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益子陶器市に行ってみた!

毎年秋に開催される【益子陶器市】に行ってみることにした。

栃木県益子町まで、通常は車や電車で行くようだが、調べてみると横浜出発のバスツアーがあるらしく、乗り換えなどの手間がない、座ってるだけで益子まで連れてってくれるならこんなに良いものはないと、早速申し込んだ。

良いものに出会うには初日がいいだろうと、11月2日にした。

だが、残念なことに天気予報は台風の影響で雨。
明日なら晴れるそうだが雨の分、人は少ないかもとかすかな望みを抱いて出発した。なのにバスはなんと4台来ていてどのバスも満席のようだ。


益子陶器市バスツアー

バスに乗っている乗客はほとんど女性で、年齢層は思ったより若いだろうか? 
4,50代が大半のようだ。

7時に横浜を出たバスは途中サービスエリアに一度立ち寄り、10時に益子に到着した。

お迎えのバスは15時なので5時間のフリータイム。

陶芸の事、器の事、あまり詳しくないが今日はマグカップとちょっとした存在感がありそうな置物を買いたいと思う。

益子陶器市は 2キロメートル位の範囲の中で、益子焼だけではなく日本各地の焼き物もあり、陶器だけでなく、ガラスや木や鉄など様々な素材の作品が出展されている。

食べ物の屋台もたくさんあり、これも楽しみのひとつだ。


丁寧に一軒一軒見て回り、動物のようなの怪獣のようなちょっと憎めない顔の置物が並んだブースを見つけた。

ビビビ!とはまさにこの事。

一瞬で一目惚れして購入したのがこれ。

工房火わらべさんの作品「なんかの鳥」w

続いて、マグカップを探す。

自分の好みはどんなものかも分からずただただ、店から店へウロウロする。

なんでもいい訳ではないらしく、なかなかビビっとくるものが見つからない。

時々、雨が土砂降りになり100円ショップで買った心許ないレインコートは着ているが、足元はびちょびちょでテントのある出店や、建物に逃げ込む。

そんな中で見つけたのが、植木屋さん。

亀の甲羅がコケになってる陶器の植木鉢があって、これまたビビっときてしまった。

もうこれは連れて帰るしかない。

お店のおじさんがコケの水やりについて教えてくれた。

「カラカラに乾くまで水はあげたらダメ!カラカラになったらこうやって水につけたらいいから」

と、近くにあったバケツの水にドボンとつけて見本を見せてくれたのはいいが、これから持って帰る身としては、カラカラの方が良かったなと、おじさんの親切心に心を打たれ泣きそうになった(笑)

益子陶器市では、沢山の屋台も出ている。

今日は雨だったので気軽に食べ歩きは出来ないが、屋根つきテントのあるベンチが置いてあり、

黒毛和牛コロッケ(300円)とナポリタン(800円)、シナモンのチュロス(500円)を食べ歩き。

こういう所で食べるものはなんでも美味しい。

フリータイムが5時間もあれば余裕で見て回れると思っていた。
晴れてる日より、きっと人は少ないかもしれないが、
雨のせいで足場が悪かったり、すれ違う人と傘がぶつかり合ったりで、
なかなか前に進めない。

あっという間に時間が過ぎまもなく集合時間になってしまう。

今まで見てきた中でいくつか候補を作っておいたが、その中で一番印象に残っていたマグカップを買うことにした。

決め手は、少し小ぶりで可愛らしいのと、カーキのようなみどり色が珍くてきれいな色だなって事。

中村恵子さんの作品

今回の目的はもちろん陶器市だが、
益子には古民家や藍染めの作業場や、
登り窯など、目で見て楽しめるスポットもたくさんあった。


日下田藍染工房

そろそろタイムアウト、

待ち合わせの駐車場へ急ぐ。

バスはすでに待機していて、びちょびちょのレインコートを脱ぎ捨て、泥んこの靴を拭いてバスに乗り込んだ。

最初から最後まで降りっぱなしの雨でストレスもあったが、

かわいい戦利品を持ち帰ることが出来て、大満足な一日になった。

そして、運転も乗り換えもないバスの快適さと言ったらもう最高!

という事で次回行くとしてもまたバスツアーにしようと思う。


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