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【無料版】美大の帰国生入試を受ける。

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情報が極端に少ない帰国生入試。美大受験を志す帰国生の30%が当塾で受験対策を受け、受講者の90%以上が志望校に合格。東京の美大予備校20校余の中で、圧倒的なシェアを誇る当塾が帰国…
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[1]美大入試は完全実力勝負。語学力や国際性よりも「アート性」。

[1]美大入試は完全実力勝負。語学力や国際性よりも「アート性」。

美大の帰国生入試(帰国子女枠)は、一般大学とは大きく異なります。「帰国生は大学受験に有利」と考えている方が多いようですが、美術大学は実力勝負の世界ですから、外国在住の経験があるという以上に、作品制作での高い実力をアピールできることが何よりも大切です。

美大の帰国生入試で合格するのは、「なぜ美術の世界を目指すのか」「海外での生活で得たものが、どのように美術の世界に役立っていくのか」をしっかり自覚し

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[2]自分だけができることを模索し、身につける

[2]自分だけができることを模索し、身につける

美術の世界というのは、実力本位の世界です。「他の人にできないことが、自分にはできる」ということが最大の価値を持つ世界です。

一般大学の場合、「寄らば大樹の陰」とばかりに、ほとんどの人が同じようなことを学び、同じようなスキルを身につけることを目的とした教育がなされます。それに対して、美術大学では、「その人だけができることを模索し、身につける」ことを目的とした教育がなされるのです。

私は、現代社会

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[3]日本のデザイン系デッサンは、独自の評価基準。海外の経験がマイナスになる事例も。

[3]日本のデザイン系デッサンは、独自の評価基準。海外の経験がマイナスになる事例も。

帰国生入試や留学生入試のデザイン系学科の受験対策をする時に、気をつけなければならないことがあります。それは、日本の美大で要求されるデッサン力が、「正確に形を取る能力」である、ということです。

日本の美大で必要とされるデッサン力は大雑把にいって、2系統あります。それは、「表現としてのデッサン(油絵系)」と「正確に形を取るデッサン(デザイン系)」の2系統です。

主に油絵・彫刻などで要求される「表現

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[4]合格するタイプが、一般入試とは全然違う。受験対策の方向性に注意。

[4]合格するタイプが、一般入試とは全然違う。受験対策の方向性に注意。

帰国生入試で合格する受験生と、一般入試(例年2月に実施)で合格する受験生とは全く別のタイプです。帰国生入試で合格しやすいのは、「現時点ではっきりと将来のイメージが出来上がっており、自分自身のプレゼンテーションがしっかりできる受験生」です。

それに対して、一般入試で合格しやすいのは、「英語・国語・デッサン・専門実技(平面構成など)の4種類の科目でまんべんなく平均以上の点数が取れる受験生」です。試験

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[5]合格・不合格の差は、時間の使い方にあり。長期間の受験対策が一番強い。

[5]合格・不合格の差は、時間の使い方にあり。長期間の受験対策が一番強い。

帰国生入試で美大を受験する受験生を今までに何人も受け持ってきましたが、合格する受験生と合格できない受験生の間には、大きな差があります。

それは、「時間の差」です。合格できる受験生は、「留学中に受験対策を開始した」か「帰国後、受験までに半年以上の受験対策期間が取れた」かのいずれかであることがほとんどです。つまり受験対策にかける時間を十分に取れた受験生が合格をしているのです。

反面、不合格になる受

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[6]謙虚な態度で受験に臨むのが大切。吸収力が上がり、実力向上もしやすい!

[6]謙虚な態度で受験に臨むのが大切。吸収力が上がり、実力向上もしやすい!

私は今まで何人もの帰国生の美大受験を支援してきました。海外生活の経験を色々と聞き出して有利になるように導いたり、帰国生特有の事情を考慮しながら、指導内容や指導方法のアレンジを柔軟にやっていく努力をしています。

普通の日本人高校生と異なった個性を持ちうる人材として、帰国生の方をできるだけ高く評価しているのです。

しかし非常に残念なことですが、帰国生入試の受験生の中で、異様に高いプライドを持ちアド

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[7]個性と独創性を育てよう。海外生活の経験を、創作活動の独自性に結びつける。

[7]個性と独創性を育てよう。海外生活の経験を、創作活動の独自性に結びつける。

美術の世界で最も重要視されるのは、「個性」と「独創性」です。一般入試では画一的になりがちな個性や独創性ですが、帰国生は普通の日本の高校生がもっていない「海外生活の経験」という、有効活用できる武器を持っています。

ただし、ただ漫然と海外の生活を送っていただけでは、その武器を有効活用することはできません。留学から帰ってきてから受験指導を申し込んでくる受験生の指導をすると、私はそれを毎年のように痛感す

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[8]コミュニケーション力を磨く。それが将来、就職活動でも役立つ。

[8]コミュニケーション力を磨く。それが将来、就職活動でも役立つ。

美大受験生のほとんどが、将来の「就職」のことも念頭に入れて受験対策をしています。大学受験というのは、その先の自分の一生を左右する大きな影響を与えるイベントですから、それは非常に賢いやり方です。

日本で就職活動をする際に最も評価されるのは「コミュニケーション能力が高いこと」です。就職というのは自分以外の様々な人間と1日の大部分を共にすることになるわけですから、それを企業側が求めてくるのも十分に納得

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[9]長期対策・小論文が大事。文章で考えをまとめるから、アートセンスが養われる。

[9]長期対策・小論文が大事。文章で考えをまとめるから、アートセンスが養われる。

長期間にわたって受験対策をしてきた受験生は大変有利。長期間の対策は自信につながります。当塾ではスカイプでの授業を以前から積極的に導入しており、毎年何人もの欧米・アジア在住の帰国生を半年〜1年以上に渡って受験指導し、高い合格率を出しています。

長期的に受験対策をした帰国生は、「美大がどのような帰国生を合格させたがっているのか」について知識と感覚が身についているので、面接でどのような質問をされてもち

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[10]推薦入試や一般入試も受験可能。それが、帰国性の強み。

[10]推薦入試や一般入試も受験可能。それが、帰国性の強み。

ほとんどの場合、帰国生入試枠での受験生には、「総合型選抜(推薦入試)」や「一般入試」で受験することが条件として可能となっています。例えば武蔵美や多摩美の場合、受験できる入試が「総合型選抜/推薦入試(11月)」「帰国生入試(12月)」「一般入試(翌年1月)」の順番でやってきます。

このことから、帰国生はまずは「総合型選抜/推薦入試(11月)」での受験が視野に入るかどうかを検討する必要があります。な

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[11]留学前から受験対策を開始する。オンライン授業ならそれができる!

[11]留学前から受験対策を開始する。オンライン授業ならそれができる!

留学するということは、他言語で授業が実施され、他言語を使いこなして宿題をこなしていかなければならない状態になります。それは大変ハードなことですが、それを美大受験対策のための条件に入れて考えることが、美大合格への近道となります。

課題ができない人は、実力が上がりません。実力が上がらなければ、実力主義の美術の世界では評価されません。実力勝負の美大入試では、「外国在住経験がある」「外国語が話せる」とい

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[12]海外生活を有効活用する。

[12]海外生活を有効活用する。

留学中から当塾での授業を開始していれば、現地での生活をうまく受験対策に結びつけていくことができます。定期的に現地での生活や高校での授業の内容、イベントの話などを聞き、それに対して受験に役立つアドバイスを行うことができるのです。

どういうことをすれば受験で有利になれるのか。どういう作品を作ればポートフォリオを充実させられるのか。当塾では、どのような経験をしておけば、志望する分野で評価が高くなるのか

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