「お金」は自分の精神と時間を左右するという話
やっぱりお金は重要なのだ。
以前記事にも書いたけれど、お金というのはある程度あったほうがいい。
「ある程度」というのは人によって違うが、「お金が無い」という事について時折考えるような事が無いくらいにはお金を持っておきたい。
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先日、家にゴキブリが出た。
ゴキブリは家賃が高いマンションだろうが安いボロアパートだろうが出るけど、こういった嫌な気分になった後に、「ボロアパートでゴキブリが出た」という事実を突きつけられると、二重苦となる。
ゴキブリ=害虫とボロアパートの二重苦を味わうという事だ。
これがちょっと良いマンションなら、少なくとも住環境については苦ではなく、「ゴキブリが出た」という事実のみを考える事ができて、対策をすれば良い。
二重苦というのは、単体の苦痛よりも苦しいと感じるのは当たり前だろう。
また、先日iPhoneを買い替えたけれど、これは24ヶ月2円というレンタルのものだ。
25ヶ月目に返却というもの、
正直、これ自体は別に良い。
2年使えれば大体買い換えるからその期間を47円で使えるのであればそれに越した事はない。
ただ、iPhoneの買い替えを悩んでいるときに、iPhone13以降の新品購入は全て高い。
そうなると中古かレンタルになるが、中古はバッテリーがすぐ無くなる可能性が高いのでじゃあ新品レンタルという事に至ったわけだ。
ここまでの思考プロセスを数行でまとめているが、リアルでは買い替えまでにあれこれ考え、数ヶ月かかっている。
つまり数ヶ月間、この買い替えを考えている/調べている時間があるという事。
お金がなくてレンタルという事以外に、時間がそれだけ取られているのだ。
時間というのは誰にとっても有限であり、私はiPhone買い替えでその時間を取られた。
これもゴキブリの件と同じように、
二重苦となっている。
「お金がなくてレンタル」という精神的な意味合いと、「時間が取られた」という2つ。
よく「お金が無くても良いじゃないか、人と比較するな」という論調があるけど、それは少なからず「お金がある人」の意見であり、その頭抜けた精神力になるためにはある程度お金というものは必要なのだ。
つづく。
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