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記事一覧

小説 星に願いを、JKに翼を 最終章[モノコン2024予選通過作]

1年後、再び  姫乃はワクワクとした気持ちで今日を迎えた。もう何日も前から楽しみで眠れな…

小説 星に願いを、JKに翼を 第8章[モノコン2024予選通過作]

星見会初合宿  初合宿当日は雲1つ無い空に恵まれた。前日までグズグズとした天気だったので…

小説 星に願いを、JKに翼を 第7章[モノコン2024予選通過作]

玲奈と姫乃  玲奈はいつも通り、遅刻ギリギリで校門を潜り、教室へ駆け込んできた。姫乃が座…

小説 星に願いを、JKに翼を 第6章[モノコン2024予選通過作]

藍沢優紀  玄関には真新しい女性物のパンプスが置かれていた。帰ったらまず夕飯を何にするか…

小説 星に願いを、JKに翼を 第5章[モノコン2024予選通過作]

筑比地姫乃 「行ってしまいました……」  突然走り去ってしまった双子を見て、姫乃は呆然と…

小説 星に願いを、JKに翼を 第4章[モノコン2024予選通過作]

真壁美代と吉田沙代  放課後、美代と沙代は玄関で姫乃と出会した。話しかけるか迷って、顔を…

小説 星に願いを、JKに翼を 第3章[モノコン2024予選通過作]

藍沢優紀  長い巻き毛を豊かに下ろして目の前に居る双子のやり取りを微笑ましく眺めているのは、3年の藍沢優紀。双子はデザートの取り合いをしているようだ。2つあるのだから1つずつ食べればいいのに、2人とも食い意地が張っている。 「やっほー!! 転校生を連れてきました!」  大きな声で教室に入ってきたのは2年の玲奈。この集まり1番の食いしん坊だ。 「相変わらずレオは元気だな」 「「レオ先輩こんにちはー!」」 「転校生というのはその子か?」 「うちのクラスに来た、筑比地

小説 星に願いを、JKに翼を 第2章[モノコン2024予選通過作]

筑比地姫乃(ついひじひめの)  姫乃はため息を吐きながらモーニングティーを飲んでいた。今日…

小説「星に願いを、JKに翼を」 第1章 [モノコン2024予選通過作]

第1章 木崎玲奈 「わぁぁぁぁ! その校門待ってぇぇぇぇ!」  校門に転がり込むように飛…

短編小説「曼珠沙華とやくそく」③ 完

 お腹の中の涙が全部出てから、ようちゃんはおばあちゃんに聞いてみた。 「おばあちゃん、死…

短編小説「曼珠沙華とやくそく」②

 前の方がどんどんまぶしくなって、目を開けるのもやっとになった。太陽のそばまで来たのかと…

短編小説「曼珠沙華とやくそく」①

以下本文  おばあちゃんがいなくなった。リビングにもいないし、大好きなお庭にもいない。パ…

ライトショート小説「未来のあなたへ 過去の私より」case7 完結

前話はこちらから↓ 以下本文  これをどう使うか、使わないかは自分次第。これを力と思うか…

ライトショート小説「未来のあなたへ 過去の私より」case6

前話(case0)はこちら↓ 以外本文 これをどう使うか、使わないかは自分次第。これを力と思うか救いと思うか。それは自分で決めていい。 完璧に手筈を整えたつもりでも、思い通りにならない事の方が多い。終わりと始まりはきっかけに過ぎない。  彼女に出会ったのは30年前。まだ彼女が自分の足で地上を歩いていた頃だ。その頃の私は未来科学と医学を学ぶ苦学生だった。人類の未来に貢献する人間になるんだと、辛い毎日でもなんだかんだ楽しく過ごしていたように思う。  街路樹が赤と黄色に衣替え