほとんどないから、怒れないし、ムスっとも出来ない。
そこで僕が思いついたのが、中指を立てるという方法だ。負の感情を抱いた時に、テーブルの下だったり、ポケットの中で中指を立てて見ることにした。
すると効果覿面。心がスーッと晴れていく感覚があった。
僕はあらゆる人に対して中指を立てまくった(もちろんバレない様に。多分バレてないはずだ、、、)
僕は嬉しくなって、夜の散歩中の周りに誰もいない時にも、大きく両手を突き上げて中指を立てて歩いた。(これは稀に後ろに人がいることがあった。国が国なら銃殺されていたかもしれない。)


Netflixの「地面士たち」の有名なシーン。
悪役のハリソンが、ある人物のの顔を踏みまくって、頭を潰して殺す。
最初はそのグロテスクさに目を背けた。しかしある日、中指を立てながら夜道を歩いてると何かがカチリとハマる感覚があった。自分の中の夢の映像と、その映像がリンクしている事に気がついたのだ。
僕の取るに足らない夢と、名作ドラマを紐付けるのは失礼な話だけれど、同じ様な発想をする人間を見つけた気がして孤独ではない気がした。

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