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片手鍋焙煎を“やりやすく”する。
片手鍋焙煎を始めてしばらく。
初焙煎のコーヒーは感動補正MAXなので美味しいと感じたものの、それ以降なかなか自分の思うような味にならないので悩み始めます。
『淹れ方に気を付けても思ったような美味しいコーヒーにならない』
当時はまだ片手鍋焙煎に不慣れな上にコーヒーの焙煎に関する知識や経験、技術が今ほどなかったので、そもそも美味しくならなくて当たり前なんですが、その中でも美味しく焙煎できなかった大きな原因の一つに
『良い焙煎をする為の所作(動き)が出来てなかった事』が上げられます。
という訳で、今回は “僕が思う” 片手鍋焙煎をやる上で一番
“やりにくいポイント” と、それを “どうやって改善したのか”
そもそも『良い焙煎をする為の所作(動き)』とはどういうことなのか?
その辺の話も交えて紹介しようと思います。
片手鍋焙煎で同じ悩みを抱えている人はきっといると思うので、快適な片手鍋焙煎ライフの参考にしていただければ幸いです。
やりにくいポイント
『焙煎中に鍋の蓋が飛ぶ!(外れる)』
おそらく片手鍋焙煎を始めた方のほとんどの人が一度は経験しているであろう焙煎中の事故だと思います。しっかり撹拌する為に頑張って鍋を振ろうとすると、うっかり鍋蓋が外れて飛んで行きます(汗
僕も初焙煎の2回以降、実際何度か焙煎中に蓋を飛ばしました…。
で、ただ“蓋が外れた”だけならまだ良いのですが、運が悪ければ“キッチン周りや鍋蓋自体を破損、ケガや火傷をしてしまう可能性”もあります。
そうなれば焙煎どころではありませんし、蓋が外れてしまった結果、大抵は焙煎途中の生豆をブチ撒けることになるので、焙煎が成功するはずもありません。(偶然美味しくなる事は無きにしも非ず)
そもそも通常の料理において、フライパンならまだしも『蓋をしたままの鍋を前後に強く振る』などという動作をやりなれてるハズもなく、手先が器用だったりで上手く鍋を振るコツを体得出来れば問題ないですが、不器用な方や前述の『やりにくいポイント』を”経験してしまった人“”想像しちゃった人“はビビってしまい無意識に鍋の振りが弱くなり、コーヒー豆に撹拌不足による焦げが発生します。
※前回note “自分で”美味しいコーヒーを焼いて飲みたい!の画像を参照
どうやって改善したのか
『鍋の蓋を外れないよう固定する!』
はい。
とってもシンプルな方法です。
ああっ!ちょっとまって!!画面を閉じないで!!(汗
真面目な話で、これも片手鍋焙煎をやっていると分かるのですが、焙煎中に温度を測ったり、煙を排出したり、焙煎後は急いで豆を排出したりと、蓋を開け閉めする機会って実は結構あります。
むやみやたらに鍋蓋を固定してしまうと、鍋を振る以外の動作に影響が出てしまうので、よく考えないといけません。
『鍋振り中はしっかり固定出来て、振らない時は自在に蓋を開閉出来る』
これが僕が思いついた必須条件です。
で、出来の悪い頭をフル回転させ、いかにコストを掛けずにその条件を達成することが出来るか、色々考え抜いて編み出した方法がこちら。
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鍋蓋のつまみとガラス蓋の間に金属ステーを挟み込んでネジで絞める。
…これで完成です(笑
あとは蓋をして、鍋を振るときは鍋の持ち手とステーを一緒に握り込んで振るだけ。これが案外しっかりしていて、握ったまま鍋を逆さにひっくり返しても蓋はしっかり固定されています。
焙煎中に熱くなる蓋のつまみを持ってパカパカ排気をする必要もなく、ステーの端っこを軽く上に上げればパカパカ出来ます。たった220円追加するだけで今まで書いてきた『やりにくいポイント』があっさり解消して劇的に鍋振りが楽になります。
※鍋の取っ手を別売りのものに変える理由ですが、もともと付いてる取っ手はネジ穴がそのまま取っ手と同じ樹脂製で、熱による劣化とネジの締め付けの強さで取っ手が割れてしまうので、たまたまネジ穴が金属製でしっかりしてた画像のものを採用した感じです。
最後に
『良い焙煎をする為の所作(動き)』とは?
僕が辿り着いた一つの答えとして
『臆することなく鍋を振ってコーヒー豆をしっかり撹拌する事』です。
鍋をしっかり振って撹拌することでコーヒー豆への熱の伝わり方が均一になり、手焙煎にありがちな撹拌不足による部分的な豆の焦げや煎りムラが無くなる事で味が安定しやすくなります。
良い焙煎が出来れば、それらの味に関してネガティブな要素が劇的に減るので、より美味しいコーヒーに近づくことが出来ます。
え?
貼られてる画像がおかしい?
ダイソー鍋はガス火専用なのに、なんでIHコンロのキッチンなのって?
良いところに気が付きましたねっ!(茶番
ちゃんと焙煎時は別でガス火を使っております。
ということで、次回は『使用する熱源について』お話ししたいと思います。
それでは!!